充実果樹園生活(つくば展開地ぶどう園)

来て!見て!食べて!! つくば展開地(てんかいち)ぶどう園

落葉果樹・常緑果樹・茶業の技術研修生募集中

2023-06-11 | 農業周辺情報

農研機構 果樹茶業研究部門

農研機構は国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構の

コミュニケーションネームです。

 

定年就農するために果樹研究所(当時)の研修生となり、2年間の

研修を経たのちブドウ農家となりました。ここでの研修のおかげで

非農家であったにもかかわらず、現在もブドウ農家を継続しています。

周囲に師匠となる人がいない場合はしっかりとした研修を受けることを

お勧めします。

 

コースは落葉果樹(ナシ、クリ、ウメ、モモなど)と常緑果樹(カンキツ全般)

があります。

 

研修に要する費用は、授業料は無料。ただし、教材費、研修旅行費、食費、宿泊費、

光熱水料等は研修生が負担します(宿舎があります)。

 

推薦入試と一般入試があり、一般入試は筆記試験(必須科目 国語、選択科目 生物または

化学)。受験料は不要です。

 

お問い合わせ先は 果樹研究部門 研究推進部 養成研修課長 です。

 

わたくしの場合は研修先が見つからず、あちこちに問い合わせをしていましたが

すぐ近所に見つかり本当に助かりました。

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この頃販売されているくだもの

2021-05-27 | 農業周辺情報
くだものの流通の現状 落葉果樹(10年前の講義より)

果樹研の研修生時代に卒論がありました。ジベレリン、フルメット処理がブドウの品質
にあたえる影響についてまとめました。その時集めた文献をひくっり返していると
この頃お店で販売されているくだものについて考えていたことを説明している10年前の
講義資料が出てきました。今お店に並んでいる国産果樹は少なく、南半球産のブドウと
リンゴが多くあります。この量は10年前よりもはるかに多くなっています。落葉果樹は
リンゴがまだ冷蔵保存のものが販売されていますが、その他の落葉果樹はビワなど極少量
です。これからモモやブドウが少しずつ増えてきます。


くだものの流通の現状 カンキツ

カンキツは11月から12月の最大ピークがありますが、適正な量の高品質果実を周年
供給することにより納得できる価格の形成、カンキツ産地の維持・活性化をはかる。
この時期は河内晩柑が美味しいですね。


くだものの流通の現状 果樹全体 (果実的野菜とはメロンやスイカ)

カンキツ→輸入果実→果実的野菜→カンキツ以外の果樹 の順に供給ピークがあります。
10年前はそれぞれの供給ピークは棲み分けている傾向がありますが、近年では輸入果実
の量が増加しています。この時期外国産の小さいけれど採りたてのリンゴや皮ごと食べられる
種なしブドウが増加しているのならば、国産のリンゴやブドウを冷蔵で長期保存して販売
しているよりは、収穫期に輸出していく方向に変化した方が良いのかもしれません。
輸入国の嗜好にあった、品質(大きさ)を重視した栽培方法や価格の見直が必要でしょうね。
輸入くだものを購入している一般消費者としては高級でも高価なくだものは買いません。




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2020年農業センサス結果の概要

2020-12-04 | 農業周辺情報
基幹的農業従事者数(個人経営体)の推移

11月27日農水省から2020年2月に実施した農業センサス結果の概要が
発表されました。農業経営体の農業従事者と農産物購入者(日本の食糧は
大丈夫?)の立場から関心がありました。

農業経営体数は減少が続くが、法人化や規模拡大の進展が継続している。
農業経営体数は107万6千経営体、5年前に比べ30万2千経営体が減少した。
法人経営体は3万1千経営体で、5年前に比べて4千経営体が増加している。
大規模経営体が増加し、1経営体当たりの経営耕地面積が3.1ヘクタールに
拡大した。

