電脳筆写『 心超臨界 』

他者の働きによるのではなく
自ら他者に尽くすことにより成功をつかめ
( H・ジャクソン・ブラウン Jr. )

新聞と政府が結託して戦争を煽った歴史がある――高山正之

2024-02-06 | 04-歴史・文化・社会
【高山】 アメリカの新聞も、売り上げを伸ばすためにひどいことをしてきた。戦争を煽った方が部数が伸びるから、政府とグルになってやってきた。一番わかりやすいのは、1898年の米西戦争。ニューヨーク・モーニング・ジャーナル紙を発行していたウィリアム・ハーストが、発行部数を伸ばすために、議会をたきつけた。スペイン人がキューバ人に対して残虐行為をしているという、でっち上げの記事を載せて、「キューバを助けろ」と、世論をあおった。そうやって、アメリカとスペインが戦争をするように持っていった。 . . . 本文を読む

やはり偉大な救世主だったカストロ大統領――高山正之

2024-02-06 | 04-歴史・文化・社会
カストロが90歳で亡くなった。米国は共産党独裁者が死んだと酷評し、彼がさっさと火葬されたと聞いて、レーニンや毛沢東ら専制君主に倣って生きるがごときマミー(ミイラ)にならなかったことをさも不思議そうに嘯(うそぶ)いた。フルブライト育ちの記者たちが書いた日本の各紙の評伝も米紙とほぼ同じ調子だ。1959年に親米のバチスタ政権を倒した許しがたい共産党独裁者で、直後にはソ連と組んであわや第3次大戦かというキューバ危機を出来(しゅったい)させたとんでもない奴風に論評していた。 . . . 本文を読む

朝日が感謝をこめて施した死に化粧――高山正之

2024-02-06 | 05-真相・背景・経緯
政界に入ってからの後藤田正晴は一貫して警官の増員を拒否し続けた。銃をもった支那人強盗にやっと警官が銃を抜けるようになったのは後藤田が引退し、その影響力が失(う)せてからだ。外交にも口を出す。イラン・イラク戦争終結後、海上自衛隊がペルシャ湾の機雷掃海作業に初めて出ようとしたのを彼は阻止した。憲法改正も反対なら日本を侵略国に仕立てた東京裁判も「正しい」と言う。彼の最後の肩書は日中友好会館の名誉会長。 . . . 本文を読む

デッチ上げ人生を歩むスーチー女史の後ろ盾――高山正之

2024-02-06 | 05-真相・背景・経緯
忘れ形見のスーチーはいつの日かこの見え透いた英国の陰謀に気付き、反英のシンボルになる可能性が高かった。仕掛け人ランスがここで再度登場した。彼はスーチーをオクスフォードに留学させ、職を与え、英国人の夫マイケル・アリスまで世話した。廖承志以上の面倒見だ。30年近く英国人として暮らした彼女は心根まで英国人に仕上げられた。 . . . 本文を読む

百回言ってもウソはウソ――高山正之

2024-02-06 | 05-真相・背景・経緯
ゲッペルスは小児麻痺の後遺症で背は150センチと低く、跛行も残った。しかし頭の回転は速く弁舌もたけて、それでナチの宣伝相にまで上りつめた。彼は舌先で国を操り、国民を踊らせ、ホロコーストの惨劇まで実行させた。彼はその極意について、嘘の名人チャーチルを引き合いに出して「嘘をつくなら大嘘がいい。言い出したら徹底して嘘をつき通すがいい。嘘はいつの間にか真実になる」と語っている。 . . . 本文を読む

新興国家米国の粗野さが広まって、米国は大いに苛立った――高山正之

2024-02-06 | 04-歴史・文化・社会
ハワイを乗っ取って間もなく、2隻の軍艦がホノルル港に入港し、乗っ取り劇の要となった米軍艦「ボストン」を挟んで投錨した。日本海軍の巡洋艦「浪速」とコルベット艦「金剛」だ。「浪速」の艦長は東郷平八郎といい、彼は樹立されたハワイ共和国に対していっさいの儀礼をとらなかった。それは明らかに米国の暴挙を非難するものだった。 . . . 本文を読む

論語 《 子貢曰く、君子の過ちや、日月の食の如し 》

2024-02-06 | 03-自己・信念・努力
子貢曰く、君子の過(あやま)ちや、日月の食の如し。過てば人皆なこれを見る。更むれば人皆なこれを仰ぐ。 . . . 本文を読む