ようやくオリックスに勝って、練習試合での連敗が止まりました。
中継もありませんでしたしネットを探してもスコアテーブルも見当たらないので安田が3安打したことぐらいしか情報がありませんが、シーズン中はそうはいかずとも山本、榊原はロッテで言えば種市、岩下あたりでしょうから嫌なイメージを残せたのはよかったのではないかと、一方で酒居の穴埋めが期待される小野がまた失点をしたのが懸念ではあります。
明日の移動日を挟んでいよいよ地元に戻ってきてからのオープン戦は無観客試合ですが、楽天テレビでの中継がありますので初勝利からの変化をチェックしたいです。
その週末の試合は雨予報が回復をしたので残念至極ながらも、シーズンクーポンに付いていたおまけの招待券が公式戦の自由席チケットに交換できるとの発表がありました。
言うなれば雨天中止と同じでゴミになると思っていただけにかなりビックリ、4月の5試合と7月の3試合はいずれもバリュー試合ではありますがこれまで雨天中止で同様の措置があったことはなくおまけでしかないので無効になっても文句は言えない、と言いますか無効になるのが普通なだけに、これは球団の思いやりと言ってよいでしょう。
シーズンクーポンでは地元開催のすべてをカバーできず、Mポイントを利用してもいくばくかの手出しは毎年のように発生していただけに、この4試合分のプレゼントは助かります。
願わくば梅雨の時期の試合もありますのでその日が雨で流れないことを、さすがに二度目の恩恵は無いでしょうからお天道様の頑張りに期待をします。
それにしても吉田はまた体重増の影響か先日の練習試合での走塁中に足を痛めたとのこと、柿沼が着々と足場を固めて佐藤も頑張っているだけに致命傷になるかもしれません。
12球団代表者会議での決定に伴い、明日の練習試合、以降のオープン戦の全てが無観客試合になります。
石垣島でやらかしてしまった買ったばかりのカメラの試運転、ネット越しの撮影をオープン戦で試そうと思っていただけに、準備不足でのぶっつけ本番がちょっと心配です。
もっともその本番となる開幕ですらどうなることやら、何ら根拠が明らかでない大本営発表の「この1~2週間が感染拡大防止に極めて重要」とは民間に丸投げで様子見をしましょうでしかなく、キャパの問題があるにしても検査に消極的に見える厚労省の姿勢に患者数の矮小化の意図が見て取れますので半月後にはさらなる難しい決断を求められることになると思われ、これは全校休校を決めた北海道や各種イベントもそう、政府筋はIOC関係者の発言を躍起になって否定をしていますがオリンピックだってどうなるかは分かりません。
現時点では再開の目処は五里霧中と言ってよく、しかし公式戦での無観客試合となれば球団経営に与える打撃は相当なものがあるものの中止にすれば放映権収入まで吐き出すことにもなりかねませんから赤字覚悟での開催になるやもしれず、現地派からすればかなりなフラストレーションが溜まることになるでしょう。
誤解を恐れずに言えば少しでも感染拡大を防ぐためには仕方がないものの満員電車での通勤のリスクを考えれば過剰反応にも思えて、経済活動への萎縮も心配です。
そんなこんなで今後にどう転ぶかは分かりませんがしかし選手たちは開幕に向けて調整をしていくしかなく、そして今日も逆転負けでの9連敗は練習試合ですので記録もないでしょうしあまり騒がれてもいませんが、前評判がいいのでむしろ好都合だと自分に言い聞かせたとしてもさすがに負けすぎでうんざりします。
期待の若手先発陣の岩下、種市がピリッとしない中での小島の2試合続けての零封は収穫ですが、ここまで無失点だった陳冠宇が乱れたのは本人もそうでしょうが、ジャクソンの故障で開幕時点での外国人選手枠の一角として期待をしているであろうベンチの失望も相当なものがあるでしょう。
ただそれよりも深刻なのは荻野や両外国人が不在とは言え湿りっぱなしの打線で、手勘定なので計算ミスがあるかもしれませんが福田秀が.182、中村奨が.167、藤岡が.133と軒並み1割台で、若手でも一発は放ちましたが安田が.148、チームトップの5打点ながらも藤原は.231、注目の福田光も.212でしかなく、国際交流試合でのかさ上げを除けばこの程度です。
