充実果樹園生活(つくば展開地ぶどう園)

来て!見て!食べて!! つくば展開地(てんかいち)ぶどう園

今年も8年目の展開地(ハクビシン・アライグマ)返しに頼っています

2023-08-12 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し

展開地返しの四隅の作り方

 

今年は収穫時期の早い「あづましずく」をお盆前に販売できるように

してみました。ハクビシン対策の展開地返しの短い方(かえし)の防風ネットを

交換する予定でしたが、早い時期からあづましずくの着色が始まったので

間に合わず、古いネットをそのまま使っています。ネットも随分弱くなって

来ているので少し心配です。交換時期に書こうと思っていたのが、四隅の

作り方です。冬にネットを交換する予定ですが遅くなりますので説明だけ。

 

四隅にはハンガーをつける空間が必要なので、四隅の防風ネットを細い強い紐で

縫って、紐を締めてギャザーを作ります。ギャザーをそのままスプリングで

ビニペットに取り付けます。

 

夏に防風ネットを取り換えようと思ったのですが、連日の暑さで気力がなくなり時間に

余裕のある冬に変更しました。あづましずくはお盆前に糖度が18くらいまであがり

好評ですが、今年の高温によることが大きいかも。45年までに世界の食糧生産の7割が

熱ストレスによるリスクにより収穫量が著しく落ちるそうです。暑さで農業労働者が

屋外で働けなくなることが主な要因です。主要生産国が大きな影響を受け、食糧の

供給が減り、価格高騰につながるリスクがある。植物が温度に適応できなくなる前に

人間の方が適応できなくなるのかもしれません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

展開地(ハクビシン・アライグマ)返しを現代農業で紹介しました

2022-10-17 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し
現代農業9月号で紹介した展開地(ハクビシン・アライグマ)返し

だいぶ秋らしくなってきました。展開地ぶどう園では
現在シャインマスカットを中心にぶどうを販売中です。

このブログにも度々紹介しておりますハクビシン・アライグマ対策
展開地返しを現代農業9月号で紹介しました。「ブドウのハクビシンよけ、
あの手この手」でハクビシン対策の4例が掲載されています

・防風ネットの「返し」で6年間食害ゼロ(展開地返し)
・主幹と柱に吊るすだけ ブラブラ波板トタン&塩ビ管
・楽落くん+防風ネットで鳥も防ぐ
・網カゴをスッポリと房に被せる



展開地返しの設置方法など

食害無しというのは毎朝ブドウ園に気分よく出かけられます
多くの人がハクビシンとアライグマの食害にあっていることから
このようなコーナーが設けられたのでしょうね。今年の収穫は終了
してしまった方は来年効果のありそうな仕掛けを試してみてください



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

7回目の展開地(ハクビシン&アライグマ)返しをつけました

2022-07-20 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し
展開地(ハクビシン&アライグマ)返しの全体

紫玉も色付き始めましたので、例年通り展開地返しをつけました。
作業としては棚周囲の固定防風ネット(2m)と返し用の防風ネット
(1m)の間にワイヤー製ハンガーいれて空間を作りました。


ハンガーと防風ネットを針金で留める

ダブルクリップでネットが風で吹上られないようにします


四隅

四隅は返し用の防風ネットに強く細い紐を通して、紐を引き絞って
ギャザーをつくり、3本のワイヤーを取り付けられる空間を作りました
いつも狙われるピオーネはまだ着色が始まっていないので、捕獲檻は
設置していません。

流石に7回目ともなるとネットがあちこち囓られて、接ぎあてだらけです。
今年の販売が終了したら、返し用の防風ネットを新品と交換するつもりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

展開地(ハクビシン&アライグマ)返しの出入り口

2022-06-18 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し
ブドウ棚の入口

ブログに展開地返しの出入り口に対する質問がありました。ブドウ棚の
規模がわかりませんので、3例あげてみました。

展開地ぶどう園は40×75メートル(30アール)で正式入口は1箇所です。
これは棚を依頼した業者が取り付けてくれました。防風ネット付き引き戸の
下にレールが有り、大型の機械が通るときにはレールを取り外しできます。


