ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

今週のブックマーク:「竹割り箸の生産地を訪ねる」

2007年06月11日 | 雑感
http://www.eic.or.jp/library/pickup/pu070531.html

日本で使われている割り箸の9割以上は中国から輸入
されています。木製割り箸製造のため森林伐採するこ
とが環境破壊につながるのではないかと、
これまで何十年にもわたり議論されてきましたが、そんな中、代替品として
最近急速に生産が伸びてきているのが、中国の竹割り箸。

中国では北方地域で木製割り箸、南方地域で竹製割り箸の生産が盛んだ。北方地域では特に、黒竜江省や内蒙古自治区の北部地域の森林を伐採しているほか、ロシアなどから木材を輸入して割り箸を製造している。
 一方、南方地域では降雨の多い広西自治区などで竹割り箸の生産が盛んだ。「雨後の竹の子」といわれるように、雨が多いと竹の育ちも繁殖も早い。

今回は広西自治区の桂林市。カルスト地形が生み出す独特の桂林の景色は日本でもよく紹介される。水墨画に描かれている世界そのものがここにある。年間降雨量も1,500~2,000mmと多い。竹が生長しやすい。

木製の割り箸製造が自然破壊、森林破壊の元凶になっているのではないかと議論されて久しい。日本国内では間伐材等を利用しているから問題ないという主張もあるし、一方、中国はそんな考慮もせずまとめて切り出すので大きく環境を破壊しているという指摘もある。そんな中、最近、木製割り箸の代替品として竹割り箸の生産が急速に伸びていると言う。

再生可能な竹林資源、竹割り箸製造の流れ、卸価格は1膳1円などの切り口で紹介されている。是非御一読下さい。

そう言えば、最近の郊外レストランや審査時の昼食に竹の割り箸が出る機会が増えています。かなり切り替わりつつあると実感しています。