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充実果樹園生活(つくば展開地ぶどう園)

来て!見て!食べて!! つくば展開地(てんかいち)ぶどう園

予報では少雨でしたがしっかり積雪

2022-01-07 | 自然災害とその対策
雪の次の日午後のブドウ棚

寒さは厳しいのですが天気が続いている天気予報なので少し
気が緩んでいました。ブドウ棚のビニールはアーチの谷に落とし
雨除けカバーは掛けていましたが、防災ネットは収納作業中でした。
6日午後から次第に雪が激しくなって、真っ白な世界になってしまい
ました(積雪 8cm以上)。予報では雨1mm、数時間程度だったのですが、
南岸低気圧は雨と雪、降雨量と降雪量の予測が難しいのだそうです。
家の前の道路は高い木に日差しが遮られ真っ白なままでした。自動車の
冬対策はしていませんでしたので、昼過ぎつくバス(南部シャトル)で
ブドウ畑に出かけました。いつもはお昼のつくバスはガラガラなのですが、
今日は座れない人がいるくらいの混雑でした。バスはチェーンを巻いて
いましたが道路はほとんど乾いていました。

ブドウ棚の雨よけアーチ南側の半分では雪はほとんど融けていましたが、
北側は雪が残っていました。下から棒を使って雪を破壊しました。

つくばの1月の降雪量でおおかったのは、2018年の16cmでした。
2月では2014年に26cmというのがありました(*)。全く雪が積もらない
冬もあるので(**)、いつ降るかもしれない雪のために毎年ビニールと
防災ネットの掛け外しを繰り返しています。作業の省力化を検討
しなければなりませんね。

* カテゴリー 2014/02/11 自然災害とその対策 「ブドウ棚はじめての冬、
  78年ぶりの大雪を体験」
** カテゴリー 2014//01/22 自然対災害とその対策 「つくば市の降雪量について」





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エリアンサスの新芽

2021-04-22 | 自然災害とその対策
昨年の分を刈り取った後のエリアンサス

18、19年と深刻な台風被害にあった展開地ぶどう園では、廉価で効果的な
雨よけ施設付きのブドウ棚の強風対策を試行錯誤中です。強風の被害にあった
部分は風よけのないお隣の畑に面していました。防風垣を設置するのも一つの案
でしたが高すぎました。19年夏にブドウ棚とお隣の畑の間にエリアンサスを
植え付けました(*)。
エリアンサスは農業・食品産業技術総合研究機構などが自生種から生み出した
オリジナル品種です。エリアンサスは痩せた土地でも雨水だけで育ち、いったん
根付けば10年以上にわたって収穫できます。成長すると3.6mにもなります。
九州以北の気温では種子ができないため、雑草化の心配もありません。刈り取り後に
粉末状にしたエリアンサスを木屑と混ぜて押し固めるとペレット燃料になります。


刈り取る前の枯れたエリアンサス

お隣の畑の持ち主が屋敷の裏の風よけにエリアンサスで防風垣を作りたい
という希望でエリアンサスを刈り取ってもらうことになりました。奥の方の
緑の低い列が刈り取り後の緑の新芽です。

* 2020/11/19 カテゴリー 自然災害とその対策 「エリアンサス防風叢 台風の
強風を防げるかはまだ不明ですが」

2021/03/12 カテゴリー ブドウ(葡萄)栽培 「剪定枝の処理」 剪定枝の
右側後方に並んでいるのが枯れたエリアンサスです
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エリアンサス防風叢 台風の強風を防げるかはまだ不明ですが

2020-11-19 | 自然災害とその対策
お隣の畑とブドウ棚の間のエリアンサス 9月下旬 
左端のビニールはブドウ棚雨よけ

今年は上陸しそうな台風はありましたが、上陸しておらずこのまま
いけば08年以来、12年ぶりのゼロとなりそうです。18年の24号、
19年の15号、19号とブドウ棚は被害をうけました。ブドウ棚の
半分は防風林もなく広い畑に面していました。安価で比較的早く
できる防風対策を実施してみました


エリアンサスの切り株

昨年の7月となりの畑がエリアンサスの試験圃場になっているので
エリアンサスの苗(切り株)を購入して畑とブドウ棚の間に1.5m
間隔で3列に植えました。今年4月に枯れた茎と葉を刈り取りました


