
ネタバレあり。
あんな編集長のわがままな娘どもが出版されてないハリーポッターの新刊を読めてたまるかーーーっ!
(いくら業界人やからってあんなことできひんよな、、、いやでももしかしたらできてるのか???これって貧乏&権力のない人間のヒガミ?)
ワタクシのポッタリアンの叫びは置いといて、試写会へ行ってまいりました、この作品。ジャーナリストになりたいファッションに興味のないアンディアンハサウェイが一流ファッション誌の面接を受けたのは、ただその会社が面接に呼んでくれたし、ジャーナリストになるためになんらかの足がかりが欲しかったから。そして、そこの鬼編集長ミランダメリルストリープがダサダサのアンディを選んだのは、今までのイケてたサイズ2やら4やらの女の子たちが全然使えない馬鹿だったから。ためしにサイズ6の太ったお利口さんを雇ってみたってわけ。
アンディはサイズ6で太い太いと言われますが、おそらく日本で言うところの9号?そうここは9号で「太っちょ」と言われる世界。他の女の子たちはみなサイズ2か4だし、ファッションディレクターのナイジェルスタンリートゥッチに言わせるとここの女の子達はサイズ2が4になったときから何も食べなくなった。ファッションメーカーが小さいサイズを大きい表示に変える。今までサイズ2を着ていた子がサイズ4を着なくちゃいけないということは「私はサイズ2よ」と言うためにさらに痩せなくちゃいけなくなるってことだ。ファーストアシスタントのエミリーエミリーブラントはアンディのことを「炭水化物を食べている人たち」と呼び、彼女が「効くのよ」というダイエット法はズバリ食べないこと…なぁんてトチ狂った発言が普通にまかり通る世界なのだ。このあたりはファッション業界のそういった風潮を皮肉っているのだと思いたい。
鬼編集長のミランダは超イヤな奴だし、そこで働く人たちもダサいアンディを馬鹿にする人ばかり。プロとしての仕事の緊張感はいいとしても、あんなふうに人に対して思いやりのない汚い世界から美しい服や靴が生まれるなんてワタクシは思いたくないのだけど、実際にはそういう世界なのかな。それでも、ファッションなんか「内なる美」に比べたらくだらないことだと(最初)思っているアンディに対して、彼女の着ているダサいセルリアンブルーのセーターがどのようにして彼女の元へ届けられたかというカラクリを話してみせるミランダには天晴れ。そう、彼女たちのような人々がワタクシが着ているダサいセーターの色にまで影響を与えているのだろう。
そういう人たちに囲まれて仕事をしているうちにアンディ自身もだんだんとBITCHに成り下がっていくわけだけど、本人は親友トレイシートムズやら恋人エイドリアングレニアに指摘されてもいまいち気付かない。私は一生懸命やってるだけもん。仕事なんだからしょうがないじゃないってね。それで、憧れのエッセイスト、クリスチャンサイモンベイカーとパリで一夜を過ごしちゃったりするんだけどさー。よりにもよって、あんな目元も口元もいやらしい男についていくなんて本当にどうかしてるよ、アンディ。
もちろん、最後は自分の誤りに気付いてハッピーってわけで、ストーリーはほぼみなさんの想像通りでいいんだけど、やっぱりアンディの変身ぶりやミランダの鬼っぷりは見ていてたいへん楽しい。メリルストリープもあそこまで冷たい役を演じたのはすごく楽しかったろうなぁと思う。"That's all."と冷たく言い捨てるとき、相当ストレス解消になったんじゃあないだろかってね。彼女の白髪は非常に美しく、夫と離婚することになったときの落ち窪んだ目での演技はさすがだった。
随所に先に書いたようなくすっと笑えるシーンもあったし、ナイジェルもいい人でスタンリートゥッチはいつもながらいい味出してたし、ファーストアシスタントのエミリーも結局はいい子でなんだか嬉しくなってしまった。ファッションには詳しくないんだけど、そういうことに詳しいにゃおからの受け売りの知識で会話に登場する人たちの名前もそこそこに分かったのがまた楽しかった。髪をひっつめてメガネをかけたジゼルにもちょっと魅かれてしまったな。
最後の自分の誤りに気付いてハッピーってとこについて少し考えてみたんだけど、アンディはずっと「I didn't have a choice.」と言い続けていた。「選択の余地がなかったんだからしょうがない」と。でも、実際にはミランダに言われたように彼女は自分で選んでいた。問題はそれに気付いていなかったこと。大切なのは「自分で選択すること」じゃない。そんなことは本当は常に誰もがしていることなのだ。大切なのは「自分で選択しているんだってことを自覚すること」なんだよね。
あんな編集長のわがままな娘どもが出版されてないハリーポッターの新刊を読めてたまるかーーーっ!
(いくら業界人やからってあんなことできひんよな、、、いやでももしかしたらできてるのか???これって貧乏&権力のない人間のヒガミ?)
