例によって観に行こうとしている映画の前段階として、予習とばかりにTSUTAYAでDVDを借りてきました。
ここのところはすっかりとBlu-rayばかりを観ているためにDVDは心配だったのですが、レンタルとしてのBlu-rayが解禁をされていないようですので仕方がありません。
そしてその心配どおりにシャープさに欠けていたのが難点で、映像美が売りとも言われていただけにちょっと肩すかしではありました。
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時をかける少女 |
前置きが長くなりましたが、観たのは「時をかける少女」です。
俺の知世、こと原田知世が主演をした映画はリアルに観たのですが、どうにも話がシンクロしません。
気になって調べてみたところどうやら原田知世が演じた芳山和子が魔女おばさんで、この作品の主人公である紺野真琴の叔母にあたるようです。
そういう意味では後日談とは違うのかもしれませんが、何処かに行ってしまった人を待ち続けているとの言葉の重さを後になってから感じた次第です。
さらなる前置きはこれぐらいにして、そして映画としてはかなり微妙でした。
物事を深く考えずにまず動くことから始める主人公に共鳴できるかどうかで、この映画に対する好き嫌いが決まるように思います。
タイムリープという事象がメインテーマでもなく、恋の三角関係が発展をするわけでもなく、そして大人の階段を昇り始めたわけでもありません。
ただドタバタと好き勝手に動き回るうちに何本かの糸が一本に紡がれていく、テンポはいいのですがなし崩しな感じでしかありませんでした。
きっと自分が歳を重ねすぎたのだろうと、そう思うと凹んでしまいます。
浮かんできた言葉は「後悔先に立たず」で、いろいろな意味がありますが次、次にいくことにします。
2012年7月23日 鑑賞 ★★★☆☆(3点)