充実果樹園生活(つくば展開地ぶどう園)

来て!見て!食べて!! つくば展開地(てんかいち)ぶどう園

憩の森・鉢形 収穫祭

2011-10-30 | オープンガーデン憩いの森・鉢形
29日は天候に恵まれて収穫祭日和でした。芋煮のなべを囲んで
憩の森・鉢形の1年を振り返り、来年の運営について話あいました。
竹藪や庭の整備がだいぶ進みましたが、個人の森という印象が
強くて入りにくいのではないかという感想がありました。台所、
バス、トイレつきの立派な住宅があり、そこに農業関係の本を
集めて寄贈者の名前をつけて「杉山文庫」もできました。もう
少し会員がふえれば、耕されていない畑や果樹園の管理がうまく
いくのではないかと思います。せっかくの森や畑が維持でき
なくなって消えてしまうのはもったいないですね。うまく
運営する方法を模索中です。たくさんのおみやげがありました。


まだ少し早い柚子


ベニアズマ


干し柿用渋柿
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コーヒーノキ(-2)の花と実

2011-10-28 | 熱帯果樹 pina, platano
先日わがやへやってきたコーヒーノキですが、フルーツ
パークの温室のなかにもありました。コーヒーノキの原産地
はアフリカで、先端にある白いのが花のようです(写真トップ)。


豊かに茂ったコーヒーノキ


コーヒーノキの果実

果実は楕円形で、はじめは緑色ですが、成熟すると紅色
または黄色になります。わがやの木は黄色い実がなる予定
です。風媒花で、実生でふえていくそうです。生育適温は
18-22℃ということですので、現在のわがやの温室(?)では
寒いと感じていることでしょう。種子はコーヒー豆として
利用するほか、葉もコーヒー茶として飲むことができる
らしいのですが、どの時期の葉を利用したらよいのかな?
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アダン、クワズイモ、ダチュラの世界

2011-10-27 | 熱帯果樹 pina, platano
山梨県果樹試験場から少しおりたところにフルーツパーク
があります。その中に熱帯植物園があり、なかをブラブラ
してまわていると、展示室にアダン(写真トップ)の解説
パネルがありました。さらに温室のなかを行くと、クワズイモ
とダチュラを見つけました。


クワズイモ


ダチュラ

アダン、クワズイモとダチュラといえば、田中一村が奄美
大島で描き続けた題材です。これまで実物は見たことがなく、
彼の絵でしか知りませんでした。田中一村の絵から想像して
いたのはもっと巨大な、エネルギーに満ち溢れた植物群でした。
それは田中一村が創り上げた世界であることがわかりました。
実際奄美で鳥たちも飛ぶ自然のなかでこれらの植物を見て
みたいものです。





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10月に大田市場見学

2011-10-26 | ブドウ(葡萄)品種 raza
昨年は9月に見学した大田市場ですが、今年は少し遅い
10月に見学しました。大屋根の先端にブドウのマーク
が印象的です(写真トップ)。相対取引が9割くらいで
実際セリで価格が決定されるのは少数のようです。1ヵ月
違うと市場で取引されている果物の種類もかなり違って
きます。昨年の9月はブドウが多かったのですが、今年
10月はブドウが少なく、ミカンの箱がならんでいました。


シナノスマイルは巨峰の枝変わり高墨の実生です。


シャインマスカットを岡山県では晴王と名付けて販売しています。


安芸クイーンは有核栽培のようです。

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みんなに食べてもらいたい

2011-10-25 | リンゴ(林檎) manzana
青森県に次いでリンゴの生産量が多い長野県ですので、長野県
果樹試験場はリンゴの研究が盛んです。試験場を案内していただき
ました。育成品種としてはシナノゴールド(ゴールデン・デリシャス×
千秋)、シナノドルチェ(ゴールデン・デリシャス×千秋)以外にも
シナノスイート(ふじ×つがる)が有名です。


秋映とシナノスイート


シナノスイートの木

最近ではわい化栽培とともに、食べきりサイズのリンゴの育成
にも力を注いでいます。シナノピッコロ(ゴールデン・デリシャス×
あかね)やシナノプッチ(つがる×さんさ)が新しい品種です。
シナノドルチェ、シナノピッコロとシナノプッチはまだ長野県限定
ですが、その他の品種は他県でも栽培されています。東アジア
では大きいことに価値があるようですが、欧州では、あまり
大きなリンゴは価値がさがり、250gくらいが好まれているそう
です。ひとり世帯が多くなると日本でもひとりで食べきれる
大きさの果物が好まれるようになるでしょう。


シナノピッコロとシナノプッチ

ブドウでも長野県はシナノスマイルとナガノパープルを育成して
います。県で育成した品種を囲い込んでしまう県もありますが、
長野県は県の育成品種が一定期間を過ぎれば県外でも生産可能に
していますので、かえって長野県外で産地が形成されたりして
品種が全国に広がっているようです。ナガノパープルの県外への
開放が待たれます。