角中がまだ2試合ながらも.333、井上も.333は貫禄か、また岡が.462、菅野も2発で.379と外野の控えクラスが元気なのが心の支えで、また柿沼が.556、佐藤が.273なのも心強いです。
そして開幕投手が美馬に決まりましたが一軍キャンプ終了の13日に本人に伝えていたとのことですのでやはり出来レースだったのか、それはさておきチームとしての準備不足も否めずソフトバンクとの昨季の相性の良さをこの連敗でチャラにしてしまったような、もし開幕カードで負け越すようなことがあれば一転してカモに転落となるかもしれません。
今日も負けましたが石川が3回ノーヒットで、美馬とともに若手に対する貫禄を見せてくれました。
流れ的には両ベテラン、とは言ってもまだ30代そこそこですが、この二人で開幕投手を争うことになるのでしょうし、余程のことが無ければ二年続けての石川になる気がします。
ただ開幕カードに石川と美馬を並べるのも得策とは思えませんから、地元開幕の栄誉を石川に与えて開幕は話題優先の美馬の可能性も捨てきれません。
もっともそもそも開幕できるのか、の懸念が現実のものになりつつあるとは東京マラソンやサンリオピューロランド、ジブリ美術館などに続いてジャニーズ事務所が公演を延期、休演の決定をしたり、球界でも巨人が週末の東京ドームでのオープン戦を無観客試合としてビジターでの開催もそれを求める発表ですから、明日の12球団代表者会議が注目されます。
そこで様子見のために右に倣えで無観客試合で足並みを揃えるのではないかと、興行としてはきつくとも加害者になりたくはないでしょう。
オリンピックですら開催の判断は遅くとも5月末までなんて話がIOCの関係者から見解が出ましたし、SARSも落ち着くまで半年ぐらいはかかりましたから難儀なことになりそうです。
例年であれば3月頭ぐらいの推しメンも、開幕が一週間ほど前倒しとなることでこのタイミングにしてみました。
石垣島ではブルペンを見るのが多かったこともあり2013年西野、2014年清田、2015年大嶺翔、2016年二木、2017年土肥、2018年種市、2019年森と久しく投手を続けてきましたが、今年はそのブルペンが佐々木朗対策か通り抜けができなくなったために行きづらくなってメイン球場、第二球場で時間を費やしたため、その中で目に付いた和田を推すこととします。
ルーキーイヤーほどではありませんがバットも折れよ、とばかりに背中に叩きつけるぐらいのフルスイングは三年目になっても変わらず、実のところ藤原よりも期待をしています。
ようやく左肘痛も癒えたのか昨季は中盤戦以降にレギュラー扱いで藤原の半分以下の打席数で本塁打、盗塁は上回りましたから、当然に支配下選手登録が今季のノルマでしょう。
キャンプでは二軍スタートも国際交流試合で途中出場ながら一発を放ったのが評価されたのか第三クールから一軍に合流をして、そのまま沖縄本島、高知に帯同してスタメンでの起用こそ少ないですが数少ない打席でヒットを稼ぎ、代走では盗塁、タッチをかいくぐったスライディング、守りでも背走キャッチやホーム封殺などアピールをしまくっています。
それこそ一足飛びで開幕一軍だって夢ではない、は膨らませすぎかもしれませんし、昨季の茶谷のように枠に苦しめられるかもしれませんが、そう思うほどに魅力たっぷりです。
気になるとすればマッチ棒のようなシルエットがなかなか変わらないことで、体質かもしれませんがあれだけのフルスイングではいつか背中か腰をやってしまいそうな不安があり、また打撃こそが和田の推しなのですがベンチがまず求めている足に本人の意識がいってしまっているように感じられてそこが心配でなりません。
それでは塀内、早坂、細谷と続いた便利屋に名を連ねてしまうことにもなりかねませんので、足は出番を得るための材料ぐらいに考えて勝負はバットの心づもりでいきましょう。
今日も負けて、これで練習試合は7連敗です。
開催できるかどうかも分からなくなってきたオリンピックの影響で開幕が一週間ほど前倒しになりますから例年であればチームが東上するぐらいのタイミングですので中堅どころや新戦力を試すタームと考えれば焦ることもないのですが、それにしては他球団も開幕メンバーに近い顔ぶれのところが多いので慣れないことに手探りなところもあるのでしょう。