10月下旬のエリアンサス 

刈り取って測定してみましたら3.5mにもなっていました


植えてから3年経つ(奥の方)となりのエリアンサスの試験圃場

幸いなことに今年は台風が上陸しなかったので、エリアンサスの
防風効果を確認することができませんでした


2014年 同じ方向からブドウ棚を見る



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春の嵐

2020-04-19 | 自然災害とその対策

ビニールの留め用スプリングがはずれた倉庫

春の嵐は3-5月頃巨大な温帯低気圧(爆弾低気圧)による嵐みたいな
暴風です。4月14日にぶどう園にでかけると、倉庫の片側のビニールを
留めていた上側のスプリングが4/5くらい風で外れていました。台風の時は
ビニールの扉も閉めておくのですが、金網のトビラしか閉めていません
でした。入口は一個しかなく、倉庫に吹き込んだ風が出口を求めてスプリングを
外したようです。飛ばされたスプリングを探しだして元に戻しました。
台風の風は入口方向と逆でしたので、これまで倉庫の被害がありませでしたが、
春の強い風にも注意が必要でした。
倉庫のそばには花が咲きそうな「ふじ」リンゴの木 まだ蕾


もりのかがやきは咲き始めています

風速が 20m/s を超える「非常に強い風」はビニールハウスのフィルム(被覆材)
が広範囲に破れる強さです。つくば市(舘野)で観測された2-5月の風速を
調べてみました。2008年は以前ブログに書いた常陸太田市でハウスの被害が
あった年です(この時の最大瞬間風速は29.7m/s)。
2020/02/18 カテゴリー 自然災害 「ブドウ栽培雨よけ施設の強風による被害の特徴」

瞬間最大風速が20m/sをこえた日数 

ビニールを張っている4月は強い風が多いことがわかりますね


偶然ですが、2013/03/14のカテゴリー 農作業 「モモを植える穴を掘ってもらう」で
畑も道路も砂嵐の写真が掲載されていました(最大瞬間風速27.7m/s)

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ブドウ栽培雨よけ施設の強風による被害の特徴

2020-02-18 | 自然災害とその対策
ブドウ雨よけ施設

2018年10月、2019年9月(15号 房総半島台風)と10月(19号 東日本台風)
につくば展開地ぶどう園は台風の被害をうけました。対策を検討するために、
ブドウ栽培雨よけ施設の強風による被害に関する資料を探していましたが、
希望通りの文献が見つかりました。

農業施設 39巻3号(2008年)223-229 森山英樹 です。

2008年4月18日から19日に掛けて発達した低気圧が本州南岸を通過した。
茨城県北部の常陸太田市では約10haのブドウ栽培雨よけ施設が被害にあった。
最大瞬間風速は29.7m/s。被害は柱の浮き上がり、骨組部材自体の破壊は
なかった。
強風下の雨よけ施設では、水平方向よりも垂直上向き方向の風荷重が
支配的である。対策 アンカー能力を増強させる
風の障害物がなかった。防風ネット(目合い4×4mm)が展張されていても
被災を防ぐことはできなかった。
雨よけ施設は、建設費が廉価であることが大きな特徴である。構造を
補強する追加投資をせず、被覆材の撤去で骨組の被災を免れることも
有効な選択肢である。


風の障害物がない露地畑に面する棚が被害を受けた
周囲を囲んでいる防風ネットと同程度の防風垣を作っても効果は薄い


アンカーのない列で柱の浮き上がりがみられた
露地畑に面する棚の列にアンカーを追加する

ビニールを固定する線をプルプルワイドなどに変更して、ビニールの
着脱を気軽にできるようにする





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台風の三撃

2019-12-28 | 自然災害とその対策
2019年台風19号の経路 つくば市の左側を通過しました 多くの
防災ネットが半分に裂けました

今年を振り返ってみますと2度の台風直撃による被害が挙げられます。
このカテゴリー(自然災害)の数がふえて欲しくありませんが、記録
にまとめてみました。


2018年台風24号

つくば市の左側をかなり距離をおいて通過しましたが被害は大きかった


2019年台風15号

つくば市の右側を通過しました
 

台風情報

去年の10月に24号が通りすぎた後、かなりの被害がありましたが、
このような被害にはしばらく遭わないだろうと油断していました。
被覆ビニールをこれまではずさなくても大丈夫でしたので、そのまま
にしていました。しかし、宅地がとぎれた畑に続いた部分で下からの
風にビニールが持ち上がり、アーチパイプもアンカーを打っていない
列で持ち上がりました。台風時にはこれらの列だけでもビニールを
一時的にアーチの谷にまとめれば被害が減らせることがわかりました。

