最近こんなことがありました。
いつもメールで注文してくださる方からピンクのポマンダーの注文を受け取り、いつものようにお送りしました。(遠方の方なので、これまでにサロンで受け渡しをしたことはありません。)
そうしてしばらくしたらメールが来て、「いつもの香りと違う。」とおっしゃるのです。
「これまでのピンクの香りは至福だったけれど、今度のは最後に何か重苦しいものが漂う。」と。
香りはその人の記憶と結びついているものなので、これが以前のポマンダーは使い切って手元にない状態でおっしゃっているものなら、この方の記憶に対する何か感情の塗り替えが行われたことによって香りも違って感じるのでは、ということを一番考えるところです。
ところが、今回はその方は手元に以前のもののポマンダーがわずかに残っているものをまだ持ってらっしゃって、そちらをかぐとやはり以前と同じく至福の香りなのだ、とおっしゃいます。
こうなると、記憶の問題ではなく、ほんとうにその製品自体の香りが若干違うのでは、ということを疑わねばなりません。
オーラソーマをご存知の方はわかってらっしゃることですが、ボトルもポマンダーもクイントエッセンスも、オーラソーマのプロダクツはすべて“生きたエネルギー”です。
植物たちが最も良い状態のところを手摘みで採取され、ゆっくりと赤ちゃんをあやすようにしてオロイドという機械のなかで熟成されます。
スパギリックティンクチャーという技術を使って、液体化された鉱物も入っています。
野菜がその収穫された時期によって若干甘かったり、苦かったりするように、どうしても生き物なので多少は香りに変化があることも考えられます。
しかし、それを推しても、「今までは至福の香りだった。」というものが、「重苦しく嫌な香り」にまで変わって感じるものだろうか・・?
これは例えば、トマトが好きという人が夏のトマトは味が濃いって感じがして好きだけれど、冬のハウス栽培でのトマトは嫌い、というようなものです。
冬のトマトをちょっと物足りない、と思うことはあってもトマト好きの人が嫌い、にまでなってしまうだろうか?と考えるとちょっと考えにくいんだけれどなぁ、と思いました。
なので、一応、ディストリビューターに確認してみました。
「あぁ、最近そういうお問い合わせが多いんですよ。」という話でもあれば、「やっぱり!」と「ほかにもそういう方が多いそうですよ。」というお話を少なくともして差し上げられます。
しかし残念ながら、そういう話はなくて、「やはり生きたものですから、それぞれに若干違ってしまう可能性はありますねぇ。」という想像どおりの答えしか返ってはきませんでした。
そして、ちなみに、ということでたまたまその方のところへ行ったものがそうだったにすぎないのか、今の時期に入荷しているピンクのポマンダーが全部そうなのかわかりませんでしたので、うちのサロンにある在庫のものをまた別にその方にお送りしてみました。
こちらは大丈夫であれば、どうぞ、こちらをお使いください、という意味で。
そうしたら、「やっぱり、これも同じで重苦しい。」という返事。
そしてその方は、お気に入りのほうのわずかに残ったポマンダーを送ってきてくださいました。
「違いを確かめてみてください。」と。
そうしてかいでみると・・・
確かに違う! 明らかに違う!!
私には「軽い」と「重い」という言い方よりも「酸味寄り」か「甘さ寄り」か、というように感じました。
少し前のピンクポマンダーはイエローやゴールドに感じるようなレモン系の柑橘的なさわやかさがあります。
だけれど今のピンクポマンダーはたとえて言うならば、アボカドとかマンゴーというような南国のフルーツにあるような、“果実”というよりは“果肉”といったほうがふさわしいような、フルーツだけれどものすごく脂肪分が高そうな、そんな香りがするんです。
しかしそれでも私にとっては「トマトはトマト」というような違いにしか感じませんでした。
そして、今は同時にかぎ分けたからその違いがわかったけれど、これでこの今のもののほうをずっと使い続けていたらそれに馴れてしまって、前の酸味の強いほうってどんなだっけ?と香りの記憶を呼び覚ませるという自信はない・・
「香りの記憶」というものは、あくまでその香りにまつわる思い出とか体験がともなっていてこその「香りの記憶」なんであって、ただその匂いを頻繁にかいだことがあるから鼻の奥のほうか脳にその記憶をしまいこんでおける棚がある、というわけではないんだなぁ、ということを痛感しました。
私よりその方のほうが香りに対して敏感なことは間違いないでしょう。
あるいは香りに対して敏感なだけでなく、オーラソーマのプロダクツを使い続けることによってより繊細なことも敏感に感じ取れるようになっているのかもしれません。
さてさて、こういう敏感な方に生きたエネルギーだからこそのこの香りの変化を楽しんでもらうにはどうしたらいいのでしょう・・?