第二の入口

第二の入口は防風ネットの継ぎ目を利用したもので、防虫つまネット
(ファスナー付きネット)横3メートル、縦2.5メートルを6000円くらい
で購入しました。上下を縫って、イボ竹を通して棚に取り付けました。
横はパッカーで留めています


洗濯バサミの入口

これはモモにネットを掛けて、ネットの両端を合わせて洗濯バサミで
細かく留めました。出入りごとに、取ったり付けたりで手間がかかりますが
動物に突破されていません。またイボ竹やパイプにネットの端をパッカー
で留めてもいます。参考になれば良いのですが。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

展開地(ハクビシン&アライグマ)返しを補修

2021-07-29 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し
ハクビシンかアライグマに齧られた棚周囲の防風ネット(2m)

展開地返しを設置してネットをよく見ると、齧られた跡がたくさんありました。
断然ピオーネ付近が多く、シャインマスカット付近は少ない(10:1くらい)。
二つの防風ネットからできていますが、2013年に棚周囲の防風ネットをつけ、
2016年に返しのネットを設置し始めましたので同じネットで5回の夏を越しています。


返しの天井部分(1m)を上から


防風ネットを切って超強力接着剤(水に強い、屋外でも使える)で貼り付けた棚周囲の防風ネット


補修した棚周囲の防風ネット

周囲のネットを集めることが出来る返しの部分の穴はダブルクリップで留めました


ハンガーの付け方(返しの内側から)

細い短い針金で、ハンガーの片方は返し(1m)に、もう片方は棚周囲防風ネット(2m)に
軽くしばり、返しのハンガーの角のネットをダブルクリップで留める

必要な物
2020/08/02 梅雨明け展開地(ハクビシン&アライグマ)返しを設置


返しのなかで食事中のカマキリ







コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

展開地(ハクビシン&アライグマ)返しを撤収

2020-12-10 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し
ハクビシン&アライグマ返しを取り外したブドウ棚

昨年の冬は雪が少なかったのですが、今年は例年くらいの雪が降りそうです。
雪が降る前に、雨よけ用被覆ビニールをはずさなければなりません。周囲に
つけている「ハクビシン&アライグマ返し」を外さないと、ビニールの取り外し
ができません。ネットを上に止めているパッカーを外し、防風ネットと短い
防風ネット(さがり)の間のハンガーを取り外します。


ハンガーとパッカーは来年7月中ころまで倉庫でお休み

ビニールを外すのに邪魔な枝を落として、マイカ線をゆるめて、交換予定の
ビニールは引き抜いて、来年も使用するビニールはアーチの谷にまとめて
覆いをかけておきます。防災ネットもアーチの谷にまとめれば安心です。
雨よけ用のビニール被覆は手間がかかりますが、今年の長梅雨でも被害が
少なく助かりました。

今年もハクビシンやアライグマの被害がありませんでした。防犯灯はヒト用
ですが、こちらも被害はありませんでした。山形県ではクマにシャインマスカットが
食べられたと報道がありました。クマの被害を防ぐのは大変そうですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨あけ、展開地(ハクビシン&アライグマ)返しを設置

2020-08-02 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し
展開地(ハクビシン&アライグマ)返し

8月1日待っていた梅雨が明けました。ビニールの中もかなり水っぽくなって
いたのでホットしています。大げさにノア(の方舟)の気分にもなっていました。

雨の日の合間をみつけて展開地返しを設置しました。以前はハクビシン返しと
していましたが、どうもアライグマも多いようなので対象をアライグマにも広げ
ました。設置と言いましても大げさなことではなく、昨年ハンガーを外した防風ネット
とさがり(1m防風ネット)の間にハンガーをつけただけで、230mで3時間くらいで
終了しました。


使用したハンガーと留め金

昨年まではプラスチック製のハンガーも利用していましたが、経年劣化して
きましたので設置し易いワイヤー製を買い足しました。ネットが風でめくれない
ようにネットをハンガーにピンチで留めました(写真トップ ダブルクリップに変更)。


