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シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

ランナウェイズ

2011-03-17 | シネマ ら行

1970年代の女の子バンド、「ザ・ランナウィズ」のことは何も知らなかったんですが、ダコタファニングちゃんがロックな衣装とメイクで登場し、ロックな歌まで歌うというので、ちょっと興味が湧いて見に行くことにしました。

ロックは男がやるもんだっていうのが常識だった70年代に、女の子バンドを作ろうとしたキムフォーリーマイケルシャノンっていう人は音楽界では有名な人みたいですね。映画でもあったように、相当型破りな感じの人。女の子バンドをやるにしても平均年齢16歳っていう子たちを集めたところがまたすごいですね。それが失敗の原因だったのかもしれないですが…

ストーリーがどれくらいの時間の単位で進んでいるのかがよく分からなかったんだけど、資料を見ると結成から「チェリーボム」がヒットしてシェリーカーリー(ダコタちゃん)が脱退するまで、2年足らず?その後はジョーンジェットクリステンスチュワートがボーカルをとっていたみたいですね。

実際のザ・ランナウェイズを知らないので、なんとも言えないのですが、映画で見る限りでは特にボーカルの歌がうまかったわけでもなく、どちらかと言えばジョーンジェットのほうが最初からうまかった気はしましたが。

日本でのツアーが描かれていて、「へー、日本でも有名やったんやー」って思ったけど、これも資料を後から見ると本国アメリカよりも日本で爆発的に人気が出たらしいですね。日本人って普段は結構保守的なところがあるけど、サブカルチャーな面では割と器がデカいところがあるから、こういう女の子バンドの人気が出たのか、それともシェリーカーリーが出したお色気写真集のおかげだったのか?映画の中ではわりと女性ファンが多いように見えたんだけど。

っていうか後からの資料から引っ張り出しているばかりで申し訳ないんだけど、あの写真撮ってたの、篠山紀信だったんだってー。それで「あー、いいよー、いいよー」とか気持ち悪いこと言ってたのか!?なんて…

ビックリついでに言うと、ダコタちゃんのお母さん役をしていたのがあの!テイタムオニールだったっつーからまたビックリ若い人にとってはそれ、誰?だろうけどね…いや、ワタクシも彼女の子役時代をリアルタイムで知っているほどではありませんが、映画オタク歴の中で知った女優さんです。家庭の問題やドラッグの問題はもう大丈夫なんでしょうか。

ワタクシのビックリは置いておいてと。ストーリーはまぁよくあるロックバンドもの。ドラッグ、セックス、ロックンロールって感じでご多分に漏れず、みんなでハイになっているときはいいけど、それ以外ではゴタゴタがいっぱいってな感じで。最初からバラバラだったメンバーだけに、まとまるわけはないわなって感じで。もちろん、ザ・ランナウェイズが解散してからもちゃんと音楽をやってきた人たちはそれぞれが有名になっていたようです。"I Love Rock'n Roll"ってカバーしている人が多いけど原曲は誰の曲?なんて最近ウワサしていたら、この映画でジョーンジェット&ザ・ブラックハーツだったからまたビックリで。ってワタクシのビックリは置いておいたはずなんですが、またビックリを書いてしまいました。

あのロックスタイルはクリステンスチュワートはいつもなんだかダークなイメージだったから、全然違和感はなかった、というかよく似合っていたけど、やっぱりダコタちゃんはあの最後のアルバイトしていたお店で見せていた感じのほうがずっと良いなぁ。頑張ってはいたけどね。70年代当時、実際にシェリーカーリーにキャーキャー言っていた人たちがいま見たらどう思うんでしょうかねぇ?


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