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安曇野観光果樹園とブルーベリー安曇野へいってきました

2011-10-23 | 訪問農園 huerto
長野県安曇野市にある安曇野観光農園とブルーベリー安曇野に
行ってきました。ふたつの農園は兄弟(姉妹?)関係にあります。
安曇野観光果樹園の園主は布山さんで、新品種研究者とパンフレット
に記載されています。リンゴとモモについていろいろな品種を
試しているようです。芽接ぎが大好きだそうです。モモは10月
中旬までの品種を栽培(写真後ろ)しており、金山という巨大な
モモを試食しました。奥様は中国語が堪能で、ホームページを
中国語にしたので、中国人の観光客も多いそうです。わたくし達
も中国人に間違われました。


紅葉したブルーベリー

ブルーベリー安曇野の園主は停年以前からブルーベリーを趣味で
栽培されていたそうですが、企業を定年退職後本格的に観光農園
にしたそうです。10月10日まで有料でブルベリー狩りができました。
日本で最も遅くまでやっていた園ではないかということでした。


傍らに植え始めていたブラックベリー
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ブドウバイキング

2011-10-21 | ブドウ(葡萄)品種 raza
甲州市勝沼町にある「あすなろ園」を見学しました。
昨年会社組織にしたあすなろ園の園主は、農協職員
として4年間働いた後、出荷農家となり、観光農園へ
かえて20年が経過しています。自分の畑と2haの借地
で周年観光をめざしています。面積の半分に、世界の
ブドウを20種類くらい栽培していますが、ブドウ
に依存しすぎない経営に変更中だそうです。


ブドウのバイキング

ちょうど3台くらいの観光バスがはいり、皆さん
お忙しそうでしたが、ブドウの栽培園も見学させて
いただきました。


バイキングに出されていたニューナイ

ニューナイ(牛奶)の名称は牛の乳房のようなかたちに
由来しているそうです。少し納得です。



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矢崎フルーツ園で大草流を学ぶ

2011-10-20 | モモ(桃) melocoton
矢崎フルーツ園は山梨市韮崎市大草町にあるモモの果樹園
です。モモの大草流という仕立て方についてお話をうかがい
ました。その時は見えなかったのですが、園地からは富士山が
みえて、富士山を逆さにしたような樹形にするのが目標だそう
です。北南方向に主枝を植え、それぞれ4本に増やしていきます。
8本の主枝からは、短果枝程度の短い枝を出させて、長果枝
のような枝は作りません。枝の上面には盆栽枝をつくり、ここ
にも短果枝を配置します。ブドウも栽培されていますが、ブドウ
の短梢剪定と同じ考えだそうです。


秋季剪定が終了したモモ

30歳でUターンして16年になります。モモ 140a、ピオーネ
60a、カキ(干し柿用渋柿 宅配)30aを栽培しています。
木の下が円形になっていますが、これを大きなポット(木を
植える部分)、それ以外は道路と考えて木の周囲にトラックを
乗り付けて収穫するそうです。それで10aに7本しか植えて
いませんが、10年の木には2000個くらいつけます。秋季剪定
が終了していましたが、剪定枝はいわゆるポットのなかにいれて、
自然にチップ化するのを待ちます。

それぞれの気候や土壌にあった仕立て方があり、それが必ずしも
自分の栽培地に合うとは限りませんが、参考になることが多く
ありました。韓国からも見学者があるそうです。
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Y字形仕立て

2011-10-19 | モモ(桃) melocoton
山梨県果樹試験場で8月はブドウの仕立て方を見学しましたが、
今回はモモのY字形仕立てを説明していただきました。作業の
安全性と低樹高(結果部位の上限3.5m)、能率化による規模
拡大と早期成園化、高品質多収などをねらいに平成5年に山梨県
果樹試験場で開発された方法です。


果実部位が面になっているので作業がしやすい

5mの鉄パイプをY字形に組み立てた棚に、モモを並木植えして
樹形もY字形に整枝する方法です。以前スモモの写真を紹介した
ことがあります。モモばかりではなく他の樹種でも応用が可能
のようです。現在鉄の価格が上昇しているのが難点です。
このように美しく管理されたモモの花の下で花見をする等
イベント向きな面もあるそうです。
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核果類のアーモンド(-2)

2011-10-18 | 木の実 almendra, arandanos, avellana,
温帯果樹(落葉性)は高木性、低木性とつる性果樹に大きく
分けられますが、高木性はさらに仁果類(ナシ、リンゴ等)、
核果類、堅果類(クリ、クルミ等)、その他に分けられます。
核果類は内果皮に由来する硬化した核を有し、その内側に
種子を有する果実を着生する果樹です。ほとんどの樹種が
サクラ属に属しています。モモ、スモモ、アンズ、ウメ、オウトウ、
プルーン、アーモンドがあります。



ほとんどの核果は中果皮が食用部分となっていますが、
アーモンドは核内の種子を食用部分としています。珍しく
核がついたアーモンドが売られていました。皿は、定年
退職後陶芸家になり、9月に亡くなった臼井計一さんから
いただいたものです。臼井さんは「第41回全陶展」
(平成23年8月19-28日)において「星のなりたち」が
谷中田賞に輝きました。
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