周囲防風ネットの穴あき部分の補修

小さな穴でも油断すると侵入してきます。


捕獲檻に入っていたカブトムシ

周囲の防風ネットの脇に捕獲用の檻を置いていますが、いれておいたバナナに
引き寄せられたカブトムシを捕獲。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年も展開地(ハクビシン&アライグマ)返しをつけました

2019-08-02 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し
今年は全体に作業がゆっくりですが、手伝ってくださる方もあり
自分が目指す方向に進んでいるような気がします。ブドウがハクビシンの
標的になる前に展開地(ハクビシン&アライグマ)返しを設置することができ
ました。例年の1m防風ネットを出してきて、上部をパッカーで固定して、
周囲のスプリングで固定して下がりを作りました。2mの防風ネットと
1mの防風ネットの間にハンガーで空間をつくりました。写真トップは
長い辺(東側)に設置した展開地返し


短い辺(南側)に設置した展開地返し


防風ネットに第二の入口

防虫つまネット(サンサンネットにファスナー加工 目合1mm)で第二の
入口を作りましたが、このネットがハクビシンを防げるかはまだ不明
です。4mmの防風ネットで侵入に苦労しているようなので、大丈夫
だろうと期待して見守っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みさか白鳳をどうにか確保

2019-07-07 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し
一日目
つい先日掛けたハクビシン対策用のネットの中のモモにかけていた
袋を取りました。果皮は白色ですが手で剥けるくらいになっていて
充分の甘さと柔らかさでした。除袋の時期が遅れたようです。写真
トップは除袋後のみさか白鳳



ハクビシンと思われるネットの齧り跡

2日目
翌日見に行くと、早速ネットが齧られていました。3箇所くらい
齧っていますが、一箇所に攻撃が集中していたら突破されていた
かもしれません。ネットの編み目は4mmなので なかなかハクビシンが
通れる大きさの穴にはならなかったようです。ハクビシン対策に
使用するネットの編み目は小さい方がおすすめです。齧られた穴は
洗濯バサミで挟んでおきました。そのかわりネットを掛けていない
中生のモモが少し被害をうけていました。

3日目
その翌日行ってみると、ネットの外に昨日採って持ち帰るのを
忘れたモモが無傷のまま残っていました。 ハクビシンは現れ
なかったようです。結局味は充分に美味しいので、虫くいやハクビシンの
心配をするより収穫して食べるほうを選択しました。短期間の
ハクビシン対策でした。桃の収穫時期は短期間なので販売する
余裕はありませんが、来年はもう少し実を多くつけて、みんなで
収穫祭のようなものができたらいいなと考えています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハクビシン対策 モモ

2019-07-04 | 展開地(ハクビシン&アライグマ)返し
昨年はどうにも手がまわりませんでしたモモですが、今年はブドウの
粗皮はぎ、剪定枝のチッパー処理等と一緒にモモの摘蕾、摘果、袋掛け
をしてくださる方がありました。せめてその方々と自分の口にはいる分の
モモを確保したいとハクビシン対策をしました。

方法1 以前自宅で使用していたブドウ棚の上から防風ネットを絆いだ
ネットを被せました。ネットは2枚洗濯バサミで留めました。ここが
入口を兼ねています。裾はホースをぐるっと回して、防草シート留めで
留めました(写真トップ)。みさか白鳳(早生)なので防除なしでも
ある程度期待しています。



方法2 以前使用していたターフテントの骨組みをモモの木にかぶせ、
防災ネットの切れ端(3+3)m × 3m を3枚洗濯バサミで留めました
ここが入口を兼ねています。裾の処理は方法1と同様です。



方法3 両端にイボ竹を立て2枚の防災ネットを掛けました。両端は
パッカーで留めました。風の通り道にある木なので切ろうかと思ったの
ですが、実がなっていたので食べてから考えることにしました。

残りのモモの木は中生の品種で、防除もしていないのであまり収穫は
期待できません。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする