かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

民主党のマニフェスト、見栄えはまあまあだと思いました。

2009-07-27 21:29:00 | Weblog
 天気予報を見ると今週もずっと雨または曇り。晴マークは今のところ8月にならないと出てきません。ということは、梅雨明けが8月になるのはほぼ決定? 今年は冷夏で8月もそんなに暑くならない、という話ですから、夏らしい季節はほんの一瞬で終わってしまうのかもしれません。今朝など、窓を開けていると寒いくらいでしたし、扇風機も出したもののほとんど使わずじまい。夏の暑さ対策に、程よい冷たさが心地よい、という評判を聞いてカットした竹を細かくすのこ上につなげた竹シーツ鳴るものも買ってみたのですが、その効果を検証する機会にもなかなか恵まれません。暑いのは確かに難儀ではありますが、こうも季節外れな低温が続いては、かえって体調がおかしくなるかも知れません。

 さて、選挙を前にして民主党がマニフェストを公表した、というので、公式サイトまで行ってPDFファイルを落とし、中を少しだけ流し読みしてみました。4.5MB、13ページと結構なボリュームでしたが、主たる話を5つにまとめ、鮮烈な赤色をポイントポイントに配して主張を強調し、1ページ1テーマで意見を開陳する内容は、まあまあとっつきやすく、理解も進むのではないか、と思わせるものがありました。全代表に比べれば、現代表は写真栄えも多少はするようにも見えますし、少なくともやる気にあふれている様子はしっかりと伝わってくる紙面構成に感じました。ただ、結局は見栄えよりも何が書いてあるのか、つまり民主党として何を主張しようとしているのか、が大事なわけで、その個別の内容はまだじっくり読んでみないとなんともいえないのですが、ざっと目を通しただけでも、突っ込みどころはいくつかありそうです。なにしろ、5つの主張全部がこれまで民主党が主張してきたとおりのこと、すなわちずいぶんお金のかかる話で、1番目に国の総予算207兆円がどうとか書いてあるのなんか、確か現政権が摘み増した4分の3ほどは借金のはずの予算額で、それを、使い方を精査するとは言えそのまま使ってしまおうと言うのはいかがなものか、と思わずにはいられませんでした。それに、政府のなすべき大きな仕事の一つ、外交は、一番最後にとってつけたように添えられて、5つの主張の目立つところには触れられていませんし、その中身もずいぶん抽象的で、言いたいことは判るけれど、ではどうやってそれを実現するの? という大事な点について全く触れられていないのが、かなりの不安を抱かせます。まあマニフェストはあくまでマニフェスト。具体的な処方箋はまた別途詳しく開陳されるときがあると信じてしばらく待つよりなさそうですが、少なくとも流し読みした限りでは、やはり信頼度に欠けるというか、国民を甘い言葉で釣り上げようとしているように感じてしまいがちな軽い中身に見えました。まあ何も故ケネディ大統領の演説のような話をしろというわけではないのですが、この危急存亡の時にもう少し厳しさを感じさせ、国民に覚悟を求めるような内容になっていてもよかったのではないか、と思いました。


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