気持ちの持ちようだけで、「そうだね、生き物だからね。多少違ってくるのも仕方がないよね。」と言ったって、現実に好きだったものが好きではなくなってしまった悲しみ、辛さというものはその人にしかわからないものでしょうし。
ポマンダーは混ぜて使ってもよい、と言われています。
私もこれまでに苦手だった香りのもので、でもそのメッセージは受け取りたいし、何とか好きになりたいし、という香りをほかの香りと混ぜて使うことによって「恵津子オリジナル」(?)として使ってきたものがあります。
例えばピンク×オリーブグリーン。
ピンクにもオリーブグリーンにも似ていない、もう独自なものとなります。
何とも表現しがたい深い香りがするんです。
こういう楽しみ方もあるんですよ、ということで自分のオリジナルな香りを見つけて遊び心いっぱいに楽しんでみてほしいなぁ、と思います。
ちまたでもミックス犬流行りのことですし・・・(って、それは話が違うか・・)
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分かります。
私も名前のせいなのか、香りには敏感です。
以前、アロマの先生に香りの違いを尋ねたことがありました。
一般的なことなのかもしれないですが、使われているハーブが採れた時期によっても香りが異なるそうです。
そして、私がもっと興味深かったことは、使う方によっても香りが変化すると言うことです。
エネルギーとするならば、使う方のエネルギーと合っていくからなのでしょうか?
具体的には、きっと、蓋を開けている時間や保管場所などが個人個人で異なることで、もしかすると、熟成(劣化という表現にもなるかもしれませんが・・・)の加減が異なってくるのかもしれませんね。
私は、ポマンダーやクイントエッセンスは、開けたての新しいものより少し時間が経ったものの方が、自分にしっくりくる気がします。
やっぱり、それは自分のエネルギーと同調してくれている感じがするのかもしれませんね。
なんだか長々と個人的な意見を書いてしまいましたが・・・
その重い香りがやってきたことで気づくこと、色々な使い方を知っていく機会になるかもしれないことなどを大切にして、ポマンダーと素敵な時間を過ごしていただきたいですね♪
KAORIさんのブログにコメントして戻ってきたら、KAORIさんからコメントが入っていたのでびっくりしました(笑)
確かにポマンダーを手にとって、一連の動作をしたあと、一緒に行った人の手のひらの香りをかがせてもらうとぜんぜん自分と違う!と驚いたことがありました。
香りってほんとに面白いですよね。
これも私のとても個人的な感想ですが・・・
ボトルはよくお客さまに見られることが多くなればなるほど、アルケミーを起こすようになるような気がします。
自分だけが見るように取っておいたものは全然大丈夫なのに、このほうがずっと後に入れたものなのになぜ?と思うことがあります。
そして反対に(というほどのことでもないかも・・ どっちなんや!)ポマンダーのサンジェルマンやセラピスベイは、浄化してくれるせいか、人が多く行きかうサロンでもその香りはとてもストレートに鮮明なような気がします。
ピンクはやっぱり繊細かな~
いろいろとこうした個人的な体験を積み重ね、またシェアするのも面白いですね!
恵津子さんに春先にお送りした私のオリーブグリーンと
母のオリーブグリーンの画像覚えてらっしゃいますか?
