日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ドラフト会議2008 大田泰示は巨人が交渉権獲得 ソフトバンクは巽真悟と近田怜王を獲得

2008年10月31日 | HAWKS

2008年度のプロ野球ドラフト会議(新人選択会議)が30日、東京都内のホテルで行われました。昨年までの高校生と大学・社会人の分割開催ではなく、統一開催となった今回のドラフトは、新日本石油の田沢純一投手がメジャー挑戦というのがありましたが、東海大相模の大田泰示内野手が目玉選手として注目され、複数の球団から指名されました。


午後3時からスタートした2008年ドラフト会議、高校通算65本塁打の太田選手には福岡ソフトバンクホークスと読売ジャイアンツの2球団が指名。抽選の結果、巨人が交渉権を獲得しました。他にも藤原紘通投手(NTT西日本)、野本圭外野手(日本通運)、松本啓二朗外野手(早稲田大学)の3人に複数球団の指名を受け、その結果藤原投手は楽天、野本選手は中日、松本外野手には横浜が獲得しました。その他の1巡目指名選手は次の通りです。
西武      中崎雄太投手(日南学園)
オリックス   甲斐拓哉投手(東海大三高)
日本ハム    大野奨太捕手(東洋大学)
ロッテ     木村雄太投手(東京ガス)
ソフトバンク  巽(たつみ)真悟投手(近畿大学)
阪神      蕭一傑(しょう・いっけつ)投手(奈良産業大学)
広島      岩本貴裕外野手(亜細亜大学)
ヤクルト    赤川克紀投手(宮崎商高)
パリーグ優勝の西武は日南学園の中崎投手、藤原投手と松本選手を相次いで獲得できなかった阪神は、蕭一傑投手を獲得。福岡ソフトバンクは太田投手の外れ1位として、大学№1右腕の近畿大学の巽真悟投手を獲得しました。
2巡目以降のドラフトでは、巨人以外は興味が無かった長野久義選手(ホンダ)はロッテが2巡目指名。帝京高校のエース・高島祥平投手は中日が4巡目、同じく帝京高の杉谷拳士内野手も日本ハムが6巡目で指名。高校最強左腕の近田怜王投手(報徳学園)は、ソフトバンクが3巡目で指名しました。夏の甲子園で優勝した大阪桐蔭からは、浅村栄斗選手1人のみ。その浅村選手には西武が3巡目で指名しました。
今年のドラフト会議は、育成枠ドラフトを含めて97人が指名され、ロッテは育成枠で8人を大量指名していました。新日本石油の田沢投手には「指名なし」という結果になり、これには本人も安堵の様子でした。これで気持ちよくメジャーに行けますね。
ドラフト終了後の会見で、巨人に指名された大田選手は「感謝の気持ちでいっぱい。幸せを感じている」と語っていました。そんな大田選手の尊敬する選手は、東海大相模の先輩である原辰徳監督。大先輩の下で師事を受けるなんて非常に嬉しいことでしょう。ロッテ2巡目の長野選手は、熱望していた巨人ではなかったことで複雑な思いを抱えていたそうです。バレンタイン監督がホンダの合宿所に来たのですが、長野選手の姿はありませんでした。かつて日本ハムに指名されながらも「日ハムが嫌いだから」と言うことで入団を拒否した経験がありますが、今回こそは仮契約するかどうか?さすがに2回目の拒否は無いですよね?


福岡ソフトバンクホークスは、今回のドラフトで7選手、育成枠で5選手、合計12名を指名しました。ドラフト1巡目の巽投手は、関西の大学野球のリーグ戦で1試合23奪三振を挙げると、その1週間後にはノーヒットノーランを達成したという記録ずくめな右腕。近大の先輩である大隣投手からの激励の電話を受けたことで「先輩には負けたくない」と宣戦布告。
2位指名の立岡宗一郎選手は、熊本・鎮西高校に在学中の18歳。50mでは5秒9の俊足、走攻守3拍子揃った選手。
3位指名の近田投手は、MAX147キロのストレートとスライダーが武器。今年の夏の甲子園では注目選手として挙げられながらも準々決勝で敗退、プロで頂点を極められるか?
4位の有馬翔投手は、日南学園在学の18歳。多彩な変化球が売りの選手だそうです。昨年の夏は中崎投手との2枚看板で甲子園に出場しました。
5位・摂津正投手はJR東日本東北所属の26歳。140キロ台の直球とチェンジアップで相手を翻弄させる。毎年ドラフト候補に挙げられながらも指名されず、年齢的にも厳しくなってきたところで遂に指名された苦労人です。
6位の金無英(キム・ムヨン)投手は、韓国出身の22歳。四国・九州アイランドリーグの福岡レッドワーブラーズではクローザーを務めていて、MAX150キロ台の直球とフォークは強烈だ。
7位・鈴木駿也投手は山形中央高校の17歳。高校2年までは内野手をやっていましたが、その年の秋に投手に転向。MAX146キロのストレート以外にもナックルボールを投げるらしい。ヤフードームでナックルが見られるか?
育成枠では、アイランドリーグ・香川オリーブガイナーズの堂上隼人捕手がホークス入り。持ち前の強肩と通算23本塁打のパンチ力で、チームを独立リーグ日本一に貢献しました。レッドソックスとマイナー契約を結びそうになった「ポスト城島」の有力候補になるかもしれない選手。結果を出せば支配下選手登録→1軍抜擢のチャンスもありそう。
初めてのドラフトを終えた秋山監督は、7人中6人が投手だったことについて「うちは投手の強化が一番の課題だった。大田以外は予定通り」と話しました。ドラフトが終わったら、次は入団交渉です。この中から1軍で活躍する選手は現れるのでしょうか?「秋山ホークス・1期生」の活躍に期待したいと思います。



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