そういう意味ではチームとしての戦いよりは個々のプレーに重きを置けば、いずれも2回パーフェクトから3イニング目に2失点の二木には抜けたところよりもそこまでのストレートの走りを、西野には走者を背負ったときのばらけよりもそこまでの低めのコントロールを、前向きなところに目を向ければ少しは顔を上げることができます。
ただいずれもスタミナ切れもその一因となれば気にならないわけでもなく、公式戦並みのスケジュールで沖縄から高知、そして宮崎への移動の影響もあるとでも思うことにします。
迫力に欠く打線では中村奨に飽きたのか三番に福田秀を据えるのはよいとして、二番中村奨にどういった意図があるのかが分かりません。
石垣島では型どおりの練習はしていましたがバントが上手いわけでもありませんしやり慣れてもいませんから攻撃的な二番と考えているのか、荻野や角中あたりが合流をするまでの暫定なのか、三番でないのであれば四番から井上、マーティン、中村奨、レアードと並べるのがよいと考えますが、各々の打順にはそれぞれの役割があるわけですから後者の暫定であれば実戦重視との矛盾になりますので三番福田秀の是非はさておき前者であってくれればと願います。
とにもかくにも前評判がいいシーズンはろくなことにはならないので、オフの王者から一息ついて死んだふりをしているとでも思ってまったりと、まったりと。
CPBLを相手に連勝をしたもののNPB、KBOには6連敗ですので、この時期ではありながらもそろそろぞわぞわしてきそうです。
美馬は2回1失点と移籍後初登板は無難と言えば無難ながらも長ったらしい名前の新外国人選手を歩かせた後のタイムリーがもったいなく、また二度目の登板となった種市は不運な打球はありましたが3連続四球での押し出しなど前回に続いてピリッとしなかったことで岩下に続いて石垣島に戻されるかもしれません。
そんな中で陳冠宇が下位打線ではありましたがピシャリと抑えて、ジャクソンの故障にハーマンの出遅れからして開幕一軍をグイッと引き寄せたのではないかと思います。
打線は各チームとも早い開幕に合わせて主力を並べているのに対して荻野、レアード、マーティンを欠いているので迫力不足は否めませんが、懸念の二遊間に福田光と西巻を使ってみたり外野陣が若手のサバイバルになっているのは喜ばしく、今日は2安打2四球の藤原がニュースになりましたがそれを上回る打棒を見せる菅野の今後が楽しみです。
昨季は開幕二軍スタートから4割を超える打率を引っさげての昇格で結果を出せなかっただけに、ライバルだらけの土俵際のシーズンに期するところもあるでしょう。
個人的にはその方向性は危ういと考えていますが和田もまた代走で盗塁を決めて支配下選手登録に近づいたのではないかと、打てる岡田としての背番号66を心待ちにしています。
とにもかくにも勝敗は度外視とは言いながらもそろそろ勝ちたい、佐々木朗と松坂の邂逅なんてのはどうでもいいので、いい加減にスカッとした勝ち試合を見せてください。
やたらと佐々木朗をネタにしているニッカンと機関紙が今日の一面でたかが立ち投げを取り上げて、田村のリップサービスも手伝って大きな記事になっています。
類い希なる資質は間違いないですがそれがプロで戦力になるかどうかはこれからの話で、本人も辟易しているでしょうがさすがにこの盛り上げ方は異常に思えてなりません。
今日に大谷のパワフルな二の腕が話題になりましたが吉井コーチ繋がりか比較の対象とされるその大谷やダルビッシュは頑強な体を作り上げてから大きく飛躍をしたわけで、あれだけ足を上げても上体がぶれないことから足腰や体幹はしっかりとしているにしても実戦で150キロ台のストレートをコンスタントに投げるに足りないのもまた間違いないでしょう。
本人の手応えとは対照的に昨日はダメ出しをした吉井コーチですので大丈夫だとは思いますが、マスコミやあるいは球団の興行優先に押し切られないことをただ願うばかりです。
そんなこんなで開幕まであと一ヶ月ですが、そもそも開幕できるかどうかも心配になってきました。
