ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

サプリメントに対する疑い

2009-07-01 10:42:37 | 健康・病気

とある商品カタログを見ていたら、「大量生産しているカルシウム剤はいけない?」という記事が目に留まり、ん?と思い、読んでみました。

そこには市販のカルシウムのほとんどは、人工的にイオン化されている。それに対して良質な野菜や米に入っているカルシウムは、消化されていく途中でイオン化されていくため、骨に貯蔵される。ところが、たいていの市販の人工的にイオン化されたカルシウム剤の場合、急激に反応するため、骨に貯蔵されず、血液や筋肉に沈着してしまう、というのです。

筋肉や靭帯にカルシウムが沈着すると運動障害を引き起こし、神経細胞に沈着すると神経障害を招き、血管に沈着すると動脈硬化や高血圧症状を引き起こします。

人のカルシウムは99%が骨にあるという状態が正しいのであり、血液や細胞には1%しかありません。ところがイオン化したカルシウム剤を服用しているとそのバランスが崩れ、様々な病気を引き起こしてしまう結果になる、というのです。

私は何年か前にはいっぱいサプリメントを飲んでいた時代がありました。

アレは麻薬みたいなもので、ひとつ、これはいいな、必要だな、と思うと次々とあら、これもそういうことなら必要だわ、いや、こっちもいいね、とどんどん数が増えてしまうのです。

マルチビタミンにスピルリナ、免疫を高めるにはイチョウの葉エキス、え?人体のなかでは製造できないなら取り入れるしかないじゃないの、コエンザイム、

といった具合に。

でも、数が増えていって、片手の手のひらに山盛りになるくらいになってからはさすがにかえって不安になりました。

これだけの外側のカプセルの部分も含め、「合成物質」を摂っていてもいいのかな?と。

もうひとつには、これは食品にしたらすごい量になると思うけれど、それをぎゅっと凝縮してある栄養素をもう一度肝臓でより分けるとしたら、ものすごい負担を体に強いているわけだな、と。


皆さんは、「フィンランドショック」という言葉を聞いたことがありますか?

これは、1994年にフィンランドで大規模な栄養サプリメントの実験が行われたときのことを言います。

男性喫煙者29000人に対して、合成ベータカロチンのサプリを与えるグループ(緑黄色野菜をたっぷりとることが肺がんを防ぐといわれているため)と、プラセボ(心理的な要因をなくす為に合成ベータカロチンに見せかけた偽薬)を与えるグループとに分けて、5~8年間に肺ガンになる人を追跡したものです。
結果は、大半の予想をくつがえす衝撃的なものでした。

なんと合成ベータカロチンを与えたグループの方が、プラセボのグループよりも肺ガンになる人が多かったのです。また、その後アメリカでも同様の試験が行われて、同じ結果が出ました。

どうして合成ベータカロチンがかえって肺がんを引き起こしたのかという詳細は知りません。

でも、栄養サプリメントは摂取しない人よりしている人のほうがいいに決まっている、という常識をくつがえすには十分なものでしたので、私はそれ以来、ぷっつりとサプリメントを取るのを一切やめてしまいました。

そもそもサプリメントって「ずっと飲み続けることによって初めて効果が実感できるものですよ。」と言って販売していますよね。瓶にもたいてい「1日朝何錠、夜何錠」というように記載されていたりします。

でも、サプリメントがあくまでも食事で足りない要素を補うものであるとすると、こういう言い方っておかしんじゃないでしょうかねぇ。

私的には、「あぁ。ここんとこ23日、栄養バランス悪い食事ばかりしちゃったなぁ。野菜が足りてないと思う。だからビタミンC飲んどこうっと。」というような1日の容量を決めずにあくまで自分が食事では足りなかった分を摂取するという飲み方なら取り入れてもいいかな、と思うんですけど、そして本来の趣旨から言うと、それでいいはずなんじゃないの、と思うのに、ショップなどで「・・・でいいんですよね?」と言うとたいていの販売員さんが先ほどと同じように「う~ん、やはり毎日続けていただかないと・・」とおっしゃるんですよね。

これは単に営業戦略として言っているだけなんでしょうか? どうなんでしょうね?

もうひとつには、母親が非常にサプリメントに対して懐疑的だったということもあり、サプリを取り出して飲んでいる私を見るたびに、眉をひそめ、「やめなさいよ。そんなもの。」と言われていたので、飲むたびにそういわれ続けてイヤな気分で飲むものが効くはずないよな、ということもありました。

彼女は、コレステロール値が高く、医者から長年、「イカ、たこはやめなさい。」と言われて好物だったのに言いつけをまもり、食べないようにしていたら、数年経ってから見解が変わり、イカには善玉のコレステロールは多いからかえって食べなさい、に変わりました。それ以来、彼女には「医学は数年で言うことがコロコロ変わるから信用できない。」という認識を植えつけてしまった、という悲しい体験をもっているからです。


それでも日本人が普通に昔のような和食を食べていても唯一足りない栄養素がカルシウム、取りすぎが塩分、ということで、私は、カルシウム剤だけは少しの間、つづけていたくらいだったのです。

そのカルシウムでかえって病気になっちゃうなんて・・・

ほんとにもう、何を信じていいやらわかりません。

でも、その記事も「弘漢療法院代表、川村氏によると」とありますので、医学界全体の認識でもなさそうです。

その川村氏と言う方は、「善玉カルシウムと悪玉カルシウム」という本を書いていらっしゃり、サブタイトルが「飲んで試した、命を懸けた実験記録」とまあ、すさまじいものです。

こちらの言うこともまた反対意見をお持ちの方の意見も聞いてからでないと、偏った話なのかもしれません。

でもそれらを全部素人が検証して自分なりの見解を確立して行動する、というのは実際には不可能ではないでしょうか。

結局、このコメントも「商品のカタログ」を見ていて載っていた話ですから、これがどこへつながるのかというと、サプリメントでとるなら「風化貝化石」のカルシウムが良い、という結論に達しました、ということで、「うちのはその風化貝化石で出来ているカルシウム剤です。」という商品紹介につながるわけです。


消費者として賢くならなければいけない、と思う反面、いっさいの情報を断ち切ってしまって「サプリメントなんて一切飲まないほうが健康だよ。」という態度をとっているうちの母親みたいな人のほうが結果的に正解だった、と言うことになるかと思うとなんだか虚しいし。

皆さんの見解はいかに?





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