充実果樹園生活(つくば展開地ぶどう園)

来て!見て!食べて!! つくば展開地(てんかいち)ぶどう園

米国産シードレスブドウ

2010-11-30 | ブドウ(葡萄)品種 raza
国産ブドウはスチューベンやコールマンを残し店舗に並ぶ
頻度が減少しています。最近目につくのは米国産のブドウです。
ジェムシードレス(粒は小さ目、細長い、赤色、写真上)、
オータムキング(粒は1.8cmくらいで大きい、緑色、左側)、
ホリデーシードレス(粒は小さ目、赤色、右側)三種のブドウに
共通しているのは、種なしで皮ごと食べられることです。
米国の生食用ブドウの半分は種なしだそうです。ホリデー
シードレスは少し柔らかで水分がある食感でしたが、
その他は水分が少なくパリパリした食感です。日持ちが
よさそうですが、それほど甘くないのでテーブルに出して
おいたら、いつのまにか売り切れていました。オータム
キングはブドウというよりはリンゴのような食感でリンゴの
皮むきが苦手な人むきのカットフルーツ(!?)のような
感覚で好まれるかもしれません。



日本へブドウを輸出しているのはチリ(65%)と米国(34%)で
すが、両国からはレッドグローブもきています。レッドグローブは
種なしではないのですが、パリパリとした食感や皮ごと食べる食べ方は
似ています。安くて、手間がかからなく、テーブルに出しておけるのは
バナナに似ているので、手軽なフルーツとして広まっていくかな?。
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パラグアイ、ピラポ、佐藤農場 2

2010-11-26 | 訪問農園 huerto
移住当初は桐油の生産を推奨されていましたが、試行錯誤の末、
岩手で経験のあった酪農を選択したそうです。現在は息子さんが
70頭の乳牛を飼い、数百ヘクタールの農地に大豆や、飼料作物を
栽培しています。ご夫婦がともにきずきあげたものを、息子達は
引き継いで農場を経営していました。現在お父さん(夫)は六つの
大きな池で約5000匹魚を養殖しています。パラグアイは平原ですが、
大きくうねっていて高い土地で大豆をつくり、その次に高い土地
で酪農、低い土地は沼地という配置です。私たちは朝食前に池で魚を
釣りました、そしてその魚をさしみにしてご飯と豆腐の味噌汁の
朝食をいただきました。おみやげのわさびが大変役立ちました。


さかなに屑大豆をあたえている佐藤さん

なぜ先輩がおみやげにわさびを指定したか分かりました。パラグアイの
主食は牛肉といわれるくらい、たんぱく源は牛肉なのですが、内陸国の
パラグアイでは魚がめずらしがられているそうです。佐藤さんたちは、
日本語を忘れないために、孫達と一緒にカラオケで日本の歌を歌って
いました。パラグアイの私立の学校は2部制ですので、朝は6時ごろには
スクールバスがまわってきて、孫達をオブリガートの学校へ運んでいます。
ピラポの町には日本語学校もあり、週末にはそこでも勉強しているそうです。
ドイツ系のパラグアイ人や日系のパラグアイ人と友達になりながら、
パラグアイに移住した人たちは、現在も真剣に人生に取り組んでいました。
パラグアイは地理的には地球の裏側ですが、インターネットはつながっていて、
息子さんは日本の酪農関係の情報を収集していました。イグアスの滝近くに
世界有数のイタイプ水力発電所があるので電力の供給量に問題はありません。
中継地のトラブルで停電はよくあることですが、世界とつながっています。
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パラグアイ、ピラポ、佐藤農場 1

2010-11-24 | 訪問農園 huerto
高校時代の夢は、農業技術者として南米の国で働くことでした。
その夢を実現するために農業関係の大学にいったのですが、
研究所に就職をしてしまいました。農業技術者になりましたが、
日本においてです。昨年の今頃定年退職を前に、JICAシニア
ボランティアとしてパラグアイで活躍中の先輩がいらっしゃい
ましたのでパラグアイに行ってきました。先輩はアルゼンチン国境
近くのオブリガートで、ドイツ系パラグアイ人が経営している
巨大な協同組合の牧場において、スペイン語で酪農技術の指導を
していました。最も素晴らしかった事は先輩の紹介で、ともに15歳で
パラグアイのピラポへ移住して、昨年で50年になるご夫婦(佐藤さん)
の農場に宿泊できたことです。オブリガートに近いピラポは日系の方が
多く住んでいて、日本の文化を尊重して生活しています。佐藤さん
家族は、夫、妻、息子二人と娘二人です。すでに3人の子供達は
結婚をしていて、数人の孫達がいます。
(朝日をあびた右が佐藤さんご夫妻の家、左が息子さん家族の家)


大豆とトウモロコシの畑

佐藤さんの子供達は数年間日本に住んだことがあり、現在ひとりは日本
で生活していますが、お母さん(妻)は50年間一度も日本を訪れた
ことがありません。おふたりの出身地は寒さの厳しい岩手県で
あったせいか、パラグアイの気候が気にいっているようでした。
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研修先の収穫祭(王秋)

2010-11-22 | ナシ(梨) pera
この通勤(?)道を毎日自転車で研修先へ通っています。
夏の終わりころだったか毛虫の大群が発生していたりで
「ギョ!!」となったこともありましたが、現在は紅葉と
サザンカの花で美しい通勤路となっています。



