中国の品種
中国の雲南農業大学などの国際チームの「野生のブドウを品種改良する
栽培化は約1万1000年前に始まった」とする研究成果が米科学誌サイエンスに
掲載されました(日経新聞 3月12日)。
ユーラシア地域(ポルトガル、スペインから日本まで)を中心に2500の
栽培用ブドウと約1000の野生のブドウのゲノムを解読しました。
現在のイスラエル、レバノンなどの中東地域とジョージア、アルメニアなどの
南コーカサス地域でほぼ同時に栽培化は始まったと推定しました。中東で栽培化
されたブドウは欧州に広がり、南コーカサスからの広がりは限定的だったそうです。
また栽培化はワイン用と食用は同時期だったと推定しています。
ブドウの風味や色、食感など栽培品種に関係する遺伝子も特定したそうです。
これからどのような品種が作りだされるか楽しみですね。