電脳筆写『 心超臨界 』

歴史とは過去の出来事に対して
人々が合意すると決めた解釈のことである
( ナポレオン・ボナパルト )

◆全く評価できない二人の首相、細川護熙と宮沢喜一

2024-11-06 | 05-真相・背景・経緯
§6-2 真正保守が追放され反日左翼と似非(えせ)保守だらけになった日本
◆全く評価できない二人の首相、細川護熙と宮沢喜一


戦後の総理大臣のうち、私がまったく評価しない首相が二人います。一人はなんといっても日本が侵略戦争をやったと公式に発言した細川護熙首相です。それまでの首相は誰も日本が侵略戦争をしたと公式には認めていません。この転換は大きな弊害を日本にもたらしました。それからもう一人は、天皇・皇后両陛下を中国につかわした宮沢喜一首相です。相手が普通の国ならかまいませんが、中国は東南アジアから人が来たら「朝貢に来た」と感ずるような国です。


『名著で読む日本史』
( 渡部昇一、扶桑社 (2017/3/29)、p226 )
付録 渡部昇一『裸の総理たち32人の正体』
「後世の日本」という視点で見る功罪

◇全く評価できない二人の首相、細川護熙と宮沢喜一

戦後の総理大臣のうち、私がまったく評価しない首相が二人います。一人はなんといっても日本が侵略戦争をやったと公式に発言した細川護熙首相です。それまでの首相は誰も日本が侵略戦争をしたと公式には認めていません。この転換は大きな弊害を日本にもたらしました。

それからもう一人は、天皇・皇后両陛下を中国につかわした宮沢喜一首相です。相手が普通の国ならかまいませんが、中国は東南アジアから人が来たら「朝貢に来た」と感ずるような国です。毛沢東にしろ、蒋介石にしろ、周恩来にしろ、日本は嫌いだったかもしれませんが、日本に対する尊敬心あるいは恐れみたいなものは絶えず持っていたように思います。しかし、両陛下のご訪問以来、江沢民などは実に傲慢無礼な振る舞いをするようになりました。彼らにしてみれば、日本の天皇が朝貢に来たということは自分の家来も同然だという感覚なのです。

だから、絶対に天皇陛下は儒教国にいらっしゃってはいけなかったのです。その当時もそれを指摘した人はいました。しかし、東大法学部出身の秀才であることを事あるごとに誇りとして示したといわれる宮沢氏は、そんなことも知らなかったようです。その祟(たた)りは今日にまで及んでいます。

この細川・宮沢という二人の総理は、戦後日本の総理大臣の中でも相当なマイナス点をつけなくてはいけません。村山首相は政界事情だけでひょっこり出ましたが、余計な謝罪外交と村山発言で、日本に損害を与え続けています。私が本書を刊行したあとにも、民主党の三人の総理(鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦)など、大いに問題にすべき人たちが続出しています。国家のリーダーとして総理大臣とはいかにあるべきなのかということを、国民はもっと真剣に考えるべきでしょう。日本という国の国際的評価は総理大臣の言動によって大きく左右されてしまうのです。
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