母のものは青くなって色が濃く、香りも私のものと全然違っていたこと。。
まるでエメラルドグリーンのように瑞々しい色と香りで、
私のものはラベンダー臭が強く豊潤な香り。
同時期に注文したのに全然違う状態になっていて。
恵津子さんに申し上げたら青味が強くなっているというのは
母に必要だったからかもというお話から、私の母は教師で
使用頻度の高いポマンダーがサファイアブルーだった、という
オチがありました。
後日談です。
母とオリーブグリーンを交換して四ヶ月、、
な、なんと!私のオリーブが母の下でまたもや
エメラルド化しているではありませんか!!
(私の所に来た母のオリーブグリーンは変化なしです)
不思議です。
ところで母はエメラルドグリーンのポマンダーは、
手持ちに無いのです。
使いなさいってお達しでしょうかね。
コメントありがとうございます。
覚えてますとも!
確かにそんなお話がありましたねぇ。
でも、お母さまのものは必要があって、それでオリーブがブルーに偏っているような変化を起こしていてエメラルドグリーン化しているのであれば、もうすでにそうなっているのですから、あえて改めてエメラルドグリーンを使う必要はないんじゃないかなぁ、とも思います。
オリーブがエメラルドグリーンになるなら、きっとお母さまにはその両方が必要なのでしょう。
最初からエメラルドグリーンだとオリーブの香りとメッセージは受け取れないわけですから、やっぱりオリーブグリーンも必要なんですよ、きっと。
ほんとにオーラソーマのプロダクツは人間と同じ言葉がしゃべれないぶん、こうしたアルケミーで一生懸命私たちに語りかけてくれているのかなぁ、と思うとますます愛おしくなります。
そんな気持ちまでもシェアくてくださり、ありがとうございます。
タイムリーすぎて・・・^^;
数年前からサナトクマラのクイントがどうしても、
「埃っぽい・・・」としか感じませんでした。
4年前にコンサルテーションを受けた時に、1本目がサナトクマラだったんです。
プラクティショナーには、「失礼ですが、ご両親の・・・」という話をされましたが、うちは両親も健在で家族仲良しだし、当てはまらないなー。一体なんなんだろ?と。
そして最近、私はコーラルがテーマらしく、先月、バイアルのコーラルポマンダーを購入しました。
すると、レディナダじゃないの?というくらいのペールピンクだったんです。
画像で見ても、「コーラルって、もっと濃い色だよね・・・?」と思うくらい。
ボトルのB61も使いながら、気づいたのが
「自分の母性の目覚め」だと。
(ちなみにまだ子供はいません)
私もターコイズ気質なので、補色のコーラルが苦手だなぁ。「報われない愛」てのも引っかかるなぁ。。。と思っていましたから。
最近、「母性に目覚めよ!」というメッセージが多く、「コーラルが必要なんだな」と受け入れたところ、サナトクマラのクイントの香りが、清々しいミントのように香ったんです!
あんなに「ホコリみたい」と思っていたのに。
そして、レディナダのようなコーラルポマンダーが無くなってきたので、またバイアルで頼んだら、今度のは普通の濃いコーラルの色だったんです!!
「こんなに色が違うの!?」とビックリでした(汗)
まだボトルのB61が終わってないけど、下層部のペールイエローが乗っかって、3層化してます。
やっぱオーラソーマっておもしろいですね!
リサーニャさんは、サナトクマラにおいて「母性に目覚めよ!」というメッセージを受け取ったときに、香りに対するもの、色に関することでの体験があったんですね。
ほんとにオーラソーマは”リビングエナジー”(生きているエネルギー)を取り扱っているので、へぇ~というような体験をすることがありますね。
ほんと、面白いです。
私自身もコーラルポマンダーの香りでへぇ!という体験をしたことがあるんですよ。
ある蘇った記憶の話をしたら、それまで苦手だったコーラルの香りがかぐわしいものに感じられた、という・・。
ちなみに私はB99を使ったときに、イエローがのっかって3層化しました!
いろんなリサーニャさんならではの体験と気付きを大切になさって楽しんでくださいね!