日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

秋の天皇賞前哨戦!毎日王冠&京都大賞典

2008年10月13日 | 競馬

今週から東京&京都競馬場の開催がスタート!開幕週の12日の日曜日は東西で天皇賞(秋)の前哨戦、東京で毎日王冠、京都では「京都大賞典」が行われました。毎日王冠では2007年ダービー馬・ウオッカ、京都大賞典は今春の天皇賞馬・アドマイヤジュピタが5ヶ月ぶりのレースに挑みました。


安田記念で完全復活を遂げたウオッカは、この秋は毎日王冠から始動。得意の府中コースで秋の盾取りに一歩前進したいところです。このレースでは、昨年優勝した⑭チョウサン、ウオッカと同様安田記念以来のレースであり、芝1800mでは3戦2勝の②スーパーホーネット、三浦皇成騎手騎乗の⑬ドリームパスポートなども参戦し、フルゲート16頭で争われました。直前のオッズでは、③ウオッカが単勝1.5倍で1番人気に支持され、2番人気のスーパーホーネットで10.7倍とウオッカに圧倒的な人気が集まりました。
レースはスタートにサプライズが起こります。ウオッカとスーパーホーネットがポンと飛び出すと、ウオッカが鼻を切って先頭に躍り出ます!これにはスタンドもどよめきの声が。そんなウオッカは2番手以降を2馬身引き離していきます。向こう正面で2番手に⑫フィールドベアー、3番手に⑤アドマイヤフジ、スーパーホーネットは5番手追走、その後にチョウサン、3番人気のドリームパスポートと4番人気の⑨カンパニーは8,9番手。
ウオッカは残り800mを切っても先頭キープして最後の府中の長い直線へ。2馬身のリードをキープして残り400m、2番手争いではアドマイヤフジとスーパーホーネットが競り合うと、200mでスーパーホーネットがウオッカに接近し、ゴールまで残り100mを切った辺りでウオッカに並び、ゴール前で僅かに交わしてゴール!最後の最後で逆転したスーパーホーネットが毎日王冠を制し、最後まで逃げ粘ったウオッカは2着惜敗。3着にはアドマイヤフジが入り、3番人気のドリームパスポートは11着、4番人気のカンパニーは5着、連覇を目指したチョウサンは9着に終わりました。

京都大賞典は、天皇賞春秋連覇を目指すアドマイヤジュピタが登場。春の天皇賞を制した後、凱旋門賞に挑戦するプランもありましたが、右前脚の挫石を発症して断念せざる得なくなったのでした。5ヶ月ぶりの実戦となる今回、天皇賞馬のプライドを見せ付けることが出来るのか?史上6頭目の春秋連覇へ、結果と共に内容が問われる一戦。惨敗は許されないはずでした…。
そんな京都大賞典ですが、アドマイヤジュピタ以外にも無冠の実力馬・①ポップロック、昨年の菊花賞2着・④アルナスラインが出れば、公営・名古屋からテキサスイーグルが参戦してきました。直前の単勝オッズではアルナスラインが1番人気、アドマイヤジュピタは2番人気に支持されました。
最初のメインスタンド前での先攻争いでは、ポップロックと③アイポッパーが前に行くも逃げには行かず。ゴール板を過ぎたところで⑩マンハッタンスカイが先頭に立ちます。⑥アドマイヤジュピタは5,6番手のところで⑤トーホウアランと並走、アルナスラインは後方2番手の位置でゴール板を通過します。1,2コーナーから向正面に入り、マンハッタンスカイ先頭、2番手にポップロック、3番手に⑦テキサスイーグルがつけ、アドマイヤジュピタはまだ中段の位置、アルナスラインは②メイショウカチドキ、⑨アドマイヤモナークと後方集団を形成し、先頭からしんがりまで一塊のまま外回り3コーナーへ。
そして残り600mを切ったところで、ジュピタとモナークのアドマイヤコンビが動き出すと、レースはいよいよ最後の直線へ。マンハッタンがまだ先頭で粘るが、内からアイポッパー、外からアドマイヤモナークが襲い掛かる。アドマイヤジュピタはどうしたのか直線で失速、アルナスラインも追い込んでいくが届かない。残り200でアイポッパーが先頭になるが、ゴール前でトーホウアランが真ん中から抜け出してゴールイン!2着にアドマイヤモナーク、アイポッパーは3着、1番人気のアルナスラインは5着、アドマイヤジュピタは9着に惨敗。人気馬上位2頭が共倒れという結果に終わりました。

というわけで今回は、毎日王冠ではウオッカが逃げるという意外な展開があり、このまま逃げ切り勝ちというところで、スーパーホーネットが差し切り勝ち。京都大賞典はスローペースで進む中、最後は4番人気のトーホウアランが制しました。スーパーホーネットは藤岡佑介、トーホウアランは鮫島良太騎手が騎乗し、どちらも若手ジョッキーをパートナーに据えての勝利となりました。
ウオッカとアドマイヤジュピタは秋緒戦を白星で飾れませんでした。ウオッカは先行策での勝負に出たんですが、ゴール前で脚色が鈍ってしまい2着。普段は中段から後方でのレースを進めていただけに、このような展開になるのは全く想像していませんでした。天皇賞でも今回と同様先行で勝負するのか、それとも以前のような形に戻るのか?2000mの距離から考えると、先行策はやらない方がいいと思うんですが…。アドマイヤジュピタの方は、「どうしたの?」としか言えないほどの惨敗ぶり。敗因を挙げるとしたら、5ヶ月の休み明けと脚のケガの影響もあるけど、前走から-14kgと馬体重が落ちていたというのが一番の原因じゃないかと思います。495~500㎏近くまで体重を増やさないと、秋の天皇賞は勝てないでしょうね。

来週は3歳牝馬の3冠レース最終戦・秋華賞。桜花賞馬・レジネッタ、オークス馬・トールポピー、ローズステークスを制したマイネレーツェルが出走予定。クラシック前は注目を集めたものの、桜花賞では左寛ハ行で出走取消、オークス直前には骨折と2度の悲劇を味わったポルトフィーノも出る噂もあります。白毛のユキチャンも登録されているんですが、出走は無いでしょう。レジネッタとトールポピーが2冠奪取なるのか?それともニューヒロインが誕生するのか?


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