着色が進んできたあづましずく
スーパーであづましずくが販売されていましたので、さっそく
購入しました。顆粒の重さは9-13gくらいで、糖度は17くらい
でした。
あづましずくは福島県農業総合センターで1987年に無核大粒種の
育成に着手し、2001年3月に品種登録されました。4倍体ヒムロッドと
ブラックオリンピアが親の完全無核の黒色個体です。福島県北では無核
大粒種の高尾(*)が栽培されていますが、凍害によるねむり病の発生等
で栽培が難しくなっていました。ジベレリン処理による無核栽培は
開花前後の労力の集中が問題でしたが、無核の品種はその解決策と
なっています。満開から収穫盛りまでの成熟日数は約65日の極早生で、
成熟期は8月上旬~中旬です。
展開地ぶどう園でも労働力や、収穫時期を考慮して、あづましずくを導入
しました。昨年より顆粒が大きいせいか、着色が少し遅れています。紫玉
よりも早く着色しているので、ハクビシンやアライグマに襲われないように
展開地(ハクビシン&アライグマ)返しをつけました。
*2014/09/14 カテゴリー ブドウ(葡萄)品種 「わが葡萄園の原点 高尾」