
あんまりご存知の方はいないですかね。瀬戸朝香主演の日本映画です。「とらばいゆ」とはフランス語で「仕事、労働」という意味。ま、みなさん聞いたことある言葉でしょう。表記方法が違いますけどね。
このお話なかなかに設定が個性的です。瀬戸朝香はスランプを迎えている女流棋士。そして、その妹市川実日子も女流棋士という姉妹棋士のお話。この二人、棋士というだけあって超超超負けず嫌いの意地っぱりです。そのため、姉は夫塚本晋也 と喧嘩ばかり。妹は本当の愛を求めるものの意地っぱりな性格が災いして次々と彼氏を変えている。そして、またこの姉妹も喧嘩ばかり。
と、出演者同士が思いっきりぶつかり合う。普通に会話が弾んでいてもいつの間にかヒートアップ。喧嘩に至る。というわけで、自然と台詞の応酬となるので、非常に台詞と長回しが多い。それでいて、喧嘩のシーンがうるさすぎず、うっとおしくなく、小気味良く思えるのは監督大谷健太郎という人の演出力か。
ま、この姉妹が夫、彼氏、そしてお互いとぶつかり合い、素直になっていくまでのお話なワケでストーリーは単純明快ですが、このそう簡単には反省しないヒロインたちっていうのも面白いし、そこで語られる夫婦、姉妹、親子などの関係があまりにもナチュラルで隣の家族のお話を見ているよう。それでいて、「渡る世間」のような貧乏臭さというかぬかみそ臭さがないのは、主人公が瀬戸朝香ということと、セリフやファッションの構成がどこかヨーロッパ的というかフランス語のタイトルがよく似合う雰囲気を持っているからでしょうか。導入部からすごく自然に観客を引き込んでいきます。ラストでは、夫の優しさに触れ脱皮する主人公と共に観客も爽快感を味わうことができます。
そして、ここで主役を演じる瀬戸朝香。彼女の演技がとても素晴らしかったとワタクシは思います。妹役の市川実日子がこの役で賞を取り、その後の映画でもモスクワ映画祭で賞を取ったらしく評価されていますが、ワタクシは瀬戸朝香の一皮剥けた感のある演技が良かったと思います。
ワタクシはとにかく台詞の多い芝居が好きなのでこれはドンピシャでした
そして、将棋はまったく分からないのですが、分かる人にはもっと楽しめる部分もあるかも。(もちろん、将棋なんてまーーったく分からなくてOK
ですけどね。
このお話なかなかに設定が個性的です。瀬戸朝香はスランプを迎えている女流棋士。そして、その妹市川実日子も女流棋士という姉妹棋士のお話。この二人、棋士というだけあって超超超負けず嫌いの意地っぱりです。そのため、姉は夫塚本晋也 と喧嘩ばかり。妹は本当の愛を求めるものの意地っぱりな性格が災いして次々と彼氏を変えている。そして、またこの姉妹も喧嘩ばかり。
と、出演者同士が思いっきりぶつかり合う。普通に会話が弾んでいてもいつの間にかヒートアップ。喧嘩に至る。というわけで、自然と台詞の応酬となるので、非常に台詞と長回しが多い。それでいて、喧嘩のシーンがうるさすぎず、うっとおしくなく、小気味良く思えるのは監督大谷健太郎という人の演出力か。
ま、この姉妹が夫、彼氏、そしてお互いとぶつかり合い、素直になっていくまでのお話なワケでストーリーは単純明快ですが、このそう簡単には反省しないヒロインたちっていうのも面白いし、そこで語られる夫婦、姉妹、親子などの関係があまりにもナチュラルで隣の家族のお話を見ているよう。それでいて、「渡る世間」のような貧乏臭さというかぬかみそ臭さがないのは、主人公が瀬戸朝香ということと、セリフやファッションの構成がどこかヨーロッパ的というかフランス語のタイトルがよく似合う雰囲気を持っているからでしょうか。導入部からすごく自然に観客を引き込んでいきます。ラストでは、夫の優しさに触れ脱皮する主人公と共に観客も爽快感を味わうことができます。
そして、ここで主役を演じる瀬戸朝香。彼女の演技がとても素晴らしかったとワタクシは思います。妹役の市川実日子がこの役で賞を取り、その後の映画でもモスクワ映画祭で賞を取ったらしく評価されていますが、ワタクシは瀬戸朝香の一皮剥けた感のある演技が良かったと思います。
ワタクシはとにかく台詞の多い芝居が好きなのでこれはドンピシャでした


でもこの映画書いたっけ...と思ったら、
『NANA』、大谷健太郎繋がりですね。
この人のセリフの言い回しはもう一つの芸ですね。
ぼくも瀬戸朝香の方が、巧かったと思います。
ワタクシは彼の他の作品は見たことがないのですが(普段は洋画派なもので)この作品を見て他の作品にも興味が湧きました。また、チェックしたいと思います。