電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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ダル―の場合は、その反対だった。彼には、実際に実務の訓練を受けたという強みがあった。マセナ元帥のもとで軍隊の監督官としてスイスで働いたことがあり、その間に作家としても名を上げた。政府の評議員及び官廷監督官という職をナポレオンにすすめられた時、ダルーはとまどった。「私は書物にうずまってもはや人生の大半を過ごし、廷臣とはどんなものか学ぶ時間がありませんでした」。するとナポレオンはこう答えた。「廷臣なら余のまわりにたくさんいる。数の上では不足がない。余が欲しいのは堅固な意思をもってまじめに働き、みなを啓蒙する能力のある監督官なのだ。だからこそおまえを選んだのだ」。
『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p96 )
第3章 自分を生かす働き方――日々、精一杯働いているか、やりがいはあるか
3 楽しんで働くから“いい仕事”ができる
◆ナポレオンが廷臣に求めたのも“実務能力”だった
ナポレオンが科学者に抱いていた意見を考えてみると、どうやら彼は科学者の助けを借りて行政力の強化をはかったらしい。
彼に選ばれた科学者の中には失敗した者もいるが、反対に見事に成功したケースもある。フランスの数学者ラプラスは内務大臣の地位についたが、任命されてすぐにまちがいを犯してしまった。のちになって、ナポレオンは彼のことをこう語っている。
「ラプラスは問題の核心を的確につかみとることをせず、常に末梢的なものを追い求めていた。彼の意見はどれをとってもわかりにくかった。つまり、微分積分の細かい計算の精神を実務の管理に持ち込んでしまったのだ」
結局、ラプラスのこの習慣は書斎の中ですっかり固まってしまい、それを実際に応用するには、彼は年をとりすぎていたのだった。
ダル―の場合は、その反対だった。彼には、実際に実務の訓練を受けたという強みがあった。マセナ元帥のもとで軍隊の監督官としてスイスで働いたことがあり、その間に作家としても名を上げた。政府の評議員及び官廷監督官という職をナポレオンにすすめられた時、ダルーはとまどった。
「私は書物にうずまってもはや人生の大半を過ごし、廷臣とはどんなものか学ぶ時間がありませんでした」
するとナポレオンはこう答えた。
「廷臣なら余のまわりにたくさんいる。数の上では不足がない。余が欲しいのは堅固な意思をもってまじめに働き、みなを啓蒙する能力のある監督官なのだ。だからこそおまえを選んだのだ」
ダルーは皇帝の希望を受け入れ、ついに首相にまでなった。そこでも能力を存分に発揮した。そして死ぬまで謙虚で品行方正で公正無私な態度を失わなかった。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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■緊急拡散宜しく『日本を崩壊へ導く「選択制夫婦別姓」問題』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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ダル―の場合は、その反対だった。彼には、実際に実務の訓練を受けたという強みがあった。マセナ元帥のもとで軍隊の監督官としてスイスで働いたことがあり、その間に作家としても名を上げた。政府の評議員及び官廷監督官という職をナポレオンにすすめられた時、ダルーはとまどった。「私は書物にうずまってもはや人生の大半を過ごし、廷臣とはどんなものか学ぶ時間がありませんでした」。するとナポレオンはこう答えた。「廷臣なら余のまわりにたくさんいる。数の上では不足がない。余が欲しいのは堅固な意思をもってまじめに働き、みなを啓蒙する能力のある監督官なのだ。だからこそおまえを選んだのだ」。
『向上心』
( サミュエル・スマイルズ、三笠書房 (2011/5/21)、p96 )
第3章 自分を生かす働き方――日々、精一杯働いているか、やりがいはあるか
3 楽しんで働くから“いい仕事”ができる
◆ナポレオンが廷臣に求めたのも“実務能力”だった
ナポレオンが科学者に抱いていた意見を考えてみると、どうやら彼は科学者の助けを借りて行政力の強化をはかったらしい。
彼に選ばれた科学者の中には失敗した者もいるが、反対に見事に成功したケースもある。フランスの数学者ラプラスは内務大臣の地位についたが、任命されてすぐにまちがいを犯してしまった。のちになって、ナポレオンは彼のことをこう語っている。
「ラプラスは問題の核心を的確につかみとることをせず、常に末梢的なものを追い求めていた。彼の意見はどれをとってもわかりにくかった。つまり、微分積分の細かい計算の精神を実務の管理に持ち込んでしまったのだ」
結局、ラプラスのこの習慣は書斎の中ですっかり固まってしまい、それを実際に応用するには、彼は年をとりすぎていたのだった。
ダル―の場合は、その反対だった。彼には、実際に実務の訓練を受けたという強みがあった。マセナ元帥のもとで軍隊の監督官としてスイスで働いたことがあり、その間に作家としても名を上げた。政府の評議員及び官廷監督官という職をナポレオンにすすめられた時、ダルーはとまどった。
「私は書物にうずまってもはや人生の大半を過ごし、廷臣とはどんなものか学ぶ時間がありませんでした」
するとナポレオンはこう答えた。
「廷臣なら余のまわりにたくさんいる。数の上では不足がない。余が欲しいのは堅固な意思をもってまじめに働き、みなを啓蒙する能力のある監督官なのだ。だからこそおまえを選んだのだ」
ダルーは皇帝の希望を受け入れ、ついに首相にまでなった。そこでも能力を存分に発揮した。そして死ぬまで謙虚で品行方正で公正無私な態度を失わなかった。