インバウンドに配慮した中途半端な入国拒否で水際対策を誤り、また陰性と診断された後に発症したケースもあるのに充分な隔離期間を経ずに濃厚接触者を野に放ったことで新型コロナウイルスが日本中に蔓延するのはもう避けられないでしょう、人混みを避けるようにと脳天気なことを言い放つぼんくらをトップに戴いているのですから仕方がありません。
Jリーグは今日に開幕をしましたが東京マラソンは一般参加を取り止め、サンリオピューロランドは来月半ばまで閉園となり、こういった流れは加速していくものと思われます。
ことロッテでも開幕前の壮行会、出陣式の中止が発表となり、まだZOZOマリンは屋外だからマシですがドーム球場などは広大な空間ではありながらも密閉されているだけに感染者が千や万の単位になったときに開催を決断できるのか、それ以前に選手や球団関係者にまで感染が及べば慎重な判断が求められるでしょう。
あの東日本大震災でも予定どおりの開幕を決行しようとした前歴がありますのでよほどのことがない限りはNPBが自ら行動を起こすとは考えづらいですし、それよりも満員電車をどうにかしろとなりそうですが、しかし不手際を覆い隠すために政府が目立つところから手を付けてプロ野球を不要不急の対象に挙げることもありそうな気がします。
それでなくともオリンピックの影響で無理なスケジュールになっているわけで、そのオリンピックですら延期や中止が囁かれていることからして全日程の消化は難しいかもしれません。
もちろん他人事ではありませんので気休め程度ではありながらも普段以上に手洗いなどを徹底するとともに、感覚に任せずに日課として体温を測る今日この頃です。
KBOが相手となればまともな試合になるかと思いきや、さらに酷い結果となりました。
内容さえあれば勝敗は度外視でいいにしても負けすぎれば不安がプレーを小さくしかねませんし、肝心の内容もいまひとつとなれば泰然自若というわけにもいきません。
二度目の先発となった唐川は先日と同じく一発を浴びるなどして炎上、は球威不足も理由でしょうからコントロールが今日のように甘ければ必然な結果とも言えます。
東妻もあまりスピードが出ていなかったようで、美馬と田中が合流するのと入れ替えに昨日に打たれた岩下、なぜか佐々木千など6人が石垣島に戻りますがその中に唐川と東妻も含まれるのか、大谷や南などのベテランなのか、もう二度投げた成田やアコスタなのか、どちらかと言えばチームが高知に移動することでのシャッフルの色合いが濃い気がします。
野手で目立ったのは途中出場の和田で、代走で盗塁を決めた後の打席ではきれいにはじき返してのヒット、そしてまた盗塁と、足とバットでアピールしました。
一昨年のバッティングをすっかり忘れて無理に引っ張る、外のボールを空振る、を繰り返していた中村奨が押っ付けるようなバッティングを見せたのも今日の数少ない材料です。
右方向に強い打球を打ってこその中村奨は実のところ井上もそうですが、流すのではなく逆方向に引っ張るという井口語録を噛み締めれば見えてくるものもあるでしょう。
全体的な安定感はまだまだですが安田、藤原もところどころで光るものを見せていますし、主力はさておき厚みを増したい中堅どころより若手の方が答えを出している現状をベンチがどう考えるのか、やってくれなければ困るではなくやってくれている選手を引っ張り上げるのが正道ですので投手だけではなく野手のシャッフルも早めでお願いします。
NPBを相手に勝てないのはオフの王者として前評判が高いだけに逆にチームを引き締めるにはいいスタートだと、そう前向き志向で考えています。
今日も大敗でしたが注目は足、藤原と岡が2つの盗塁死と菅野の牽制死、西巻の走塁死は公式戦であれば噴飯物ですが、どこか一昨年のとりあえず走れの雰囲気があります。
菅野のそれは足が速いわけでもないのでボーンヘッドでしかありませんが次の塁に意識があってこそでしょうし、西巻は三塁コーチャーの博打だったのでしょう。
二年目にどうなるか分からないホームランラグーン効果を考えれば足と絡めての両立ては必須ですので、ただのミスではなくチャレンジの結果だと思うことにします。
