
44 井上晴哉 内野手 29歳 年俸1350万円
【2018年成績】 133試合 476打数 59得点 139安打 打率.292 26二塁打 2三塁打 24本塁打 99打点 1盗塁 66四死球 106三振 得点圏打率.342
昨年のノーアーチでヤバい立場に追い込まれつつあった井上が、今季に大きく花を咲かせました。
日本人打者としての20発はチームとして5年ぶり、その5年前の井口の23本を超えて大松に並び、落合以降では初芝の25本に次ぐアーチですので見事の一語に尽きます。
残念ながら100打点には届きませんでしたが打率、出塁率とも立派な数字に文句のない一年で、ようやく投資に見合った回収ができたシーズンとなりました。
このまま主砲として活躍を続けられるかどうかはまず来季にかかっていますので、気負わず焦らずじっくりと、また井上を孤立させてしまえばろくなことにはなりませんから角中、中村、バルガスがしっかりと脇を固める打線を組めるかどうか、井口監督との二人三脚になります。
打線には大砲が必要、との井口監督の辛抱が実を結んだ井上の覚醒です。
昨秋の台湾遠征から四番を任せて春季キャンプのシート打撃で盗塁を決めるなど井上のモチベーションは春から全開、国際交流試合でも豪快な一発をかましました。
オープン戦でも好調な出足もしかし急速な失速で超春井上になりかけましたが、それでも開幕四番で二戦目にプロ初の二打席連続弾はあっさりとシーズン自己最多に並んで4月半ばまでは3割をキープ、ただそこからズルズルと調子を落とすいつものパターンも井口監督の我慢がこれまでとは違う結果をもたらしたと言ってよいでしょう。
ドミンゲスの狂い咲きにDHの無い交流戦でスタメン落ち、欠場、そして扁桃腺炎による二軍落ちもありましたが体調が戻れば即復帰でプロ初の満塁弾で勢いが付いてそこから右肩上がりに調子を上げて、7月には.400に7本塁打、23打点でこれまた初の月間MVPを受賞しました。
当然に増えた守備機会で横への動きはさておきグラブ捌きはかなりこなれてきましたし、調子がよいとボール球に手を出しがちになりますがしっかりとボールを見て四球を選べたのも成長の証でしょう、重盗を警戒されてのものでしたがプロ初盗塁も決めて、どの切り口から見てもメモリアルイヤーとなった井上です。
好調の理由の一つとして涌井からの配球についてのアドバイスを明かすなど脇の甘さ、清田や田村の二の舞への不安が無いわけではありませんが、井口監督の「センター返しの基本を徹底指導」どおりにセンターから逆方向こそが井上の身上、とは常々の主張でしたが引っ張っては2割5分ちょいが流しては3割5分を超える数字がそれを物語っています。
本人も「僕のバッティングの基本はセンターに打ち返すことで、いちばん力が伝わるのが右中間方向です」と語っていましたが、それを忘れなければ大きく崩れることはないでしょう。
ただ来季はホームランラグーンでどうしてもフェンスが近く見えるでしょうからその誘惑に耐えられるかどうか、また当然に内を攻められるでしょうからその対策、素直に引っ張るのか理想とする落合のバッティングのようにそれすら右方向に運ぶのか、井上の選択が楽しみでもあります。
アグーで山川に差を付けられてアジャは今ひとつ定着をせず、そうなれば今季の途中から冠としたショコラ井上のさらなる飛躍を本人だけではなくチームのためにも心から願います。
2014年通信簿
2015年通信簿
2016年通信簿
2017年通信簿
【オリオン村査定】 1350万円 → 4050万円 (△200%)
井上の来季もステップアップできるといいですね。
ラグーン付きホームでやれるのはホームラン王へのアドバンテージ。
40発はクリアしたい。
右におっつけられるテクを自分のモノにしたようなのは頼もしいです。
ひところ福浦や大地が4番を打ったり、
このチームの泣きどころは1番と4番を固定できない軸ブレにあったのですが、
4番だけでも固まれば大きい。
一塁の守備はなかなかうまいですね。
そのためには、井上1人がマークされるような打線ではダメなので、4番井上の両脇を長打を打てる外国人が固め、更にその両脇を中村と角中が固める、そんな打線になってくれればベターかなと思います。
したがって、ライトを守れる新外国人(元楽天ペゲーロ?)の獲得を待っています。
井上は、自分としては少し率は落としてもホームランバッターとして、30本打って欲しいです。
しかし、オリオンさんと同じく井上は右に打ってなんぼのバッター、余り狙うと元に戻ってしまうので強く右に打つことでクリアしましょう。
山川に差がついてしまいましたが、性分が違うんで井上は地味に進んで行って下さい。頑張れ、頑張れ!
井上はマークが厳しくならる来年が勝負今年近い数字が残せたら合格ですね、前の打者より後ろの打者が打てるかで、井上の負担も変わりますからね。
あとは2015年清田の二の舞にならないよう、怪我には気をつけてほしいです。
マリンでの24本はからくりやヤフーでの30本とは訳が違うので価値があります。マリンの右中間にも放り込んでいるので今年の活躍はマグレではないと思います。
オリオンさんおっしゃる通り井上一人がマークされて孤立しないように、バルガスとあともう一人、レアードでも獲って欲しいです。
レアードが来れば、セカンド、ショートを藤岡、平沢、中村、鈴木で争うことになり層が厚くなります。
悪いことは言わない、この人には守備はさせない方がいいです。一年見てましたが下手くそ以前にぞんざいですね!!!
「つなぐ」に逃げるのではなく「自分が決める」という中心打者としての矜持をもって、更なる高みを目指して欲しいです。本塁打数でなく「打点」へのこだわりが「二年目の」ジンクス突破の鍵と思います。あとは援護射撃で5番、6番に外国人選手を是非並べたいですね。