台風被害のお見舞いやカンパをいただきました。感謝いたしております。
惨劇はまぬがれましたので、来年もまたブドウ栽培を続けていくことが
できます。

皆様も良いお年をお迎えください


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台風13号が逸れました

2018-08-09 | 自然災害とその対策
台風13号の行方は随分ヤキモキさせられましたが、上陸することなく
8月9日8時ころつくば市の東側海上を通過していきました。975hPa、
最大風速は35m/sでした。報道もされていませんが他の地域と同様に
展開地ぶどう園でも被害はありませんでした。この台風対策として
ブドウ農家がビニールをはずす、モモ農家が4000kgを収穫した等の
報道がありましたが無事で本当によかったですね。写真トップはつくば市
付近を通過した台風。

 
つくば直撃が予想された時もありました


この時期では四国と本州が予想されていました

この台風の進路予想をはじめとして気象の予想にはかなりの数学の力が
結集されているようです。すきな数学を生かしたいので気象大学校に入学
しなおした人の話を聞いたことがありました。このような人々がいて
災害に備えることができるのですね。

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台風21号は通過しましたが、22号が発生しています

2017-10-25 | 自然災害とその対策
超大型台風21号(LAN ラン)は23日午後3時頃北海道の東の
海上で温帯低気圧にかわりました。23日6時50分ころつくば市
付近を通過していきました。速度 65km/h、中心気圧965hPa、
最大風速30m/sでした。静岡県御前崎市付近に上陸しましたが、
極めて広い強風域を伴う超大型のままの上陸は現在と同等の解析
記録が残る1991年以降で初の台風でした。以前の経験から雨除け
のビニールをそのままにしておいたほうがよいことが分かって
いましたので前日は、柿の実を収穫していました。3本の柿の木
のうち2本が実をつけたままにしておいたので、以前の台風で折れて
しまいました。写真トップは収穫前の百匁柿です。干し柿用に植え
ましたが、今年はじめての収穫です。


百匁柿  

果重は300g近くありかなりの大きさです。

ブドウ棚の周囲が防風ネットに囲まれていることによったのかも
しれませんが、ブドウは1房も落ちていませんでした。まだシャイン
マスカット、クイーンンーナ、サニードルチェ等は販売しております。


展開地ぶどう園アクセス

リンゴの実も無事でしたが、モモの葉はすっかり吹き飛ばされて
なくなりました。また22号が接近してくる予想なので心配です。 
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11月の雪の重み

2016-11-25 | 自然災害とその対策
今年は北海道での降雪が早く、気温も低めだとは思っていましたが
11月24日に雪の予報が出た時には驚きました。実際つくば市では
気象庁の測定では4cmの積雪がありました。自宅よりも畑のある
西大井のほうがさらに積雪が多かったようです。まだ雨除けの
ビニールも外しておらず、天井の防災ネットも折りたたんでは
ありませんでした。

本日はつくば市農業課の6次産業化の集まりが予定されていました
ので、ブドウ棚の無事を確認だけにして、午後から作業をしました。
写真トップは昼過ぎにもまだ天井に多くの雪


ネットにも残っている雪


ブドウ棚北側の雪

ブドウ棚の上のピアノ線は潰れていませんでしたが、棚全体が
沈んだような気がします。ブドウの幹が背の低い私にも間近に
なっている。遅くなりましたが鎌で天井の雪落としをしました。

追加
秋の積雪はたまたま重なった気象条件によるものだそうです



・シベリアの高気圧が平年より発達しており、真冬並みの強い寒気が
北日本にかけての地域に吹き出していた
・偏西風が日本の上空で南に蛇行し、寒気の軟化を一層促した
・伊豆諸島付近を東に進んだ「南岸低気圧」が大量の水分を供給した







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台風7号柿の木を折る

2016-08-17 | 自然災害とその対策
今年は台風の発生が少なめでしたが7号が茨城県の近くを通過しました。
発生した時には関東地方直撃の予想でしたが、次第に東側にずれていき
上陸することはありませんでした。つくば市に最も接近したのは17日
3時ごろ、中心気圧980hPa 中心付近の最大風速は23m 降水量55ミリ/
h でした。果樹園を見回るとブドウ棚は問題がありませんでしたが、
ブドウ棚周辺に植えてある柿の木が折れていました。剪定の時に無理に
扱ったので、枝が裂けていたのをロープで縛っておきました。実も多く
ついていたので秋の収穫を期待していたのに残念です。


折れた柿


幸水

柿の隣の幸水は1個実をつけていたのを前日台風対策で見回ったときに
収穫しておきましたので無事でした。
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