またまた聖書を読んでいて、ですが、レビ記１９：３１に「あなたは霊媒に身を寄せてはいけない。出来事の職業的予告者に相談してはならない。それらによって汚れることのないためである。」という表記があります。
ここを読んだ時に、神が自分以外の存在に“預言”にも“予言”にも“予告”にも耳を貸してはならないと言っているのはひどく当然のことに思い、すぐに納得しました。
そしてその後これらは「占い」のことも指すのだろうか？と気になりました。
「占い」は“預言”ではないでしょうが、未来のことを“予言”したり、“予告”したりする要素はあるからです。
「占い」は実際には統計学だといいます。
例えば西洋占星術で言えば、「惑星がこのように運行しているときには、これまでの統計上、こうなることが多い」⇒「だから、この月にはこういうことが起こるでしょう。」という表現になる、というわけです。
「こういうことが起こるでしょう」と言ってしまうと、それは「予言」になってしまうけれども、元をたどればそれは統計学上から言っていることであって、決してその占い師が何か霊感を使って神のような存在と交信して言っていることではないんですよ、だから「予言」ではありませんと言うことはできます。
けれど、クライアントと接するときに先述のように「この月にはこういうことが起こるでしょう」という表現を使ってしまうと「この占い師は予言した」という事になってしまいます。
だから聖書に照らし合わせれば占いはあくまでもチャネリングなどとは違って、これこれこういうものに基づいていて「こう予測することが出来ると思われる」という言い方に気をつければ良い、というように思われます。
オーラソーマは占いではない、と常々マイク・ブース学長は言っています。
私は「オーラソーマは占いではない。」という言い方がなぜか、「占いのようなものとは一緒にしないでくれ。」と言っているように聞こえて、それでは世間にあるもろもろの占いに失礼ではないか、と思っていました。
占いは占いとして何も批判されるものではないのに、「それとは一線を画す」ということをことさらに強調すると、オーラソーマでは占いを否定しているように受け取られるのが何かイヤだなぁと思ってきたのです。
占いにはそれはそれとして敬意を表さねば、と思っていました。
だからあるとき、「そもそも占いってなんぞや？」という根本的な定義が気になり調べてみました。
そこには「占いには３種類があって、それは『命』『朴』『相』である。」とありました。
「命」とは宿命とか運命をさぐるもの、「朴」は筮竹やらタロットやら何かしらのツールを使って現在や未来を予測するもの、「相」とは顔相とか手相とか言うように刻々と移り変わるその人そのものに刻まれたもので観ていくもの、とありました。
そこで私は「ん？ だったらオーラソーマだってカラーボトルというツールを使うから『朴』という占いではないか。」と思いました。
このことは何度もこのブログに書いてきましたが、それ以来私は、オーラソーマのことを「それも占いじゃないか」という人がいたら、あえて否定はしない、占いなら占いと思ってもらってもいいじゃないか、と思ってきたのです。
けれど、聖書にはっきりと「予告」について「汚れたもの」と書いてある限り、ひょっとしたらマイクはよく聖書の内容を知っていて、オーラソーマが汚れたものと受け取られるのがイヤで、あるいは聖書の内容に背くのがイヤで、「オーラソーマは占いではない」ということを強調してきたのかな、とも思いました。
なにせ、キリスト教の信者かそうでないかに関わらず、欧米人の聖書やキリスト教に対する造詣の深さは歴史的にみても日本人の比となるものではないでしょうから、マイクがどんな宗教を信仰しているのか、あるいは無神論者なのかは知りませんが、聖書やキリスト教に反発するような表現はしないように気を付けているのかもしれません。
オーラソーマではクライアントが自らの意志で選んだボトルの意味を読み解くだけですから、そこにプラクティショナーの予想や未来予測などは入り込まない。
だから占いではないんだ、と言い切ることはできると思いますが、ただたとえクライアントの気付かぬ潜在意識が「私は将来こうでありたいなぁ。」というものがボトルに現れているものをそのまま通訳するだけとはいえ、それが“将来”や“未来”など、それが訪れるまでは誰にもわからない先のステージのことを話すことになる、というだけで「職業的予告者」と言えばそうなるのかもしれない、とも思いました。
最近聖書に書かれている道徳的な倫理観はできるだけ守りたい、と思っている私なので、もし自分のやっているオーラソーマが聖書の倫理に抵触するようなものだったらイヤだなぁ、と思いました。
「君子、危うきには近寄らず」と言いますが、将来や未来のことを語ることはそれ自体が神の領域のことなのだから、我々人間にはどうすることもできないものだという前提にのっとれば、たとえそれがクライアント自身の潜在意識が色を通じて語っているものを代弁しているだけだとしても、将来や未来のことは語らぬに越したことなし、と賢い人ならばそんな選択をするのでしょうか。
そんなことを思いながら少し悶々としていたとき、オーラソーマ仲間の友人が、ある占いを受けて感銘したという話をしてくれました。
その人の話しぶりはとてもソフトで、決して「あなたは将来こうなる、と出ています。」みたいな言い方はせず、ただ「あなたはこういう道を選ぶこともできますよ。」という言い方をしてくれたそうです。
それはただひたすら“提示”であって、押しつけでも決まってしまっている未来を断定するのでも何でもありません。
その様子をしてその友人は、「彼女はひたすら私に寄り添ってくれた。」という言い方をしていました。
この話を聞いて、私の悶々とした気持ちは一気に晴れやかになりました。
結局はどこにフォーカスしているかなんですよね。
何が大事か、と言えば“今ここ”にそのクライアントが目の前にいる、ということですよね。
そしてそのクライアントも“今ここ”から自分の道を歩き出すしかない。
それは時には辛い選択かもしれないけれど、前に歩み出せたことに意義を見出しましょうよ、私はここにいます、という姿勢。
将来や未来に関することを口の端に乗せるかどうかよりも、姿勢として常に「クライアントに寄り添ってあげたい」という気持ちでいることが大切なのだ、と改めて気付かせてくれました。
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オーラソーマは占いではない、と常々マイク・ブース学長は言っています。
私は「オーラソーマは占いではない。」という言い方がなぜか、「占いのようなものとは一緒にしないでくれ。」と言っているように聞こえて、それでは世間にあるもろもろの占いに失礼ではないか、と思っていました。
占いは占いとして何も批判されるものではないのに、「それとは一線を画す」ということをことさらに強調すると、オーラソーマでは占いを否定しているように受け取られるのが何かイヤだなぁと思ってきたのです。
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