かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

見慣れた店がコロナを理由に閉めたりするのを目の当たりにすると、なんとなくでもその影響の大きさが知れるというものですね。

2021-06-29 20:19:57 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は20.1℃、最高気温は29℃、五條市の最低気温は19.2℃、最高気温は29.3℃でした。今日は今朝未明から雨が降り出し、5時ころピークを迎えて、かなり激しい降りになって、その雨音で目が覚めました。その後6時過ぎには止み、晴れ間が見えてきましたが、はっきり晴れることはなく、日中は曇り時々晴れ、雨が振りそうな気配はありませんでしたが、日が差したり陰ったりを繰り返して夜を迎えました。ただ、南の五條市や北の方では夕方に軽く一雨あったようです。明日は今日と曇り時々晴れの天気で、明後日以後は梅雨再突入な雨の日が始まる予報になっています。月も改まっていよいよ夏が秒読みに入るはずですが、長期予報どおりの猛暑になるのかどうか。できれば勘弁願いたいものですが。

 さて、最寄り駅の近畿日本鉄道橿原神宮前駅の駅前にある橿原観光ホテルが、この7月31日を最後に閉館するのだそうな。ホームページを見に行ったら既に4月5日に閉館を告げていたようですが、私が気づいたのは、今日自宅に入っていた広告によってでした。
 ホテルの開業は1953年。以来68年、橿原神宮至近のホテルの一つとして営業を続けてきましたが、この新型コロナ禍による観光需要の激減で、昨年1年間の売り上げが前年同期比で8割減に急落、今後の需要回復も見通すことができず、ついに事業継続を断念したのだそうです。流石に住んでいる町でわざわざ泊まりに行く事はありませんでしたが、仕事関係の会議や職場での忘年会などではそれなりに利用したホテルでした。少々建物は古くなってはいましたが、料理は美味しい割にリーズナブルで、成り行きで幹事をした時も、色々親切に相談に乗ってもらえて助かったことを覚えています。時代の流れといえばその通りなのではありますが、コロナの影響というのはなんとも世知辛い話です。
 それにしても、オリンピックでも客を呼べそうにないですし、政府に観光とか飲食とかの業界を立て直す気が本当にあるのかも疑わしい気も致します。なんだか、ワクチンさえ行き渡ればもとに戻せると藁にもすがる思いでいるだけであんまりその先の展望を描いてなさそうな感じがなんとも不安を掻き立ててくれます。新型コロナがこうも立て続けに変異して一旦収まったかに見えた地域でもまた流行りだしているのを観ていると、今をしのいだ所でまた厄介なことになりかねないのは容易に見て取れると思うのですが。ワクチンの有効時間が1年とすると、来年にはまた同じようにワクチンを打たねばならないはずで、その準備ができているようにはなかなか見えません。シオノギとか国産ワクチンがようやく実用域に入ろうとしているようなのでそのへんは楽観視してもいいのかもしれませんが、その場しのぎにしか見えないオリンピック対応よりも、その先を見据えた長期の防衛戦略もたまには見せて欲しいと思います。

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