ある日、ふと上を見上げてみたら、近隣の高いビルの屋上にはびっしりゴマ粒のようにカラスが張り付いているのがわかり、ぞっとしました。
どうやら彼らは5時くらいの日の入りを目安にベッドインのようです。
(夏は6時くらいでした。)
ですからそのくらいの時間となると、カァカァ鳴いては各自のねぐらとしているビルの屋上に帰っていくようなのです。
たぶん、「ねぇ、今日1日どんな日だった?」「うん、あっちの通りには結構良い食べ物があるってことがわかったね。」「へぇ、どこ?」「明日教えるさ。」なんて情報の会話が飛び交っているのでしょう。
だから、5時~6時くらいってうるさくて仕方がない。
最初に「ぞっとしました」とは書きましたが、私はカラスが別段嫌いではありません。
さすがに集団となって張り付いているのをみて、ヒッチコックの「鳥」を思い出しぞっとしただけでして(古いなぁ・・)、むしろカラスは好きです。
これが、カエルだったら・・と思うだけで、そのほうが鳥肌が立ちます。
私はこの世で一番駄目なものがカエルなんです。
いつぞや奄美大島だかどこかで原因不明のカエルが大量発生したことがありました。
家のなかの蛇口をひねってもカエルが出てくるんです。
アレを見たときにはニュースでも卒倒しそうになりましたね。
私がそのときその島に住んでいたら、確実に口から泡吹いて頓死ですわ。
どうしてカラスが好きかって・・だって、カラスってお利巧さんでしょ。
私は、動物は賢ければ賢いほど好きなんです。
だって、彼らの賢さっていうのは生き抜くってことに直結するわけだから、賢い奴ほど長生きしますよね。
犬や猫のペットを飼った人ならわかると思いますが、彼らを一生のパートナーと呼ぶには彼らの寿命はあまりにもはかないと思いませんか?
私は賢い動物たちにもっともっと長生きになってもらって、人間のよきパートナーでいてほしいんです。
同様の理由で、同じ種のなかでなら、できるだけ大きい動物が好きですね。
猫ならメインクーンなんか大好きです。(飼ったことないけど)カラスも鳥のなかでは大きいほうでしょ? だから。
ちなみにオーラソーマの本家イギリスでは、カラスは英国王室を保護する鳥として大切にされてるらしいですよ。(でもそれって恐ろしいほど繁殖しちゃうんじゃないかなぁ、と思うけど・・)
なぜなら、昔、アーサー王が魔法でカラスに姿を変えられた、という伝説があるため、カラスを傷つけることはアーサー王に対する反逆とされ、ひいては王室に反旗を翻した、とみなされるからです。
一度私はカラスってなんて利巧なんだ!と舌を巻いたことがあります。
それは、私が公園のベンチに座ってぼんやりしていたときのことです。
公園のゴミ箱はよくある鉄製のアミ目模様になってるやつでした。
そのゴミ箱には半分くらいまでゴミが投げ込まれ、一番上にはコンビニのレジ袋が半分ぱっくりと中が開いた状態になっていました。
そこへ一羽のカラスがやってきました。
彼(? 彼女か?)は、そのコンビニの袋の中身に食べ物が残っていることをかぎつけ、中身をあさろうとしました。
しかし、ツンツンと中身を突こうとすると、どんどんゴミ箱の深いほうへゴミ袋は行ってしまいます。なにせ、ゴミ箱の半分くらいまでしかゴミは入っていませんでしたから。
すると、彼はなんと、そのコンビニの袋の手で持つところをゴミ箱のへりにひっかけ、自分の足で押さえつけて安定させながら、中身をあさったのです。
なんて賢い!
こんなこと犬でもすぐには考えつかないんじゃない?
ましてや猫にはできないね。
私は心底感心しました。
もうひとつ、こんなこともありました。
私が早朝、車を走らせていたときです。
信号で先頭で車を止めました。
そこへ、カラスがやってきて横断歩道上をゆーっくりゆっくり渡っているのです。
信号が青になりました。
発進したいけれど、このまま発進するとひき殺しそう・・
そんなのやだし、と思って、軽くクラクションを鳴らしてみました。
するとなんと奴は、ギロッとこちらをにらみつけ、人間見切った、というようにフン、と再びそっぽを向き、悠々泰然と横断歩道を歩いて渡りきったのでした・・
あの、人を見下したような態度。
それがまた可愛い、頭のいい証拠だ、と思ってしまう私なのでした。
でも、人間という1対1でマジで対決したらやはりカラスには勝つであろう種が、その下の種の生き物を可愛いといったって、しょせんこれって上から目線なんでしょうか。
人間のおごりってやつ?
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