電脳筆写『 心超臨界 』

明日への最大の準備はきょう最善を尽くすこと
( H・ジャクソン・ブラウン・Jr. )

飽和脂肪、砂糖、食品添加物をなくすと学力が向上する――丸元淑生

2024-10-18 | 09-生物・生命・自然
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「この四年間に、ニューヨーク市学区では教師の給料を上げたわけでもなく、教師一人当たりの学童数を減らしたわけでも、カリキュラムを変えたわけでもありません。変わったのは食事だけです。信じがたいことですが、食事の力だけで学力試験のスコアを16点も押し上げたといわざるをえません」( アレキサンダー・シュラス )


◆飽和脂肪、砂糖、食品添加物をなくすと学力が向上する

『何を食べるべきか―栄養学は警告する』
( 丸元淑生、講談社 (1999/1/1)、p37 )

ニューヨーク市学区で1979年から四年間かけて、食事に飽和脂肪と砂糖が含まれすぎている害と、食品添加物の害を確かめる大規模な実験が行なわれている。ニューヨーク市学区が給食用に購入する食品は、米国のなかでは米国陸軍に次ぐ膨大な量である。年間1億ドルにも達するのだが、その内容を一挙に変えてしまうという決然たるもので、栄養学の歴史にエポックを画した研究である。

一年目の1979年には飽和脂肪と砂糖がカットされた。ハンバーガーに使う肉からは脂肪の部分がとり除かれ、パンは食物繊維が豊富な無精製の小麦全粒粉でつくり、食品に含まれる砂糖の割合は11パーセントを限度とした。それまで、ケチャップには29パーセント、アイスクリームには20パーセント、コーン・フレークスなどのシリアル類には50パーセントも砂糖をふくんだものがあったのだ。

この実験をはじめる前のニューヨーク市学区の標準学力テストの平均点は39点で、全国平均を11点も下回っていた。食事の内容が脳に影響を与え、行動や学習能力をも左右すると栄養学者たちは主張していたのだが、この年の学力テストの平均点は、いきなり8点も上がって47点になった。

こうした学力テストの学区平均というのは急に上がり下がりしないもので、何年かして2、3点上がれば上出来と関係者は思っていたから、その結果にびっくりした。

二年目の1980年には、着色料や合成甘味料の添加してある食品もシャットアウトされた。すると成績はさらに上がり51点になった。

3年目の1981年は1980年と同じ食事にしたので学力テストの平均は横ばいのままだった。

四年目の1982年には、BHA やBHT などの保存料の入っている食品が除かれた。すると成績は一段と上がって55点になった。食事を変える前と比べて16点も上がったのだ。実に41パーセントもの上昇である。

この研究結果を報告したアレキサンダー・シュラスは、こういっている。

「この四年間に、ニューヨーク市学区では教師の給料を上げたわけでもなく、教師一人当たりの学童数を減らしたわけでも、カリキュラムを変えたわけでもありません。変わったのは食事だけです。信じがたいことですが、食事の力だけで学力試験のスコアを16点も押し上げたといわざるをえません。
 それを裏づけるデータもあります。実験前は学校のカフェテリアでよく食事をする子どものほうが成績が悪かったのですが、実験後は逆転しました。いまではカフェテリアで一番たくさん食べる子どもがトップ・グループになり、弁当をもってきている子どもより平均で11点スコアが高いのです」
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