かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

生活に支障をきたす厄介な癖が抜けません。

2010-01-25 22:21:00 | Weblog
 私には生活するうえで致命的な癖が二つほどあります。重度の方向音痴、というのもその一つで、ごくまれに通い慣れた道でさえ間違うこともある厄介なものですが、なんとかこれまでは無難に日々過ごすことが出来ています。でも、もう一つの方は、時折重大な問題を生じることもあって、中々に厄介です。
 今日は、帰宅後に新作同人誌増刷分の製本作業をやろうと画策していたのですが、さあ始めようという段になって、肝心のモノが無いことに気がつきました。印刷した数十枚の紙を綴じ合わせることのできる、大型のホチキスがどこかにいってしまったのです。私の製本は、A4両面刷して半分に折った原稿を一冊分積み重ね、端を2,3箇所大型ホチキスの針で打ち止め、ペンチで更に浮き上がらないようにしっかりかしめてから、A4の厚紙に印刷した表紙をその紙の厚さに中央の背の部分を折って、そこに両面テープないし木工ボンドを塗り、原稿を巻くようにしてホチキス針部分を隠すという方法で、一見印刷屋さんで作ったかのような出来上がりに仕上げる、というものです。印刷屋さんのように、最初から表紙に木工用ボンドを厚塗りして揃えた原稿を貼り付ける、という方法も取れないことも無いのですが、専門業者の使うような、高熱で溶かして使う強力で速乾性のボンドは手に入りませんし、入ったとしても利用出来ませんので、入手可能な木工用ボンドを使うよりありません。でもそれでは接着強度が不足している気がして、そのうち抜け落ちるページが出てきそうなのが不安です。そこで、原稿の束は週刊雑誌のように大型ホチキスで止めることにしているのですが、ついこの間、コミトレ用新刊作成に使ったそのホチキスが、どうしても見あたらないのです。
 これが私の最も致命的な悪い癖で、大事なものをついどこかに置いて、そのままそのことを失念してしまう、というなんとも困った事を、こちらはかなり頻繁にやらかしてしまいます。このために行方不明になりがちなのがメガネで、最近、クルマに乗るとき以外は大抵外したままにしているのですが、つい気軽にポン、と何処かにおいてしまうと、そのままどこに行ったかわからなくなりさんざん探し回る羽目に陥ります。今回のホチキスも全く同じで、確かにどこかに置いたはずなのですが、それがどこなのかどうしても思い出せませんでした。
 結局、探すのを手伝ってくれた家人が衣装ダンスの服の中に埋もれていたのを発掘してくれたのでなんとか見つけられたのですが、何故そんなところにあるのか、置いた本人がまるで覚えが無いのが困りものです。おそらく、ホチキス止めを終えた後、じゃまになるのでたまたま開いていた衣装ダンスにポン、と置いたのでしょう。それだけならまだしも、その上から服を重ねたりしたがために、全く気づくことが出来なかったのでした。
 使った後はちゃんと所定の場所に片付ける。整理整頓を自然にできるヒトにとっては極アタリマエのことなのでしょうが、私にとっては多分一生かかっても身につきそうにないスキルじゃないかと思います。それが出来ればこんな苦労も大分解消されるはずなんですけどねぇ。

 ・・・まあとにかく道具は見つかったので、製本作業は明日仕切り直しします。


 

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