ちょいスピでセラピー的なKizukiの日々

色んな世の中の出来事、セラピーなどから気付きを得て、ありのままの自分に還ることを目指して生きてます。

「今の私は100円を稼ぎ出すことができないんだから」

2019-01-08 09:01:22 | 身辺雑事
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2019年度より オーラソーマ可能性探究の会    はじめます!

  毎月  第四土曜日  14:00~15:30
  どなたでも参加いただけます。  定員4名
  参加費   ¥2000

 <2019年度のテーマ>  ※テーマは予告なく変えることがあります。ご了承ください。

1月  2019 イヤーボトル
2月  天命を知る 第一弾ネームボトル
3月  天命を知る 第二弾バースボトル
4月  天命を知る 第三弾星座ボトル
5月  天命を知る 第四弾3STARS
6月  オーラソーマタロットで読み解くコンサルテーション
7月  守護天使を知ろう
8月  生命の樹から読みとくボトル
9月  感じるオーラソーマ
     カラーエッセンスとポマンダーから色を感じる
10月 親との関係を考える
11月 色を音で聴く
12月 2020 イヤーボトル 

 
 参加希望の方は、ご連絡ください。
 chakra@aura-soma.name まで。


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本を出版しました!

  「オーラソーマの奇跡と私の気付きの日々」
    ~潜在意識を”色”として客観視することで劇的に人生が変わる~


オーラソーマというカラーセラピーに出会って10年。
オーラソーマに取り組むことによって自己成長してきた記録です。
スピリチュアルな世界に足を踏み込むと誰もが気になる
「自己受容」とか「ありのまま」ということなどについての
理解について述べた本。

ご購入はamaon.から → こちら




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*自分らしく、ただありのままでいることに誇りを感じられるようになります。


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*目標が明確になります。



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友人の息子さんが日展で特選をとったので母が、
「日展見に行こうと思ってるんだよね。あれって、どこかで前売り券売ってるんだっけ?」
と言いました。
私は、
「売ってるけど、日展は岐阜ではやらないよ、たしか。名古屋まで観に行かなくちゃならないよ。お母さん、ほんとに1人でも名古屋まで行くの? もし、前売り券買って置いて結局行かなかった、なんてことになったらかえってもったいないから、会場に行ったときに買えばいいんじゃないの? 前売りったって、たしか100円か200円安くなる程度の話なんだし」
と言いました。
すると母は、
「その100円か200円を今の私は、もう稼ぎ出すことができないわけだから、とても大切じゃないか」
と言ったのです。



母は父と一緒にずっと飲食店をやってきました。
父が亡くなる2年ほど前に店をやめたので、店をやめてもう3年以上になるわけですが、現在83歳の母は80歳まで働いたわけです。
それくらい働けばもう十分じゃないか、と私は思っていました。
もうあとはゆっくりしてよ、と。
実際、店をやめたのも、母より8歳年上の父の身体がもう動かなくなったから、という理由ではなくて、母のほうから
「もう私の持ち場の負担のほうが大きすぎる。私は、もうやめたい」
と申し出て、生涯現役を貫きたかった父は母のその申し出を尊重して、店を閉めることにしたのでした。
夫婦で店をやっていると、この「やめどき」がネックですね。
片方がもう絶対に嫌だ、嫌だったらイヤだ、と言ったらもうどうしようもないですからね。
「漫才」のコンビみたいなもんです。
ま、それはいいとして。
私は店を辞めるということは、母のほうから言いだしたことなんだから、その時点で「現役でなくなる」ということについては十分に母は納得している、と思っていました。



いや、ここまで書いて「そういう問題ではないな」と思い直しました。
もちろん、そのことを母は納得しているでしょう。
「生涯現役」でなくなった、自分にはもう1円だってお金を稼ぎ出すことはできない、あとはこれまでに貯めたお金を使いつぶしていくだけだ、ということは母にだって十分にわかっているでしょう。
だからこそ現役でなくなったことを悔やむのではなくて、自分が「現役ではなくなったのだ」ということについてはきちんと常に心に留め置いておきたい、ということなのでしょう。
自分は生産性のない人間なのだ、ただ消費するだけの人間なのだ、だから1円でも大切にしていきたい、ムダにお金を消費することは避けたい、同じものを観賞するのにかたや100円か200円お値打ちに見られる方法があるのなら、絶対にそちらを選択せねば、という意識が高かったのでしょう。



正直に言って持っている財産から見れば、母は100円か200円に目を凝らして賢い選択をしつづけなければ!というほど汲々とした生活を送る必要はない、と思います。
けれど、その意識は立派なものだ、と私は初めて母を尊敬する気持ちになりました。



そのもっと最たる人物として、先日たまたまテレビをつけていたら梅宮辰夫さんが、
「俺はもう生産性のない人間だから」
とご自身のことを自嘲気味に語っていらっしゃいました。
なんでも彼は、これまで年にしたら1億は手にすることのできる収入があったようです。
でも今では、自分から引退すると発言したわけでもないけれども、もう収入がなくなってしまった、ということを一抹の寂しさとともに告白していらっしゃるように見えました。
梅宮辰夫さんも年齢を存じ上げませんが、70台か80台でしょう?
お見受けしたところ、なんだか身体の調子も悪そうでしたし、毎年1億も稼ぎ出してきたなら、これから先もうその預貯金で暮らしていったって左団扇じゃないですか。
何をそんなに
「働かざる者、食うべからず」
のように自分を卑下する必要があるの? と思ってしまいました。
でも、たぶん梅宮さんにとっては、「家族を養う」とか自分の「男としてのアイデンティティ」が、「働いて稼ぐ」ということだったのでしょう。
それが失われたことによって、自分自身の存在意義すらも失ってしまっているように見えました。



梅宮さんほどに、自分が「生産性のない人間になった」ことを嘆く必要はないと思いますが、いくら資産がたくさんあったとしても、「生産性のない人間としてのお金の使い方」を意識し、1円でも大切にしていく、という母のような意識は確かに必要だと思います。
お金なんていくらあっても、少しタガが外れたら、湯水のようにあれよあれよと知らぬ間になくなってしまうものだとも思うから。



私は初めて母に尊敬すべき点がみつかったことについて、とても嬉しく思いました。
「尊敬すべき点が母にもあった」ということが嬉しいのではなくて、私自身が母に「尊敬できるところ」を見つけたことによって、今まで行き場がないというか、落ち着きどころがなかった母に対する感情の一部にようやく指定席が与えられたかのようなほっとした気分を味わったのでした。
つまり、私は自分の精神衛生上のために、母に尊敬すべき点が見つかったことが嬉しいのでした。
しかも、それは私がずっと抱えていて、これからも抱えていくであろう「お金」についての1本芯が通った考え方だったので、よけいに嬉しかったのでした。



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