電脳筆写『 心超臨界 』

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( マーク・トウェイン )

不都合な真実 《 ユダヤ普遍主義とグローバリズム――馬淵睦夫 》

2024-05-25 | 05-真相・背景・経緯
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本来、“国際”とはユダヤ思想であり、“インターナショナル”とは国境を超越した関係を意味していたのです。ですから、私たちが使っている“国際”とは本来の“インターナショナル”の意味ではなかったということです。世界の一体化とはつまり、国境の概念をなくすということ。金融や貿易といった経済面はもとより、人権や環境の問題も世界標準に合わせるための取り組みが進んでいるのは皆さんご承知のことと思います。


◆ユダヤ普遍主義とグローバリズム――馬淵睦夫

『日本を蝕む 新・共産主義』( 馬淵睦夫、徳間書店 (2022/2/17)、p52 )
第二章 幻想と誤解
〈 グローバリズムという“からごころ” 〉

皆さんはグローバリズムの意味を調べてみたことがありますか。

世間にはグローバリズムを“海外進出”や“国際化”のような意味合いで捉えた使い方の広告や記事も見て取れますが、実はその本義とはニュアンスが大きく異なります。

地球全体をひとつの共同体と見なして、あらゆるモノの移動、拡大が国境を超えて行われ、世界の一体化を目指す思想、それがグローバリズムです。そこには国家観は存在しません。

私たちが“国際化”として考えてきたことは、国家同士が結びつきを強め、相互に影響し合う国家と国家の関係性でして。実は、私たち日本人は“国際”という言葉自体が持つ意味を、独自に解釈してきたのです。

本来、“国際”とはユダヤ思想であり、“インターナショナル”とは国境を超越した関係を意味していたのです。ですから、私たちが使っている“国際”とは本来の“インターナショナル”の意味ではなかったということです。

世界の一体化とはつまり、国境の概念をなくすということ。金融や貿易といった経済面はもとより、人権や環境の問題も世界標準に合わせるための取り組みが進んでいるのは皆さんご承知のことと思います。

グローバリズムを理解するうえで、グローバリズムという思想の根源はユダヤ思想であるということを知る必要があります。もちろんこれは、ユダヤ人という人種について云々することではありません。そこはしっかり区別しなければならないことです。

私たち日本人は、世界とは海で隔たれた日本の国土です。ナショナリズム“やまとごころ”を培ってきました。私たちの中には“国境をなくす”という発想はそもそもないのです。ゆえに、グローバリズムという“からごころ”が、どのような思想なのかを正確に把握すべきなのです。

つまり、“やまとごころ”を核として、そこに共存可能な思想かどうかを判断する必要があります。それをせずに、「グローバリズムはすはらしい考えだ」と賞賛したり、「世界基準に日本も合わせなければならない」、「日本は世界の基準から遅れている」などとあくせくすることは、本居宣長の提言になぞらえれば、「それが何になる? それどころか、かえって道を誤るぞ!」となるのです。

日本においてユダヤ思想についての理解がなかなか進まないのは、いわゆる欧米世界が長い間経験してきたようなユダヤ問題が、日本には存在してこなかったということがひとつ。

もうひとつは、人権侵害的な内容だったり、いわゆる陰謀論であったり、そういう一部の側面でユダヤ問題を捉えがちなことです。それゆえに、ユダヤという言葉自体がタブー視されているというか、忖度(そんたく)して触れないようにされている面もある。反対にそれが誤解と偏見を助長しているのです。ゆえに先入観なく、ユダヤ思想を理解することが重要です。 

私はイスラエル勤務の実体験に加え、旧約聖書を読んだり、あるいはユダヤ人が著したユダヤの歴史の本を読んだりして勉強したのですが、旧約聖書を読むと、グローバリズムという思想は紀元前から存在していることがわかります。ユダヤ思想の中にはふたつの潮流があって、ひとつが民族主義の流れ、もうひとつはユダヤ普遍主義です。グローバリズムの思想を持つのはユダヤ普遍主義です。

旧約聖書をひもとくと、預言者という人たちが登場します。預言者というのは神ヤハウェの言葉を預かって、その言葉をイスラエルの国民に知らせる役割を担った人です。

その預言者の中にも普遍的な思想を広めた人と民族主義的な思想を広めた人がそれぞれの時代に現れています。アモス(アモス書)、イザヤ(イザヤ書)などが普遍主義の預言者として知られています。普遍主義が唱えるのは、簡単に言うと“人類はみな兄弟である”というようなことです。ところがその後でやはりユダヤ民族の重要性、国家の重要性を唱える民族主義の預言者が現れてくる(ユダヤ民族主義ではホセアという預言者が有名)。そして国家が滅びると、ふたたび普遍主義を唱える預言者が現れてくる。歴史を見ればこの繰り返しが見て取れます。

現代に目を向ければ、グローバリズム全盛の中の2016年にトランプ氏が大統領選挙に勝って、ナショナリズムの波を起こしました。そして2020年、不正選挙によってグローバリズム勢力である民主党がその流れの阻止に出ました。

しかし、クーデター政権であるバイデン政権は、1年も経たずに支持率が40%以下に低下し、ナショナリズム、つまりアメリカ建国の精神と憲法に基づく共和制を重視する勢力の抵抗にアタフタしている状況です。

大局的に見ると、今の世界情勢というものはわかりやすいのです。私はこのような時代認識を皆さんと共有したいと思っているのです。
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