日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

W杯最終予選前哨戦 日本 VS UAE

2008年10月10日 | soccer

「キリンチャレンジカップ2008」日本VSアラブ首長国連邦(UAE)戦が9日、新潟の東北電力ビッグスワンスタジアムで行われました。W杯最終予選の第2戦・ウズベキスタン戦(15日)まであと1週間を控えている岡田ジャパンにとって、このテストマッチは勝ちたいところ。UAEはアジア最終予選のグループ2に入っていて、2試合終えて現在最下位。15日には強敵・韓国との対戦が控えているそうです。UAE側からすれば、岡田ジャパンを「仮想韓国」に相応しい相手といえるでしょう。

この日のスタメン
GK 18 楢崎正剛
DF 2 寺田周平
DF 22 中沢佑二
DF 25 内田篤人
DF 27 長友佑都
MF 8 稲本潤一
MF 10 中村俊輔
MF 16 大久保嘉人
MF 17 長谷部誠
FW 11 玉田圭司
FW 24 岡崎慎司
前日にAFCチャンピオンズリーグ準決勝で戦った浦和レッズとガンバ大阪の選手は、この試合はお休み。寺田、稲本、岡崎が岡田ジャパン初先発。出場停止明けの大久保もスタメンです。

試合開始早々、日本はいきなりセットプレーでのチャンスを迎えます。開始2分、岡崎のパスを受けた玉田が倒されてFKを獲得。ペナルティエリアからやや近く右寄りでのFKを俊輔が直接狙いましたが、相手GKがこれをキャッチ。13分、右サイドの内田が左足ミドルを放ちますが、ボールはバーの上を越えていきます。1分後には俊輔→ペナルティエリア内にいた岡崎が反転してからシュートを放つが、相手DFに当たりゴールならず。20分には2度のCKがありましたが、ゴールには至らず。25分、左サイドのFKを長谷部がクロス、これを寺田が頭で合わせるも枠を捉えられない。
日本が押し気味に進めていきますが、UAEも黙ってはいられません。33分、長谷部のトラップミスからマタルがボールを奪うと、ドリブルからミドルを放つも相手DFに当たってCK。続くCKで、マタルがまたシュートを狙うもダメでした。38分、左サイドから長友クロス→岡崎→俊輔→最後は稲本が狙うも決まらない。40分、稲本のスルーパスを受けた玉田がシュートを放つもGKに弾かれる。前半終了間際、長友のクロスに大久保が頭で合わせるもGKの正面。前半終盤に決定的な場面を見せた日本でしたが、ゴールまであと一歩。両チーム無得点で後半へ。
後半、日本は寺田に代えて高木和道を投入。後半立ち上がりもセットプレーでのチャンスが来ました。ゴール正面でのFKを俊輔が直接狙うが、GKが横っ飛びでセーブ!またも俊輔のFKがGKに阻まれる…。10分、右サイドをドリブル突破していた玉田が低めのクロス、フリーの大久保がシュートを放つがボールはバーの上へ。12分、日本は玉田に代えて興梠慎三が入ります。その興梠は、直後に右サイドでドリブル突破してクロス、大久保が繋いで中央からヘディングで詰めるもGKに阻まれます。18分、興梠は左サイドからドリブル突破してペナルティエリアに進入するが、相手DFに倒されてシュート撃てず。ちなみにPKのジャッジは無し。
日本は後半20分に稲本に代えて中村憲剛、25分に俊輔に代えて香川真司を投入。すると27分、右サイドにいた大久保のクロスに興梠がヘディングシュート、しかしボールはポストに直撃、跳ね返ったボールを内田かグラウンダーのクロスを入れ、フリーの香川が押し込んでゴール!ようやく日本に先制点が入ります。先制で更に勢いづきたいところでしたが、32分にUAEはカウンター攻撃を仕掛け、アルハマディが中央からドリブル突破してシュート。ボールは高木に当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれ同点に追いつかれてしまいました…。
同点に追いつかれた日本は、勝ち越し点を挙げようと攻め立てます。37分、内田のクロスを香川が胸で落としてからシュートを放つも、ボールはバーを越える。直後に佐藤寿人、巻誠一郎の2人のFWを投入していきます。43分、興梠のクロスに香川が頭で合わせますが、ボールは枠を捉えられずゴール右へ。絶好のチャンスをモノにすることが出来ません。44分には、巻が頭で落として寿人がシュートを放つもGKの正面。終了直前には憲剛→寿人クロスに、興梠が詰めるもダメ。最後まで勝ち越し点が奪えないままタイムアップ。1-1で引き分けに終わったのでした…。


だぁ~っ、もーっ、何で決まらんねん!2点目が本当に遠かった…。今回の試合は香川真司が先制ゴールを決めたものの、UAEのカウンター攻撃で同点とされて引き分けに終わりました。UAEに至っては少ないチャンスをモノにすることが出来たんですよね…。
香川はA代表3試合目の出場で嬉しい初ゴール。19歳206日(6ヶ月25日くらい)での初得点は歴代3番目の年少記録だそうです。初ゴールを決めた後も勝ち越し点を狙いにいったんですが、あと少しでゴールネットを揺らすことが出来ませんでした。特に後半43分のヘディングシュートは非常に惜しかったです。以前、岡田監督が「香川はヘディングが下手くそだ」と言っていたことで、ヘディングが苦手であることが発覚したそうで…。頭じゃなかったら勝ち越せていたよね?
もう1人途中出場で出場した興梠慎三は、A代表初出場で本当に頑張りました。ドリブルでチャンスを作ったり、ゴール前で詰めたりしていました。そして27分のヘディングがポストに当たったシーン、あれはもったいなかった。あれが入れば、大仕事をやってのけたのと同時に代表定着に大きくアピールできていたかもしれません。今回の内容からすると、今後も行けそうな気がしそうです。
今回の試合では香川、興梠以外にも長友・内田・岡崎の北京世代が出場。岡崎は前半に惜しい場面を演出、内田は香川の先制ゴールをアシストし、長友はこの試合フル出場を果たしました。現在J1で躍進中の大分トリニータから選出された森重真人、森島康仁は揃って出番無し。このままだと外されますよ?
攻撃面ではいつものように決定力不足、守備面も失点を許したことでウズベキスタン戦に向けて不安の残る試合となりました。15日のウズベク戦まであと5日と迫っている岡田ジャパン。ホームで勝ち点3を獲得することが出来るのか?連勝すればW杯出場に前進できるでしょう。不安と期待が入り混じっています。みんなの不安を一掃するような勝利が見たいです。どうか皆さん、岡田ジャパンを応援してあげてください。



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コメント (2)
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