電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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「文学は実学である」とぼくが強調するのは、文学離れが進んでいることへの危機感があるからだ。これだけ情報があふれていると、活字より映像というように、手っ取り早く楽しめるものに飛びついてしまう。その流れを逆転させるのは難しいが、せめて読書が機能していた時代を記憶にとどめておくことが、文学にかかわる者の責任だと考えている。
◆文学は実学である―― 荒川洋治
─────────────────────────────
「文学は実学 人生一変――現実超えた『現実』が描かれている」
2006.09.27 日経新聞(夕刊) 現代詩作家・荒川洋治さん
─────────────────────────────
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医学や工学、経済学と違って、文学は社会の役に立たない。現代詩
作家の荒川洋治さんは、そんな“通説”を否定する。「文学は実学
である」と訴える荒川氏にその活用法を聞いた。
………………………………………………………………………………
ここ20年ほど、宮崎勤事件や酒鬼薔薇事件など人間性の崩壊を感じるような犯罪が起きている。これは思考力や想像力が弱くなった表れであり、原因の一つに本を読まなくなっていることがあるのではないか。文学には目に見える現実を超えた「現実」が描かれており、それを知るか知らないかで人生は一変する。文学は力を持っており、そうした実学の面にもっと注目すべきだろう。
「文学は実学である」とぼくが強調するのは、文学離れが進んでいることへの危機感があるからだ。これだけ情報があふれていると、活字より映像というように、手っ取り早く楽しめるものに飛びついてしまう。その流れを逆転させるのは難しいが、せめて読書が機能していた時代を記憶にとどめておくことが、文学にかかわる者の責任だと考えている。
名作の要約本やあらすじ本が相次ぎ登場していることにも表れているように、本を読むことは簡単ではない。それはコンピューターゲームのように誰かが作った世界を受動的に楽しむのではなく、(想像力で)能動的に世界を作りあげる必要があるからだろう。しかし、その過程こそが人間性をはぐくむものだ。実学としての文学の魅力はもっと理解されるべきだと思う。
■今年の小林秀雄賞を受賞した評論『文芸時評という
感想』(四月社)には、そんな文学への熱い思いが
込められている。産経新聞で12年間連載した文芸
時評をまとめたものだ。
ぼくは詩を作っている人間だが、文学全体の世界に身をおいているつもりだ。小説、短歌、俳句といったジャンルは意識しないで、文学に対して均等に興味を持っている。「読む」という立場において、文学はすべてつながっている。文芸時評においても(批評家というよりは)読者の視点に立って普通の言葉で書いた。
時評をやってみて、自分にしか興味を持たない作家や批評家が増えているように感じた。(現代文学は)一見多彩だが、実は同色の森といった印象だ。批評が保守化して思い切ったことが言えなくなった結果、作家が自分自身を客観視する機会が減ったことも影響しているのではないか。作家にはもっといろいろなことに関心をもってほしい。
■「現代詩作家」を名乗って今年で10年目。「詩人」
という肩書きで、イメージが固定することを避けたか
ったからという。言葉に対する敏感さを示すエピソー
ドだ。
言葉は常に揺れ動くものであり、「正しい日本語を使いましょう」といった昨今の日本語ブームには興味がない。かえって言葉の自由度を奪ってしまう恐れがある。ただ、身の回りや文学作品の中で言葉がどのように使われているのかを観察することは意味がある。「正しい」「美しい」といった規範を前提にするのではなく、一呼吸置いて注意深く言葉を見つめることが大切だと思う。
(聞き手は文化部 中野稔)
………………………………………………………………………………
荒川洋治(あらかわ・ようじ)
現代詩作家、批評家。49年生まれ。早大一文卒。詩集に『水駅』
(H氏賞)、『心理』(萩原朔太郎賞)など。エッセーに『ラブ
シーンの言葉』など。
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日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■超拡散『世界政治の崩壊過程に蘇れ日本政治の根幹とは』
■超拡散『日本の「月面着陸」をライヴ放送しないNHKの電波1本返却させよ◇この国会質疑を視聴しよう⁉️:https://youtube.com/watch?v=apyoi2KTMpA&si=I9x7DoDLgkcfESSc』
