シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ウルバリン~X-MEN ZERO

2012-02-14 | シネマ あ行

先日テレビ放映していたので見ました。「X-MEN」シリーズは好きなんですが、一番人気(?)のウルバリンヒュージャックマンのキャラのファンではないので、いままで見ていませんでした。

それでもやはり「X-MEN」のキャラの一人の誕生物語ということで興味はありました。

最初にウルバリンが子供時代お父さんだと思っていた人が召使いに殺されたのを目撃してその召使いを殺すが、実はその召使いこそが自分の本当の父親で、そこから召使いの息子で実の兄のビクター(のちのリーヴシュライバー)と一緒に逃げるというシークエンスのところはテレビのために端折られていたのか、ちょっと分かりにくい展開でした。

その後兄弟二人で1世紀以上も生き延びて数々の戦争に参加している姿が映し出されます。そう言えばウルバリンって再生能力が強いんだった。兄ちゃんもそうなんだね。でも、ウルバリンに比べて兄ちゃんのほうはかなり凶暴なようで人を殺さずにはいられないタチなようです。しかし、こんな強いもん同士でしかも死なないもん同士で兄弟げんかするのんやめてもらえませんかね?はた迷惑ったらありゃしません。

紆余曲折あって、ウルバリンは例のアダマンチウムの爪を手に入れるわけですが、このアダマンチウムの爪を手に入れてからがめちゃくちゃ格好良いです。アダマンチウムが最強の合金というだけあってなんでもかんでも簡単に引き裂いてくれるところがスカッとします。紆余曲折あってって思い切り端折っちゃいました…すんません。この辺の紆余曲折はアメコミによくあるような展開で敵役にハメられて~、とか恋人が殺されて~とかってやつです。

ウルバリンの恋人のシルバーフォックスリンコリンズのエピソードなんかは非常にウルバリンらしい感じが出ていて良かったと思います。ウルバリンってちょっと寂しげなところがあるからあぁいう雰囲気の女性が似合いますね。彼女が実は黒幕のストライカーダニーヒューストンに操られてたってとこもね。

ストライカーが作ったウェポンXIライアンレイノルズがカッコ悪すぎてちょっと可哀想だったな。手から日本刀が生えてるのもウルバリンの真似って感じだし、口はうるさいからって閉じられてるし、最強のミュータントのはずがなんか哀れを誘いましたね。最後にやっといがみ合っていた兄弟が協力してウェポンXIをやっつけますが、最後のあれお兄ちゃんはどうなったのかイマイチ分かりませんでした。お兄ちゃんはどっかに消えて行っただけ?

最後にウルバリンが撃たれて記憶を失くすというところでちゃんと最初の映画「X-メン」につながっていますね。ウルバリンがストライカーから助けた子供たちの中にサイクロップスもいたけど、あそこで面識があったように「X-メン」では扱われていたかどうか忘れてしまいました。ウルバリンには記憶がないとしてもサイクロップスは知っているような対面だったかな?サイクロップスは目隠しされてたからウルバリンの存在には気付いてなかったのかな?最後にプロフェッサーXパトリックスチュワートが登場しますが、車いすに乗ってないんですよね。それだと「X-MEN~ファーストジェネレーション」と矛盾してしまいますが、あれはバーチャルプロフェッサーだったんでしょうか?

アメコミそのものが日本の漫画のように順序立てて進むようなシステムというわけでもなさそうなので(というか、いまいちアメコミのシステムが分かりません)こういうふうに後から以前のエピソードというのも作りやすいのかもしれないですね。多分、詳しい方にとってはいろいろと矛盾もあるんでしょうけど、単体の映画としてはアクションやヒュージャックマンのカッコ良さ、他のミュータントの能力など楽しめる要素はたくさんあります。


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