日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

鳩山総務相が辞任。

2009年06月13日 | Weblog

日本郵政の社長人事を巡る問題で、「再任反対派」だった鳩山邦夫総務大臣が12日、混乱を招いたとして辞任を表明、事実上の更迭となりました。盟友の造反騒動で麻生内閣にとっては痛手とも言えそうです。

鳩山氏は12日午前に麻生首相と会談し、首相が日本郵政の西川善文社長の続投を支持したのに対し、鳩山氏は続投を認めないと改めて主張。両者の話し合いが平行線に終わり、午後になって首相官邸で首相に再び会い、人事問題にけじめをつける形で辞表を提出→首相が受理しました。その後の記者会見で、「正しいことが通用しないなら潔く去る」と理由を語り、「正しいことが通らないことがある」と自らの正当性を強調しておりました。自民党離党については、「仲間たちから激励を受けている」として否定しておりました。
鳩山氏の辞任を受け、後任は国家公安委員会委員長の佐藤勉氏が兼務する事になりました。麻生内閣の閣僚が辞任したのは、国交相だった中山成彬氏、財務相・中川昭一氏(イタリアで泥酔)に次いで3人目。閣僚数も15人と省庁再編後最少人数となりました。また、鳩山氏の側近である戸井田徹氏が厚生労働政務官も辞意を表明。鳩山氏と共闘する狙いが見えます。

今回の辞任は与党・政府内で「鳩山総務相のスタンドプレーだ」と批判が出て、自民党内では「首相の判断は正しかった」と語る一方で、今後の東京都議選&衆議院選の影響を危惧する声も出ていました。野党側は西川社長の続投を優先した麻生首相を「指導力の欠如だ」と批判。民主党の鳩山由紀夫代表は、弟である邦夫氏との兄弟連携については「念頭にない」と否定。政党が違うから当然不可能だし、邦夫氏が離党しても連携はないと思うのだが…。

日本郵政が昨年12月にかんぽの宿をオリックスに譲渡する事に合意した後、1月に鳩山氏が見直しを要求した事から始まったこの騒動。79施設で売却額が総計109億円と言う「安売り価格」が問題となり、その後オリックスとの売却案は白紙撤回→JPが継続保有する事に。更には鳥取の「かんぽの宿」を東京の不動産会社が1万円で買い上げ、6千万円で転売したというのも問題になりました。これらの問題で、8日に野党3党がにJPの幹部2名(執行役&専務)をを特別背任未遂罪で刑事告発しました。
日本郵政はかんぽの宿問題以外にも障害者団体向け郵便制度の不正利用などの問題もあるため、社長である西川氏の責任問題が問われていることも事実。世論の意見では「西川社長は辞任すべきだ」の意見が多いようです。続投が決定的となった西川社長、多難だらけですが「2期目」も頑張ってください。
「盟友」の反乱で麻生内閣も末期なんでしょうかね…。復調傾向だった支持率もまたダウンしそう。兄・由紀夫氏の「友愛」、弟・邦夫氏の「正義と信念」。鳩山兄弟の祖父・一郎氏から仕込まれた言葉が共に使われているけど、どっちの方が説得力があるのだろう?



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