■超拡散記事『榎本武揚建立「小樽龍宮神社」にて執り行う「土方歳三慰霊祭」と「特別御朱印」の告知』
■超拡散『南京問題終結宣言がYouTubeより削除されました』
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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「文学は実学である」とぼくが強調するのは、文学離れが進んでいることへの危機感があるからだ。これだけ情報があふれていると、活字より映像というように、手っ取り早く楽しめるものに飛びついてしまう。その流れを逆転させるのは難しいが、せめて読書が機能していた時代を記憶にとどめておくことが、文学にかかわる者の責任だと考えている。
◆文学は実学である―― 荒川洋治
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「文学は実学 人生一変――現実超えた『現実』が描かれている」
2006.09.27 日経新聞(夕刊) 現代詩作家・荒川洋治さん
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医学や工学、経済学と違って、文学は社会の役に立たない。現代詩
作家の荒川洋治さんは、そんな“通説”を否定する。「文学は実学
である」と訴える荒川氏にその活用法を聞いた。
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ここ20年ほど、宮崎勤事件や酒鬼薔薇事件など人間性の崩壊を感じるような犯罪が起きている。これは思考力や想像力が弱くなった表れであり、原因の一つに本を読まなくなっていることがあるのではないか。文学には目に見える現実を超えた「現実」が描かれており、それを知るか知らないかで人生は一変する。文学は力を持っており、そうした実学の面にもっと注目すべきだろう。
「文学は実学である」とぼくが強調するのは、文学離れが進んでいることへの危機感があるからだ。これだけ情報があふれていると、活字より映像というように、手っ取り早く楽しめるものに飛びついてしまう。その流れを逆転させるのは難しいが、せめて読書が機能していた時代を記憶にとどめておくことが、文学にかかわる者の責任だと考えている。
名作の要約本やあらすじ本が相次ぎ登場していることにも表れているように、本を読むことは簡単ではない。それはコンピューターゲームのように誰かが作った世界を受動的に楽しむのではなく、(想像力で)能動的に世界を作りあげる必要があるからだろう。しかし、その過程こそが人間性をはぐくむものだ。実学としての文学の魅力はもっと理解されるべきだと思う。
■今年の小林秀雄賞を受賞した評論『文芸時評という
感想』(四月社)には、そんな文学への熱い思いが
込められている。産経新聞で12年間連載した文芸
時評をまとめたものだ。
ぼくは詩を作っている人間だが、文学全体の世界に身をおいているつもりだ。小説、短歌、俳句といったジャンルは意識しないで、文学に対して均等に興味を持っている。「読む」という立場において、文学はすべてつながっている。文芸時評においても(批評家というよりは)読者の視点に立って普通の言葉で書いた。
時評をやってみて、自分にしか興味を持たない作家や批評家が増えているように感じた。(現代文学は)一見多彩だが、実は同色の森といった印象だ。批評が保守化して思い切ったことが言えなくなった結果、作家が自分自身を客観視する機会が減ったことも影響しているのではないか。作家にはもっといろいろなことに関心をもってほしい。
■「現代詩作家」を名乗って今年で10年目。「詩人」
という肩書きで、イメージが固定することを避けたか
ったからという。言葉に対する敏感さを示すエピソー
ドだ。
言葉は常に揺れ動くものであり、「正しい日本語を使いましょう」といった昨今の日本語ブームには興味がない。かえって言葉の自由度を奪ってしまう恐れがある。ただ、身の回りや文学作品の中で言葉がどのように使われているのかを観察することは意味がある。「正しい」「美しい」といった規範を前提にするのではなく、一呼吸置いて注意深く言葉を見つめることが大切だと思う。
(聞き手は文化部 中野稔)
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荒川洋治(あらかわ・ようじ)
現代詩作家、批評家。49年生まれ。早大一文卒。詩集に『水駅』
(H氏賞)、『心理』(萩原朔太郎賞)など。エッセーに『ラブ
シーンの言葉』など。
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