かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

この問答集は鵜呑みにしていいんでしょうか? 都の『青少年の健全な育成に関する条例改正案』

2010-04-29 21:55:55 | Weblog
 ゴールデンウィーク、始まりましたね。と言いつつ、私は明日金曜日はもちろん、明後日土曜日も仕事で出勤ですし、今日も仕事の関係先とメールでやり取りして書類作りしたりと在宅勤務状態でしたので、連休が始まった、という実感に乏しいのです。まあもう少し頑張って、5月2日以降は、それなりに連休を満喫することにしようと計画はしております。それを楽しみに、もうしばらくは頑張らねば、というところですね。

 さて、物議をかもした東京都の『青少年の健全な育成に関する条例改正案』、問答集を見かけたので、ざっと目を通してみました。何でも、質問殺到でその多くが情報不足による誤解や曲解による質問・非難であったため、都の見解を難解な条例文ではなく、判りやすく具体的な例も挙げながら説明することにしたのだそうです。既にネット上では、具体例に挙げられているアニメキャラの話でもちきりだったりしているようですが、これを読む限り、特段の心配は無さそうに思えてきます。都の言いたいのは、年端の行かぬ子供に、その子供達相当のキャラクターが酷い目にあっているのを見せたくない、という話で、そういうものを作ることや大人に販売することについては何ら規制するものではない、と言うことのようです。おおよそ、以前副知事がブログで書いていた通りのことがより詳しくまとめられ、執拗なくらい、この条例で漫画・アニメの製作・販売が規制されるわけではないことを繰り返し述べ立てています。
 その通りならまあ目くじら立てることも無い、と私は思うのですが、正直言って信用ならないのは、これがまだ都の事務局サイドの見解に過ぎないかもしれない点です。果たしてあの都知事は、この問答集にちゃんと目を通して、公開を決裁したんでしょうか? また、議会の各議員はどう考えているのでしょう? 前回の議会での討論を漏れ聞く限り、こんなぬるい内容が都の真意である、と信じるのは到底無理な気がするのですが。それに、誤解を解きたいのなら、この問答集に書いてある通り条例文を起こし、誰が見ても誤解が生まれないように明文化すればいいのです。都の看板で公開されたとは言え、どれだけ行政的に意味のある文章なのかも不明な問答集で納得しろ、といわれても、なかなか首を縦に振る気にはなれないと思います。単なる火消しのためのその場しのぎという疑いがどうしてもぬぐえませんから。

 そういえば、大阪ではBL系雑誌が「有害図書」指定され、18歳未満への販売・閲覧が禁止されましたね。ああいうのって消費者層は中高生が主体なんでしょうか? 正直よく判らない世界なので、この大阪の事態がどれくらい他に波及するのかいまいちピン、と来ないのですが、例えばインテックス大阪で開催されているCOMIC CITYなどはこれから規制対象になったりするんでしょうか? それならそれでタイヘンなことになった、と実感できるんですが。

コメント
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