ワタクシのポッタリアンの叫びは置いといて、試写会へ行ってまいりました、この作品。ジャーナリストになりたいファッションに興味のないアンディアンハサウェイが一流ファッション誌の面接を受けたのは、ただその会社が面接に呼んでくれたし、ジャーナリストになるためになんらかの足がかりが欲しかったから。そして、そこの鬼編集長ミランダメリルストリープがダサダサのアンディを選んだのは、今までのイケてたサイズ2やら4やらの女の子たちが全然使えない馬鹿だったから。ためしにサイズ6の太ったお利口さんを雇ってみたってわけ。
アンディはサイズ6で太い太いと言われますが、おそらく日本で言うところの9号?そうここは9号で「太っちょ」と言われる世界。他の女の子たちはみなサイズ2か4だし、ファッションディレクターのナイジェルスタンリートゥッチに言わせるとここの女の子達はサイズ2が4になったときから何も食べなくなった。ファッションメーカーが小さいサイズを大きい表示に変える。今までサイズ2を着ていた子がサイズ4を着なくちゃいけないということは「私はサイズ2よ」と言うためにさらに痩せなくちゃいけなくなるってことだ。ファーストアシスタントのエミリーエミリーブラントはアンディのことを「炭水化物を食べている人たち」と呼び、彼女が「効くのよ」というダイエット法はズバリ食べないこと…なぁんてトチ狂った発言が普通にまかり通る世界なのだ。このあたりはファッション業界のそういった風潮を皮肉っているのだと思いたい。
鬼編集長のミランダは超イヤな奴だし、そこで働く人たちもダサいアンディを馬鹿にする人ばかり。プロとしての仕事の緊張感はいいとしても、あんなふうに人に対して思いやりのない汚い世界から美しい服や靴が生まれるなんてワタクシは思いたくないのだけど、実際にはそういう世界なのかな。それでも、ファッションなんか「内なる美」に比べたらくだらないことだと(最初)思っているアンディに対して、彼女の着ているダサいセルリアンブルーのセーターがどのようにして彼女の元へ届けられたかというカラクリを話してみせるミランダには天晴れ。そう、彼女たちのような人々がワタクシが着ているダサいセーターの色にまで影響を与えているのだろう。
そういう人たちに囲まれて仕事をしているうちにアンディ自身もだんだんとBITCHに成り下がっていくわけだけど、本人は親友トレイシートムズやら恋人エイドリアングレニアに指摘されてもいまいち気付かない。私は一生懸命やってるだけもん。仕事なんだからしょうがないじゃないってね。それで、憧れのエッセイスト、クリスチャンサイモンベイカーとパリで一夜を過ごしちゃったりするんだけどさー。よりにもよって、あんな目元も口元もいやらしい男についていくなんて本当にどうかしてるよ、アンディ。
もちろん、最後は自分の誤りに気付いてハッピーってわけで、ストーリーはほぼみなさんの想像通りでいいんだけど、やっぱりアンディの変身ぶりやミランダの鬼っぷりは見ていてたいへん楽しい。メリルストリープもあそこまで冷たい役を演じたのはすごく楽しかったろうなぁと思う。"That's all."と冷たく言い捨てるとき、相当ストレス解消になったんじゃあないだろかってね。彼女の白髪は非常に美しく、夫と離婚することになったときの落ち窪んだ目での演技はさすがだった。
随所に先に書いたようなくすっと笑えるシーンもあったし、ナイジェルもいい人でスタンリートゥッチはいつもながらいい味出してたし、ファーストアシスタントのエミリーも結局はいい子でなんだか嬉しくなってしまった。ファッションには詳しくないんだけど、そういうことに詳しいにゃおからの受け売りの知識で会話に登場する人たちの名前もそこそこに分かったのがまた楽しかった。髪をひっつめてメガネをかけたジゼルにもちょっと魅かれてしまったな。
最後の自分の誤りに気付いてハッピーってとこについて少し考えてみたんだけど、アンディはずっと「I didn't have a choice.」と言い続けていた。「選択の余地がなかったんだからしょうがない」と。でも、実際にはミランダに言われたように彼女は自分で選んでいた。問題はそれに気付いていなかったこと。大切なのは「自分で選択すること」じゃない。そんなことは本当は常に誰もがしていることなのだ。大切なのは「自分で選択しているんだってことを自覚すること」なんだよね。
激しく同感です!!!
しかし、ホントにあんな風に手に入れられるものなのかしら?そこがすごーく気になりました
同じ働く女性としてアンディに共感する部分が多かったり羨ましかったり、逆にこんな上司、私は無理!と思ったり。映画の中にどっぷり入り込んでみてしまいました。これは原作もかなり面白いらしいので、読んでみようと思います。
原作かー、考えもしなかったけど、面白そうですね。また感想聞かせてください。
ちなみにあんな上司ならワタクシ1日で辞めちゃいますね。
>むしろあんな上司にコキ使われるなら辞めるべきと思う。
ボクもさっさとやめてます。(中指↑)や(親指↓) して
ビッ〇!!!やフ◌ック!!!と 罵倒しまくりで(笑い)
プライベートにまで人を引っ掻き回すのは 困ったもんです。まあ ミランダもさびしかたんでしょうね。誇れるものは仕事だけで 家では居場所がなかった。 だから前の夫とは彼女の横暴さに嫌気がさして離婚したのでしょうし、 再婚した今の夫や 最初の前の夫との間にできた子供からもいまだに煙たがられて・・・
こういった人の家庭環境の場合 どう接したらよいのか・・・腫れ物に触る気分です。
「あんたの横暴さに振り回されてきた いままでやめていったアシスタントたちの気持ちを考えても見てくださいよ」って ストレートに言うべき・・・かな?
何を言っても何をやっても治らないと思いますね。
またこういうのにおべっか使って
うまいことついていく奴らもおりますからなぁ。