先月に大量の映画を観たことで飽きたわけでもないのですが、半月ほど映画館から足が遠のいていました。
それでもお構いなしに面白げな作品が上映をされるために、旅行前に確実に観ておこうとの無謀なナイトショーです。
昼過ぎまで寝ていたので睡眠時間はたっぷりなのですが、このまま仕事に行くことを考えれば年齢的に無理があったかと後悔をしつつも、こればっかりはどうにもやめられません。
幸いにも時間の無駄にはならずに楽しい一刻を過ごせましたので、とりあえずはよしとします。
ドラゴン・タトゥーの女 |
世界的ベストセラーの三部作を映画化した第一弾である「ドラゴン・タトゥーの女」はR15+らしくグロい描写が少なくはありませんでしたが、158分の長丁場があっという間でした。
40年前に行方不明となった依頼人の長兄の孫娘の調査をする主人公と、天才的なハッカーかつ調査能力に長ける助手のコンビが謎解きに挑むストーリーですが、その両者が巡り会うまでがあまりに長く、しかしその人となりを知るためには避けられないものあり、また作品にとっては重要なシーンも多々あって油断はできません。
その肝心な謎解きは結末がややアレなところはありましたが想定外なもので、だからこそ最後までスクリーンに引き込まれたのでしょう。
難解だったのが原作がスウェーデンということもあって名前が覚えづらく、かつ依頼人の一族が多すぎて人間関係を把握しきれなかったことで、暫くはヴェンネルストレムとブルムクヴィストの区別がつかず、また頭の中で家系図がこんがらがってかなり苦労をしました。
それでも原作はともかく映画ではその多くが名前だけで登場をしなかったことで、何とかようやくに見えてきたところで盛り上がってきましたから、ギリギリセーフといった感じです。
自分の予想をした2つの結末が軽く外れたのが心地よく、最後の物悲しい終わり方も第二弾への繋ぎと考えれば興味がわいてきます。
次の公開はいつなのかと気になってしまう、そんな出来の作品でした。
2012年2月11日 鑑賞 ★★★★☆(4点)
5点満点なら3.5点くらいをつけます。
昨冬に見たゴーストライターと全体的に雰囲気が似ています(ストーリーも含めて)。
そして人名がやたらと覚えにくい点も同じで、正直最後はよくわからないまま終わってしまいました…
映画のラストシーンは原作から敢えて変えていると聞いていますが、それでも一度原作を読んでみたいと思います。
それと久しぶりにモザイクを見たような気がします(笑)
何でも原作は本来は5部作の予定が作者の急死で頓挫したとはwiki情報です。
暫く歴史物しか読んでいないので世界的なベストセラーに興味はあるものの、謎解きは読んでから観ると興ざめになりそうで悩ましい・・・
リスベットは三部作を通じての主人公ですので、好き嫌いが分かれると厳しいかもしれません。
オリジナルのリスベット、見てみたいような(笑)