かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

日本学術会議がわざわざ似非科学を似非、と声を大にして言わねばならないなんて

2010-08-24 20:59:57 | Weblog
 今日は午後から県内各地で夕立があり、帰宅間際に見た気象レーダーの画像から、ひょっとしたら自宅の周辺でもまとまった雨が降っているかも? と期待して職場を後にしたのですが、約40分後、帰宅したときには、雨粒一つ落ちていませんでした。気象庁のレーダー観測画像は範囲が大きすぎて、うちがその降雨範囲に掛かっているかどうかまで読み取るのは難しいのですが、ほんの10キロ東では雷を伴った激しい雨が降っていたようで、大まかな地図の僅かなズレに悔しい思いを致しました。でもまあ離れたところとは言え相当降ったようで、今、窓越しに流れこんでくる風は、思いのほか涼しげで気持ちの良いものです。多分今夜は、暑くて寝苦しい、ということだけはないでしょう。明日も夕立の可能性が高いらしいので、今度こそ自宅周辺でどかん、と降ってもらいたいです。

 さて、日本学術会議会長が、「ホメオパシー療法」なる医療的技法について、『ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されている。医療関係者が治療に使用することは厳に慎むべきだ』との談話を発表されたそうです。私はこのホメオパシーについて、昨年10月の山口県での事件で少し聞きかじったくらいで実際にはどんなものなのか全然知らなかったのですが、この機会に少し検索かけてみましたら、驚きました。こりゃ、どうみても科学というより魔法の話ではないですか。個人がその主観的信条や信仰などを基に自分自身で取り組まれるならどうぞご勝手に、という話ですが、それを他人に援用して死人まで出していたとあっては、もはや何をかいわんや、と思うのですが、今更こんな談話を日本学術会議から出さねばならないというところを見ると、結構信奉しているヒトが居るのかもしれません。
 そう言えば、時の厚生労働大臣殿は、このホメオパシーを含めた代替療法について、厚生労働省として二十二年度の予算で十億円以上を計上して、とかつて国会答弁でおっしゃられたそうで、この間のタイムマシン等への研究事業と同様、どうも現政権は現実に即した厳しくも辛い話よりも、浮世離れした夢物語を好まれる傾向にあるようです。厚労大臣に置かれては、自家薬籠中の話と見えた年金問題も、未納率アップに何ら歯止めがかかっていないですし、財務大臣殿も、昨今の急激な円高に対して緊急会見まではしたものの、何ら具体的な対策を語ることができずに市場の失望を買っているみたいですし、一方で、どうでも良い内部の権力争いばかりがマスコミに喧伝されているしで、幾ら慣れない初与党だからと言ってもさすがにもういい加減限界がきているんじゃないかと思います。マスコミもそういった点を報道すればいいのに、政策やその実行こそが重要で、与党の頭が誰になろうともはやどうでもいいことなんじゃないでしょうか。

コメント
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