今日も欠場の藤岡と同じく寵愛が薄れてきているわけでもないでしょうが福田秀が優先なのか二番中村奨がさりげなく手打ち引っ張りモードなのが不安ですが福田光にチャンスを与えるのであればそれもよし、動きも肩もショートではしんどそうな西巻もマルチヒットでアピールができましたし和田は足に続いて守りで魅せて、福田秀は左腕からヒットを放ちました。
やはり守りではサードが無理っぽい安田も豪快にバックスクリーンに叩き込み、その後の3三振に井口監督が苦言を呈していましたがそれも高いレベルを求めてのものだと思います。
外野陣では技ありの藤原とまたしてもアーチの菅野がマルチヒットでレギュラーはともかくとして、石垣島で調整を続けるベテラン陣に対する強烈な挑戦状になるでしょう。
心配なのは先発の岩下で練習試合では珍しいイニング途中での交代はコントロールの甘さはありましたが、それよりも「いちにのさん」のテンポが引っ掛かります。
二段モーションのようにためてのフォームも悪くはありませんがそれであれば緩急を付けないと打者からすれば打ちやすそうで、次の登板では修正したピッチングを見せてください。
一方で左腕の小島、中村稔は凄みはありませんが淡々と抑えるそのスタイルはキレの陳冠宇とともに今季も貴重な一軍の戦力として指折っても大丈夫そうな、そこに入り込みたい成田は先日の乱調の汚名返上で三者凡退に抑えはしましたが左打者に振り切られていたのが懸念ながらも逆に右打者がクロスファイアの軌道に詰まっていたのが意外でした。
巨人との練習試合に負けたのはいいとして、投手陣のボールの高低の差がどうにも気になりました。
アコスタとビエイラが顕著でしたが、アコスタはサントスと同じく重心が後ろで仰け反るようなフォームからコンスタントに140キロ台後半のストレートは見事ながらも抑えが利かずに高めに浮いたことで各打者が振り切ってのヒットが多かったのに対して、ビエイラは抜けるボールもありましたが低めにコントロールできていたことで付け入る隙がありませんでした。
もちろん支配下登録のビエイラと育成枠のアコスタを同列で比較はできませんが高めに浮きがちだったのは種市もそうでしたし、高めで勝負にいっていたのであればそれはそれですが試合後のコメントからすればそうではなかったようですので、アコスタなどはフォームも含めて今後の調整が急がれます。
もっともそのアコスタを石垣島に戻されたサントスと入れ替えで招集してすぐに使ったのはよいことですので、早めに課題を見つけるためにも次はフローレスを試してみましょう。
打撃陣では期待どおりに和田をスタメンで最後まで起用したのには拍手で、ルーキーイヤーのときほどではありませんがしっかりとバットを振っていたのが収穫です。
ただ二年経っても相変わらずに細いのは石垣島でも分かってはいましたが、そういう体質なのであればどうにもなりませんが一軍でプレーをするにはそれが足を前面に押し出したものにせよ体ができていないように思えて不安があり、話題の佐々木朗と同じく尻周りと言いますか太ももあたりがもう少し逞しくならないと厳しいような気がします。
また藤原、福田光、香月もやや直線的で変化球に対してはどうよ、と思わないでもないですが、しっかりと振るというところでは和田と同じく手応えの見えた各打席でした。
佐々木朗のピッチが上がってきました。
石垣島では最後の最後にブルペンに入ったのは周りが投げていることでストレスが溜まっているであろうことからのガス抜きかと思っていましたが、沖縄本島に移動をしてからも連日のブルペンだったりもして、投げた翌日の感触も悪くはないようですから調整としてはまずまず順調なのでしょう、ただ心配が無いわけではありません。
決勝戦をパスしたときにも辛辣だった張本がマスコミが持ち上げる令和の怪物に「野球界は誰も認めていない」とくさしたのは置いておくとしても、まだ打者に対しては1球も投げていないのに夏には一軍もなんて話が出てくること自体がナンセンスではあり、教育リーグで1イニングでも登板があってから次のことを考えるのがまともな思考です。
