充実果樹園生活(つくば展開地ぶどう園)

来て!見て!食べて!! つくば展開地(てんかいち)ぶどう園

牛乳果物(アボカド)プリン

2022-05-22 | 熱帯果樹 pina, platano
牛乳アボカドプリン

以前牛乳果物(かき)プリン(*)でご紹介したように、果物のペクチンと牛乳の
カルシウムが結合して凝固(プリン状態)します。ペクチン含量の多い果物はよく
ジャムに加工されている果物です。カンキツはペクチン含量は高いのですが、皮や
種に多くあります。

果肉での含量が高いのは
アボカド(2.00-2.99%)、
カリン・イチジク(1.00-1.99%)、
カキ・リンゴ・バナナ・イチゴ・キウイ(0.50-0.99%)等です。
カリンやカキでジャムを作るとすごい粘り気のあるジャムになりますよね。

作り方
材料 
アボカド 1個
牛乳  100ml(果肉の約1/2)
コンデンスミルク  大さじ2-3杯(お好みで)
レモン 1/2  (冷凍レモンを皮ごと摺りおろすとペクチンも追加できます)

 アボカドの皮と種をとって、果肉をざく切りにしてミキサーのカップに入れる
 牛乳、コンデンスミルク、レモン果汁を加えてスイッチオン
 ペースト状にする そのままでも冷蔵庫で冷やして固めても

 柔らかさはスムジーとアイスクリームの中間くらいです。


アボカドアイスクリーム

以前アボカドアイス(**)で紹介した 有元葉子さんのレシピではコンデンスミルク
のみで作っています。コンデンスミルクは100g中300mgのカルシウムが
あるのでペクチンを凝固できます。牛乳は100ml中110mgのカルシウムを
含んでいます。

* 2021/02/18 カテゴリー カキ 「牛乳果物(かき)プリンを作ってみました」
** 2011/08/07 カテゴリー 熱帯果樹 「アボカドアイスクリーム」



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セーブル チリ産種なし黒ブドウ

2022-05-15 | ブドウ(葡萄)品種 raza
左上から河内晩柑、左下セーブル(ブドウ)、右下ブリーズ(リンゴ)、右上アボカド

この時期は国産果物が少なく(*)、スーパーではなく生協で果物をまとめて
購入しました。唯一の国産果物は河内晩柑です(**)。果汁がたっぷりで、さっぱり
していて、文旦の次に好きなカンキツです。文旦系の自然雑種だそうで
すきな理由がわかりました。

左下のブドウはチリ産のセーブルです。カルフォルニア州で育成され、
2003年に流通が開始しました。古代ペルシャの黒ブドウと現代の緑ブドウを
かけあわせた黒色(セーブル)ブドウです。わずかに細長く、サイズは小から中
(2cm)程度、他のブドウより15%くらい甘いそうです。糖度を測定すると21以上
ありましが、酸味とのバランスが良いのかそれほど甘くは感じませんでした。
皮自体はかなり厚く、歯ごたえがあります。渋みはありませんが、少し酸味が
あります。皮ごとでも良いという意見と皮は出すという意見にわかれました。
南アフリカ→チリ→スペイン・イタリア→ブラジル・ペルーと各国で生産されています。

右下のリンゴはニュジーランド産のブリーズです(***)。それほど甘くはありませんが
美味しくいただきました。

右上はメキシコ産のアボカドです。アボカドは残留農薬の少ない果物で、
料理にも使えるのでよく購入します。アボカドに牛乳、練乳とレモン果汁を
加えてミキサーにかけると美味しいアボカドプリン(****)になります。


* 2021/05/27 カテゴリ 農業周辺情報 「このごろ販売されているくだもの」
** 2011/05/13 カテゴリ カンキツ 「河内といっても熊本です(河内晩柑)」
*** 2020/07/18 カテゴリ リンゴ 「ニュジーランド産リンゴ ブリーズと
  ピンクレディー」
**** 2021/02/18 カテゴリ カキ 「かきプリンを作ってみました」







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お隣の桐の花が咲いています

2022-05-04 | 花木・花壇 jardineria
お隣の桐の花

わたくしは食い意地がはっているので実のなる木ばかりを植えていますが、
お隣では優雅に桐の花が咲いています。五月の青い空に薄紫の桐の花は
ほんとうに清々しい感じがするので大好きです。この桐の木も10年前と
比べると随分元気がなくなってきました。木全体を撮そうと思ったのですが
スカスカになっています。


川原慶賀(1786年 長崎生まれ)キリ 

日経新聞(4/25) 大場秀章 春をことほぐ日本の花々(9) でキリが紹介
されていました。シーボルトは川原慶賀の描いた植物画に詳細な解説を添えた
「フロラ・ヤポニカ」刊行を目指した。スポンサーとなったロシア大公女の名に
ちなみ、キリの学名をパウロニア・インペリアリスとして公女に捧げた。

江戸時代の絵師のなかでもっとも多くの作品が流出したのが川原慶賀で、彼の絵は
ロシアにおよそ千点(サンクト=ペテルブルク ロシア科学アカデミー・コマロフ
植物研究所)、オランダやその他の国に6000点くらい存在しているそうです。川原
慶賀はオランダ人の江戸参府の際には必ず同行し、通訳や交渉なども請け負って
いました。北斎は長崎に行ったことがあるのかなと思っていたのですが、彼を
とおして江戸で西洋絵画にふれ、シーボルトに絵を売ることができたようです(*)。

*北斎になりすました女 葛飾応為伝 檀 乃歩也 講談社 2020年

 
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