今日は内野席応援デーではないのにライトスタンドは6割ほどの入りで、天気予報が悪くとも前売りを買ったファンは足を運んだでしょうし、結果的には試合が始まってから雨がポツポツと降り始めて最後はそれなりの雨量になりましたので正解だったのでしょうが、当日に天気を気にして諦めるような感じではなかったので事態は深刻です。
ただこの三連戦の試合を見ればそれも仕方がないかなと、勝負事ですから勝ち負けはどうにもならないにせよ、楽しませる要素がほとんどありません。
劇的なサヨナラ勝ちでの地元三連勝で借金を返済した直後に三連敗ですのでチームとしても球団としても勢いに乗れず、序盤の3点ビハインドでなぜにここまで絶望的な気分になってしまうのか、交流戦とは違って逆転できるような絵図が浮かんでこず、つまらん、と愚痴るしかない雨のQVCマリンでした。
大嶺祐は6回3失点でQSながらも打線の援護がなく、地元での連勝が8で止まっての3敗目です。
高めに浮きがちではありましたが精緻なコントロールを持ち合わせている大嶺祐ではありませんので通常モード、いきなりの被弾はそれよりもストレートの走りが今ひとつだったのが理由ではないかと、どことなく西本以前の大嶺祐に戻りつつあるような気がします。
それはそれで一つの完成形ではありますので悪くもないのですが、しかし130キロ台後半のストレートが緩めのところにくれば打ちごろでもあり、今日はカーブを上手く使えずに緩急の差をつけられなかったことで芯に当てられた打球が多かったのでしょう。
それでも大崩れをしなかった、と前向きに考えたいですし、次はもう少しでいいので力感のあるピッチングに期待をしたいです。
そして噂の阿部が今季初登板で最後は144キロのストレートは驚きで、やや腰の沈んだ上体を大きく使ったフォームに変わったことも目につきました。
今の立ち位置からすれば早くもう一度、もう少し長いイニングを見てみたい、ともなかなか言えませんが、それでも見てみたいです。
また益田の三者凡退が次に繋がればと、楽天戦には投げさせられない、なんて言ってもいられません。
交流戦であれだけ活気づいていた打線はリーグ戦に戻れば決定力に欠き、それほどにいいとも思えなかった菊池を攻略できずに完封負けです。
好不調の波が大きいのが特徴ではありますがポップフライを繰り返すクルーズの不調が痛く、またスタメンに復帰をしたデスパイネの頭が突っ込むフォームは春先に合流をしたときと似たような感じでもう少し時間がかかりそうですし、そうこうしているうちにセペダとメンドーサが代表チームに合流をするために帰国をしましたのでその時間は残されていないのではないかと、またヒットが続いたからサブロー、結果が出ないから今度は井口、と分かりやすい起用の次がどうなるか、消去法は続きます。
ただ誰が、よりも、どんな、が重要ではないかと、5点ビハインドの最終回ですので一人でも多くの走者を出すことがセオリーではないかと思うところでフルカウントからのオートスタート、まさかの幕切れに溜息しか出ませんでしたし、雨の中で苛立っていた人が多かったのか怒号、罵声が飛び交っていました。
打線をいじる、とは伊東監督の試合後のコメントでしたが、とりあえず二番から鈴木を外すことぐらいしか思いつきません。
リーグ再編でセントラルに移れないかな、と気持ちが後ろ向きです。
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◆6月21日(日) 千葉ロッテ-楽天10回戦(楽天8勝2敗、13時、QVCマリン、14,586人) ▽バッテリー |