もちろん一日でも早く見てみたいですがむしろ忘れられたころぐらいがいいのかもしれず、大谷がそうであったように人間の体は160キロ台のストレートを常時投げられるようにはできていませんので、瞬間最大風速な163キロではなくコンスタントに150キロ台半ばから後半を投げられるような肩肘を作り上げるのが優先でしょう。
それはブルペンだけでできるものではありませんので実戦での鍛え上げはもちろん必要ですが、せっかく二木、種市らの成功例があるのですから臨機応変な判断はあって然るべきにしても一年目はプロ野球選手としての体作りが第一なわけで、一二軍合わせて50イニングを目安としたのをぶれることなく守ってくるようお願いします。
サントスが石垣島に戻されました。
あれだけ乱れれば仕方がないところではありますが似たような内容だった成田が現時点では生き残っていることからして育成枠選手の悲哀なのか、沖縄本島に移動する第三クール最終日に陸上競技場から室内練習場に向かう道すがらでライバルでもあるアコスタ、フローレスから激励をされるところを見ているだけに残念でもあり、あまりコントロールを意識させすぎると持ち味が失われてしまいますので一発アウトではなくもう一度ぐらいは投げさせてもよかったような気がしないでもありません。
ただ重心が後ろにあるようなフォームながらもあれだけの球速が出るということは上体での力任せだからこそ制球がままならないのでしょうから、早めの手当てと考えることにします。
まだ一二軍の距離が近いだけにどんどんと入れ替えがあってこそ緊張感が保てるわけで、例年より開幕が一週間ほど早いことから他球団も練習試合に出てくる顔ぶれが主力に近いのでロッテがそうなるのもおかしくはないのですが、せっかく連れて行ったのですから和田や香月、西巻をスタメンで起用してくれる巨人戦であってもらいたいです。
曜日も時間帯も変わったTEAM26の先行チケット販売はステージ毎に区切ったことで同時アクセス人数が減ったはずなのに混雑ぶりはこれまで以上で、昨年はたまに取れていたVS席の前列は全てシーズンシートになってしまったかのようにポツポツと10番台があるだけで1桁台は皆無、これが佐々木朗効果であれば球団としてはうはうはでしょう。
ただやたらと一面に持ってくるニッカンのように練習試合よりも佐々木朗のブルペンに中日の投手が殺到したなんてのがトップニュースになる現状は、喜んでばかりもいられません。
もちろん興味はありますがそれよりもチームとしてどう開幕に向かっているのかが知りたく、スコアテーブルでさえ一日遅れでしかない公式サイトの現状が嘆かわしいです。
そんな中日戦は開幕投手を目指す二木が2回パーフェクトに抑えたのと安田がタイムリーツーベースを、菅野が一発を放ったぐらいしか報じられていないのであちらこちらを探してみれば7安打2点に抑えられての連敗だったようで、その中では三番で1四球2安打の菅野が加藤の故障による棚ぼたからアピールを続けています。
今日はノーヒットだった福田光と同じくポジションを奪うにはきついところにいますし、代打で光るようなタイプにも思えないのですが、このまま埋もれるわけにはいきません。
投手陣では二番手の佐々木千が3回5安打1四球3失点と株を下げたようで、一方で正念場のシーズンとなる大谷、南がそれぞれ1回をパーフェクトとは喜ばしいです。
気になったのは二番中村奨にどういう意図があったのか、昨日は三番でしたから今季もそこに徹するかと思っていただけに揺れる藤岡と同じく前向きな変化と考えたくはあります。
そして飛び込んできたファンサービス自粛は今日かららしいのですが石垣島に残った知人からハーマンと福田秀にサインをもらったとの情報がありましたので徐々に徹底をされていくのでしょう、ここまで感染者が増えてしまえば濃厚接触者の調査などはほぼ不可能でしょうし、かと言って人込みを避けるのも現実的ではありません。
それでも致死率が上がってくればこれはNPBに限った話ではなくJリーグ、あるいはコンサートなどの開催にも影響を及ぼすかもしれず、オリンピックもどうなることやら、です。
沖縄本島に移動をしての初日に今季初のNPBとの対外試合となる広島との練習試合は、押し出し死球でのサヨナラ負けで黒星スタートです。
