電脳筆写『心超臨界』へようこそ!
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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思春期を迎える頃に日米の戦いがはじまりました。日本の軍閥が力をもつにつれて、日本の男の子どもたちは兵士となって国のために死ぬことが理想である、という教育が徹底してきました。都会の知的な人々はそれに対して抵抗していたようですが、私は田舎に住んでいたので、このような軍国的傾向は非常に強くなっていきました。ところが、困ったことに私の死に対する恐怖は一向に弱まらず、自分が死ぬことも人を殺すことも嫌であり、軍人になりたいと思えないのです。
◆死ぬのが怖い
『ユング心理学と仏教』
( 河合隼雄、岩波書店 (1995/10/20)、p28 )
思春期を迎える頃に日米の戦いがはじまりました。日本の軍閥が力をもつにつれて、日本の男の子どもたちは兵士となって国のために死ぬことが理想である、という教育が徹底してきました。都会の知的な人々はそれに対して抵抗していたようですが、私は田舎に住んでいたので、このような軍国的傾向は非常に強くなっていきました。ところが、困ったことに私の死に対する恐怖は一向に弱まらず、自分が死ぬことも人を殺すことも嫌であり、軍人になりたいと思えないのです。死ぬのが怖いから軍人になれないなどというのは、まったく臆病なことで、誰にも言うことができません。中学校の級友がお国のために死ぬと言って陸軍や海軍の学校に入ってゆくのを尊敬の目で見ていましたが、自分はその気になれません。われながら自分の弱さに困ってしまって、とうとう当時医学部の学生であった一番上の兄に手紙を書きました。
「自分は恥ずかしいことに死ぬのが怖くて軍人になりたくない。どうしたらいいのか。父や兄が医学を学んだために死について悟っているのを見ると、自分は医者は好きではないが医学部に進みたいと思うがどうか」ということを書いて投函しました。兄からはすぐ返事がありました。「死ぬことが怖いのは当然で、別に恥ずかしがることはない。国に尽くすのは軍人だけとは限らない。軍人になりたくなかったらなる必要はない。自分の好きなことをしてこそ国のためになる。医学を学ぶと、人間の身体の死についてはわかるが、人間にとって死とは何かがわかることはない。それは人間が一生かかって追求することで、どの学問をするとよくわかるというものではない。死については、自分も父も悟ってなどいない。安心して、自分の好きなことをしながらゆっくりと考えてゆけばよい」という文面でありました。
この手紙で私にとって一番印象的だったのは、「父は悟ってなどいない」と言明してあるところでした。あれほど泰然とし、何も恐れないように見える父でも悟ってはいず、死ということは一生かかって追求するべき課題だと書かれているのを見て、自分を臆病者として卑下していた気持ちが消えていくのを感じました。そして、実際に兄の言ったことは本当で、私はこの年齢になっても死ぬのは怖いし、悟りなどというのをまったく経験したことはありません。ただ、死という課題を一生かけて考えてゆこうとする姿勢は今も変わりなくもっています。
日本の歴史、伝統、文化を正しく学び次世代へつなぎたいと願っています。
20年間で約9千の記事を収めたブログは私の「人生ノート」になりました。
そのノートから少しずつ反芻学習することを日課にしています。
生涯学習にお付き合いいただき、ありがとうございます。
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東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する
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《自民党議員/党員必見!》『自民党総裁選候補者の人物評を西川京子前九州国際大学学長・元文科副大臣に訊く;水間政憲』
■緊急拡散『2024年8月発表:トランプ前大統領「米国を再び偉大にするための核心的公約20」』
■『小樽龍宮神社「土方歳三慰霊祭祭文」全文
◆村上春樹著『騎士団長殺し』の〈南京城内民間人の死者数40万人は間違いで「34人」だった〉
■超拡散『移民受入れを推進した安倍晋三総理の妄言』
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思春期を迎える頃に日米の戦いがはじまりました。日本の軍閥が力をもつにつれて、日本の男の子どもたちは兵士となって国のために死ぬことが理想である、という教育が徹底してきました。都会の知的な人々はそれに対して抵抗していたようですが、私は田舎に住んでいたので、このような軍国的傾向は非常に強くなっていきました。ところが、困ったことに私の死に対する恐怖は一向に弱まらず、自分が死ぬことも人を殺すことも嫌であり、軍人になりたいと思えないのです。
◆死ぬのが怖い
『ユング心理学と仏教』
( 河合隼雄、岩波書店 (1995/10/20)、p28 )
思春期を迎える頃に日米の戦いがはじまりました。日本の軍閥が力をもつにつれて、日本の男の子どもたちは兵士となって国のために死ぬことが理想である、という教育が徹底してきました。都会の知的な人々はそれに対して抵抗していたようですが、私は田舎に住んでいたので、このような軍国的傾向は非常に強くなっていきました。ところが、困ったことに私の死に対する恐怖は一向に弱まらず、自分が死ぬことも人を殺すことも嫌であり、軍人になりたいと思えないのです。死ぬのが怖いから軍人になれないなどというのは、まったく臆病なことで、誰にも言うことができません。中学校の級友がお国のために死ぬと言って陸軍や海軍の学校に入ってゆくのを尊敬の目で見ていましたが、自分はその気になれません。われながら自分の弱さに困ってしまって、とうとう当時医学部の学生であった一番上の兄に手紙を書きました。
「自分は恥ずかしいことに死ぬのが怖くて軍人になりたくない。どうしたらいいのか。父や兄が医学を学んだために死について悟っているのを見ると、自分は医者は好きではないが医学部に進みたいと思うがどうか」ということを書いて投函しました。兄からはすぐ返事がありました。「死ぬことが怖いのは当然で、別に恥ずかしがることはない。国に尽くすのは軍人だけとは限らない。軍人になりたくなかったらなる必要はない。自分の好きなことをしてこそ国のためになる。医学を学ぶと、人間の身体の死についてはわかるが、人間にとって死とは何かがわかることはない。それは人間が一生かかって追求することで、どの学問をするとよくわかるというものではない。死については、自分も父も悟ってなどいない。安心して、自分の好きなことをしながらゆっくりと考えてゆけばよい」という文面でありました。
この手紙で私にとって一番印象的だったのは、「父は悟ってなどいない」と言明してあるところでした。あれほど泰然とし、何も恐れないように見える父でも悟ってはいず、死ということは一生かかって追求するべき課題だと書かれているのを見て、自分を臆病者として卑下していた気持ちが消えていくのを感じました。そして、実際に兄の言ったことは本当で、私はこの年齢になっても死ぬのは怖いし、悟りなどというのをまったく経験したことはありません。ただ、死という課題を一生かけて考えてゆこうとする姿勢は今も変わりなくもっています。
とうとうやりましたね、一ヶ月間のフル エントリーに喝采をおくります。
chorinkaiさんの「ブログの力」に脱帽しています。これぞまさに、「良樹細根 大樹深根」であると。
よちよち歩きの”きみたちの未来”ですが、サッカーのボランチのように自由自在にWeb辻説法をしていきます。誰のためでもなく、「未見の我」と出逢うために。