TOYOTAクラブワールドカップは5日目を迎え、戦いの舞台は横浜に移りました。18日は2試合行われ、準決勝第2試合でガンバ大阪とマンチェスターユナイテッドが対戦しました。でもその前に、アデレードVSアルアハリの5位決定戦があったんです。アデレードは今大会3試合目、対するアルアハリは2試合目を迎えたこの試合、両チームともこれが最終戦となります。
アルアハリボールで始まった5位決定戦、キックオフから1分後、アルアハリはフラビオのスルーパスにバラカトが合わせようとしますが、ボールはラインを割ってしまいます。アデレードは3分、スタメン出場のアレモンが中央からミドルを放ちますが、GKにキャッチされました。7分、アデレードはクリスティアーノが左からドリブルすると、中央の位置でのミドルシュートが直接決まってアデレードが先制します!先制から2分後、またもアデレードにチャンス到来。右サイドでリードがクロスを上げ、オグネノブスキが頭で合わせますが、アルアハリGK・アミルが片手一本でファインセーブ!13分には中盤で細かいパス回しから、ジエゴ&ユーニスのワンツー→最後はクリスティアーノがシュートするも左に外れました。
アルアハリはカウンターを仕掛けるもオフサイド、CKではショートコーナーや普通にゴール前へ入れるも決定的なシーンは無し。24分、アデレードは早くも選手交代。ジエゴに代えてサリーを投入します。27分、右サイドにいたクリスティアーノのクロスをGKがキャッチ、オグネノブスキがミドルを撃つもダメ。
アルアハリは33分、アブトレイカがゴール前でバラカトにパスを出すも相手にクリアされ、CKではA・ハッサンが反転してシュートを狙うも決まりません。36分にはフラビオが左サイドからシュートするも枠を捉えられず。41分、CKからファビオが頭で合わせるもサイドネットに当たる。直後にアデレードはアレモンが中央でドリブル突破を見せますが、相手DFの前にシュートが撃てず。前半終了間際にアルアハリはペナルティエリア付近でFKを獲得。このFKをアブトレイカが狙うも失敗に終わり前半終了。
後半、アルアハリは開始と同時に2人選手を交代。エース・アブトレイカを下げるという大胆な交代策で同点に追いつきたいところ。キックオフ早々、途中出場のヤセルがミドルを狙いますが、ボールは右に外れます。3分、ヤセルのパスを受けたフラビオが左サイドでドリブルのあと、シュート性のクロスを入れるも誰も詰められず。8分、左サイドからのFKをゴマが頭で落とすもボールは左へ。なおもアルアハリの攻撃は続き、13分にフラビオのシュートが相手に当たりCK。CKをゴマがヘディングするもバーを越える。
22分、アルアハリは3人目の交代枠にエルアギジを投入。26分、アデレードが久々にチャンスを迎えます。左サイドでのFKをジェイミーソンがセンタリング、オグネノブスキが相手と競り合うもファウルを取られる。27分、アルアハリは右サイドのパスを受けたファティがシュートするもミートが悪かった。このプレーだったか、ファティが足を痛めてしまいますが数分後にピッチに復帰します。
試合も残り10分、アルアハリはまだ反撃を止めません。34分にエルアギジがヘディングシュートするもGKにキャッチされる。37分、バラカトが中央からミドルシュートを放つが、GKが弾いてCK。続くCKでは相手にクリアされました。42分、細かいパスから今度こそバラカト!しかし相手に当たる…。最後まで同点にしようと攻め続けたものの、1点を取り返すことができずに試合終了。1-0でアデレードが勝利しました。
この結果、アデレードが5位、アルアハリは6位という結果になりました。5位のアデレードは、前半7分にクリスティアーノの先制ゴールの後、追加点の決定的チャンスが2度訪れましたが決めることができませんでした。特に9分のオグネノフスキのヘディングは本当に惜しかった。後半はアルアハリの反撃を何とか守り抜きました。3試合戦って2勝1敗の5位で終わったアデレード・ユナイテッド、帰国後はまた国内リーグ戦という過密スケジュールが待っています。
6位のアルアハリは、1勝もできずにクラブW杯を終えることになりました。6位という成績は2005年大会以来2度目のことです。中心選手のアブトレイカは前半で交代、交代組も頑張ったものの1点が遠かった…。パチューカ戦の逆転負けの後遺症がまだ残っていたのが敗因なのだろうか?こんな成績じゃ気持ち良くカイロに帰れない、空港内でサポーターのヤジを浴びることになるのでは…。
さて次は準決勝第2試合・マンチェスター・ユナイテッドVSガンバ大阪の一戦。クリスチアーノ・ロナウドやウェイン・ルーニー、遠藤保仁選手が魅せてくれました!その激しい点の取り合いを振り返ろうと思います。