九回にひっくり返すも成田が先頭打者を歩かせた挙句の一死満塁から連続死球で再逆転を許してのものですから、勝敗は度外視をするにしても内容はもっと悪すぎました。
今季から腕を下げたのは左打者対策なのでしょうが効果無く、逆ならまだしもオーバースローからサイドスローへの転向ですから球速アップが容易ではないところで課題のコントロールがさらに悪くなってしまったような結果は本人にとってはかなりショックでしょう、勝敗が決まっても最後までやることが多い練習試合での打ち切りも後味が悪いです。
ただ西武から移籍直後にやはり腕を下げた田中もそれが馴染むまでに半年はかかりましたから焦ることなく、正直なところ球威こそが目指すベクトルでそのためにドライブライン・ベースボールに派遣をされたのでしょうから迷走している気がしないでもないですが、手首の使い方に特徴がありますので上手くフィットしてくれればと思います。
先発の唐川は今季はスターターとしていくと言われているとのこと、若手が台頭をしている先発陣よりも疲弊が目立つ中継ぎ陣の方がニーズが高いのでこれは意外でしたが適性による判断なのか、いずれにしてもこれは抜擢と言うよりは先発がダメなら中継ぎではなく二軍との厳しい措置ではないかと思われ、進退をかけた正念場のシーズンになるでしょう。
鈴木に一発を浴びたものの2回でその1安打のみですので出足としてはまずまず、次回はもう少し長いイニングを投げるとのことですが打たれだしたら止まらない悪癖はご法度です。
全体的には与四死球が多くでサントスも4四死球で2押し出しですから締まらない試合で、ジャクソンが左大腿二頭筋肉離れは全治3~4週間となれば開幕が例年より早いことから間に合わない可能性が高いだけに支配下選手登録へのチャンスをふいにしたのではないかと、陳冠宇も2回零封ながらも1安打1四球とアピールしきれませんでした。
打線で目立ったのはルーキー福田光で3安打猛打賞は国際交流試合から3試合連続のマルチヒット、左方向に飛んだのではなくしっかり狙って打っているように見えるのがよいです。
途中からショートに回りましたので藤岡の牙城を崩すのはなかなか難しいにしても、三木と平沢が故障で出遅れているだけに開幕一軍に向けて好発進です。
また代走の和田が内野ゴロでの生還はタッチをかわした巧みなスライディングだったとのこと、足よりはバットですがとっかかりとしてはベンチに印象付けられたと思います。
第三クールが終わり、一軍のメンバーは沖縄本島に移動となります。
空港で選手たちと出くわして、隣のテーブルには中村奨と藤岡と菅野が、その隣には岡と種市と和田が、中村奨は石垣島残留のはずなので確認をしてみれば追加発表がされていて、そもそも前日の一軍合流は那覇遠征への布石だったのでしょうから当初発表で外れたのが手違いだったのか状態確認をした上でのものだったのか、ちょっとした謎です。
そんな今日は佐々木朗のブルペン入りで報道陣はもちろんのこと、前日に閑散としたはずのファンも大勢が早い時間からブルペンに張り付いていました。
かく言う自分はキャッチボールは何度か見ましたし石垣島での佐々木朗にはちょっとげんなりしたこともあり芋の子になるのはパスをして、遠目でまったりと観察です。
同時にブルペンに入るはずの二木と佐々木千が座り込んでギャラリーとなっていたのはご愛敬ですが、選手としてもやはりどんなボールを投げるのかが気になるのでしょう。
帰ったと思っていた中畑や小早川も見かけましたのでスポーツニュースは佐々木朗一色だったと思われ、一挙手一投足に注目が集まるのは気の毒ではあります。
そんなこんなで8泊9日のキャンプ見学は午前中の雨やスコールはありましたが全体的には好天に恵まれて、アクシデントはあったもののオフ企画のための撮影、佐々木朗を除いたサインはほぼほぼ期待どおりのものでしたので、あとはモバイルノートではよく分からない写真品質が満足できるものになっているか、例年は1割程度の犠牲が発生するゆうパックで送り返したボールの生存率がどのぐらいか、の確認をするとともに3月、4月のチケット予約もありますので疲れた体に鞭打って忙しくなるであろう週末を乗り切ります。