王秋ナシ

19日に収穫祭がありました。チョイ役の「劇」と
「王秋ナシの皮むき」に参加しました。1分間でむいた皮の長さを
きそうものです。102cmで4位でした。細くむいて長さを稼ごうと
したので、半分ぐらい皮を残しました。スピードの欠如。
ちなみに一位は170cm、二位150cmで男性でした。


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紅玉から始まった

2010-11-18 | リンゴ(林檎) manzana
右から紅玉、ジョナゴールド、シナノスイート、さんたろう、
きたろう、こうたろう、そして、もりのかがやきがならんでいます。
下表をみれば、200年くらい前にみいだされた米国うまれの紅玉が、
現在でもそのすぐれた形質を未来に伝えていることがわかります。





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棘なし、棘ありナツメ(棗)

2010-11-18 | ナツメ(棗)・ビワ nispola
ナツメ(棗)を収穫しました。2本の木があって、一本は棘があり30gくらいの楕円形、
もう一本は棘がなく10gくらいでした。50gくらいになる品種もあるそうです。
収穫時は黄褐色ですが少し前は淡い緑色でした。食べてみるとちょっとボケた
リンゴのような味です。愛媛出身の方の話では、緑色のときに食べていたそうです。
そのときはもっとパリパリという感じだったのかもしれません。


ナツメと似ている果物にナツメヤシがありますが、実は似ていますが木と
果実の付き方がまるで違います。生食のほかに、中国や韓国では乾燥して
薬用や健康食品(お茶、薬膳)として親しまれているようです。
ということで乾燥させて味わってみたいと思います。

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イチョウから銀杏をとる

2010-11-18 | イチョウ(銀杏) gingko
秋といえば銀杏の季節です。ブログのはじまりは
銀杏からイチョウでしたが、イチョウから銀杏を
とりました。1か月ぐらい前まだ葉は緑でしたが、
銀杏の実が落ち始めました。落ちた実を拾い集めて、
ビニール袋にしばらく詰めておいて外種皮がくさり、
銀杏が離れてくるのを待ちました。
水でよく洗って乾燥しますとできあがりです。


銀杏は胚珠が大きくなったもので、果実ではなく種子
なのです。イチョウの子葉は2枚なのですが、地下子葉型で
子葉は地上にでません。一本の茎がスルスルと瞬く間に
伸びて行きました。イチョウの場合開花までに30年も
かかるそうです。開花までの長さの違いはそれぞれの樹種の
寿命の長さの違いと関係あるそうです。


現在のイチョウです。
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柿の種と渋

2010-11-16 | カキ(柿) caqui
太秋(たいしゅう)は冨有×ⅡiG-16(次郎×興津15号)の実生群
から選抜・育成された品種で、400g程度(大果)で食味の良い
完全甘ガキです。糖度も17%前後あります。肉質がサクサク
している特徴もあります。
カキは種と渋の関係から4種類に分けられます。
①タネの有無にかかわらず甘い品種 (冨有)完全甘ガキ

②タネの有無にかかわらず渋い品種(西条等)
③タネがあれば甘い、なければ渋い品種(西村早生、禅寺丸等)
④タネがあれば甘いがその範囲がせまい品種(刀根早生、平核無等)

または①を揮発性物質非依存グループと②ー④を揮発性物質
依存グループに分けます。なお興津15号は晩御所×花御所です。


わが家の筆柿(写真)は③に相当して、タネがあると
タンニンが不溶性となり「ゴマ」という黒い斑点が果肉に
できますが、タネのない部分は斑点ができず渋いままです。
食べる前のチェックが欠かせません。

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木瓜ジャムを飲む

2010-11-15 | 木の実 almendra, arandanos, avellana,
芯を取り除き小さく刻んでしばらく砂糖をまぶしておきましたが
水分が出てくる気配がないので水を加えて加熱しました。
思ったより硬くはなく煮崩れていきました。味見すると
かなり酸っぱいので、レモンは加えませんでした。
さらに砂糖を加えて煮詰めました。さらに砂糖を加えれば
よかったのかもしれませんが、これ以上砂糖をいれるのには
抵抗があり、まだ酸っぱいまま完成させました。
斉藤茂吉の和歌に「・・・木瓜の実煮たり」とありこれは
生薬なのかな。


果実の酸味は有機酸(リンゴ酸、クエン酸、酒石酸)によりますが、
収穫期が近づくと急激に減少し、呼吸に使われるので貯蔵中に
減少するそうです。収穫後少しおいてからジャムにしたほうが
よかったのかもしれません。咳どめの効果があるそうなので、
風邪をひいたときに紅茶にいれて飲みました。これからしばらく
活躍してくれるかもしれません。
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アケビが呼んでいた

2010-11-13 | グミ・アケビ
階段の踊り場のガラス窓の端に緑の葉がひらひらしているのが
見える。不思議だなとおもいつつ、上がり下がりを繰り返していて
やっと気がつきました。これはアケビのつるが上まで伸びてきている
のではないかと。これまでは地上を這っていたつるが、今年は
雨樋をよじのぼっていました。アケビはちょうど食べ頃で一部は
すでに鳥たちの御馳走になっていました。種が80%という感じですが
[釣りキチ三平]の作者矢口高雄さんによると種もまるごと食べるのが
正しいアケビの食べ方だそうです(ボクの学校は山と川 講談社)。


アケビのそばの駐車スペースに植えておいたサフランもちょうど
見ごろでした。だんだん咲く時期が遅くなるような気がします。
夕方写真を撮ったので、実際より青色が濃く見えます。
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