ピラミッド

先日、仕事関係のある人と雑談していたら、「潜在意識とつながると異次元の世界と繋がりやすくなる」と言う話で盛り上がってしまって、私がこのブログでも書いたことのある「そのためには呼吸が大切だ。そして、そのときの姿勢はごく普通に椅子に腰掛けるだけだけど、それは元来『神の姿勢』と呼ばれている。その証拠にエジプトの王たちの壁画やら像では必ず王たちはその姿勢をとっている。」（たしか「呼吸はすべてのはじまり」で書いたと思います。）ことを話すと、

「あ・・そういえば・・！」と彼女は何かを思い出した様子。

それは何かと言うと、こんな話でした。

前にテレビで、イケメン俳優の速水もこみち君がピラミッドを訪ねる旅、という特番をやっていたそうです。

ピラミッドと言えば、いまだに新しいピラミッドを発掘するために頑張っている人たちがいたり、あれが何のために建てられたかを研究し続けている人たちがいて新説や諸説がある、と言うことは知ってはいましたが、じゃあ、それがどんな説だというと、さっぱり知りませんでした。

早い話が私の知識では相変わらず、ピラミッドは「王を埋葬するためのもの」であり、せいぜいが「新しい部屋がみつかった」とか「こんなものも一緒に埋葬していたことがわかった」とか瑣末な部分での発見があったくらいかと思っていたのです。

そうしたら！

ピラミッドはすでに、というか、そもそもというか、「王を埋葬するためのもの」ではなく、「王が神と交信するためのもの」と認識されていたんですね！
やはり、当時の王は誰に頼ることもできずに自分で重大な決断を下さなくてはならないとき、シャーマンと呼ばれた呪術師のような立場の人を重鎮に据えて彼らの意見を参考までに聞く、ということはあったかもしれないけれど、自分で神の意思を聞こうとしていたんだね。

それはエジプトのピラミッドではなく、メキシコのピラミッドにみることができるそうなんですが、例えばいろんな部屋があることがわかったが、王の居場所であった部屋はどこからでもまっすぐ天をみることができるようにつながっている構造になっていることがわかったとか、なんたら、かんたらと彼女は熱っぽく語ってくれましたが、私は次のことに一番惹かれたのでした。

それは、ピラミッドの一番上の頂点の位置にぽつんと玉座が置かれていて、（ピラミッドに外から見て明らかにわかる椅子がすえつけられているものがあるなんてことも今まで知りませんでした！）それが王が神と交信するための玉座だというのです。

そして、その頂点に上り、その椅子をみたときのもこみち君の第一声が、

「王の椅子だっていうのに、背もたれもないんですね・・」というものだったらしい。

彼女もその番組を見ていて、「そうだよね～」と思ったらしい。

当たり前ですよね。それが素直な感想だと思います。

それが、私がもともと椅子そのものが（オットマンみたいな、平たい板に足をつけただけのシンプルな椅子）玉座と呼ばれていたもので、エジプトでは王だけに使用が許されていた異次元と交信するためのツールで、その椅子に座って背筋をピンと伸ばしながら正しい呼吸をすると瞑想の状態に入れるのだ、と言う話をしたことによって、彼女は、

「あ！　だから、王の椅子なのにくつろぐべき背もたれもないのね、ではなくて、それこそが玉座の玉座たるものだったのね！」と番組が終わってから幾日もたつけれど、ここで気づいたわけです。

こういう、後になって、行き場所がなくモヤモヤしていたパズルのピースがピシッと嵌まっていく感じがいかにキモチい～いものなのかわかります。

こういうことがあるから人生楽しいよね～と思うくらいです。

私も椅子からピラミッドのほうに向けての逆の視点の方向からですが、ピラミッドがそういうものだと知ってとてもワクワクしました。

メキシコには、そもそも「太陽のピラミッド」「月のピラミッド」と呼ばれるものがあるそうですが、このネーミングですでにくらっとくるくらい惹かれてしまいます。

ティオティワカンにあるピラミッドは、そもそもが太陽系の惑星を地上に配したものではないか、と言われているそうです。ぞくぞくするね～

ウシュマルにあるピラミッドは、言霊のエネルギーを応用してつくったピラミッドだと言われているそうで、人間の意識を変容させ、異次元の世界にアクセスしやすくするためのもの、といわれているそうです。ビンゴじゃあ～ん

なんだか、メキシコに行ってみたくなりました。

私も当時の王になった気分でその玉座に腰掛けて天空と交信してみたいな～

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