個人経営体の基幹的農業従事者のうち65歳以上が占める割合は69.8であった。
驚くべきことに、85歳以上が10万人くらいいることである。107万6千経営体
のなかで、販売金額が0から100万以下が52%を占めている。(経営耕地面積が
30a以下かつ)50万円未満が自給的農家と規定されているが、これは低すぎて
100万円程度までが自給的農家にはいるのではないでしょうか。元気な65歳以上の
基幹的農業従事者もいらっしゃると思いますが、65歳以上の経営体は自給的農家と
重なるのではないでしょうか?農産物購入者としては販売農家の詳しい情報を
知りたいと思います。

*グローバルスタンダードの農家の定義は農業所得が収入の半分以上を
占めることだそうですが、それを満たす日本の農家は多くない
2021/01/08追加


垣根の間を自動で走行し、農薬を散布する(日経新聞 2020/11/26)

豊田通商と北海道大学はトヨタ自動車のプリウスの部品を再利用し、農業用の
自動運転ロボットを共同開発したそうです。ワイン用のブドウ農場の下草刈りや
農薬散布の自動化を目指しています。農作業が機械化されれば、規模拡大も
高齢農業者も可能になるかもと期待しています
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農業センサス2020

2020-01-27 | 農業周辺情報
2020農業センサス記入用紙

現在、全国規模で5年毎に日本農業の実態を調査する2020農業センサスが実施されて
います。今日係の方が用紙の回収にみえました。2010年は定年目前で農業経営体では
ありませんでした。2015年は就農していましたがまだ苗を植えたばかりで「販売なし」
でした。今年はどうにか販売金額を記入することができました。販売金額の記述を見ると
10年、15年は15万円未満からスタートしていましたが、20年は50万円未満からスタート
していますし、金額の幅が大きくなっています。関係ありませんが5億円以上は実数を
記入することになっていました。質問事項では10年、15年では所有する農業機械が
ありましたが、今回それはなく、青色申告をしているか?有機農業に取り組んでいるか?
というものでした。

2015年では栽培している果樹(経営体)は、温州みかん、りんご、その他の柑橘、かき、
ぶどう、ももの順でした。

経営体の多い県は長野、和歌山、青森、愛媛、山形、山梨、熊本、静岡、福島、愛知
の順でした。岡山県と茨城県では経営体数はそれほどちがいませんが、知名度では
随分開きがありますね。岡山県の販売果樹園を訪れたとき、全国から注文があるが
茨城からの注文は少ないという話を聞きました。茨城は13位の果物生産県なのでした。

明るい報告結果があると良いのですが






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有機農業研究者会議2016に参加してみました

2016-10-28 | 農業周辺情報
1月に山形で開催された 有機農業実践講座 落葉果樹 に引き続き
有機農業参入促進協議会(NPO法人)が共催する有機農業研究者会議が
10月26-27日つくば市で開催されました。果樹がメインではありま
せんが、施設栽培、土づくり等参考になる話が聞けることを期待して
参加しました。


会議はは3部構成となっていました

・施設栽培に関する研究成果と農家事例
・ポスターセッション
・簡易土壌診断に基づく適正施肥の最前線

農家事例では茨城県と熊本県の施設有機栽培について紹介されました。
熊本県宇城市不知火でトマトを主体に栽培している澤村輝彦さんは
河川敷のカヤ、アシなどの野草を3年かけて堆肥にしています。
「儲けるためには良いものを」、「身体が求めるものを」、「1回
食べてまた食べたくなるものを」目指して栽培しています。

写真トップはポスターセッションで穴肥・超疎植多本仕立・野草帯・
育種による無潅水有機施設栽培を発表したチャルジョウ農場の小川 光
さんが持参したメロンの試食風景です。トルクメニスタンと日本の
メロンを交配して有機農法に適したメロンを育成したそうです。


小川さんの無潅水有機施設栽培の説明図

来年1月16日 有機農業実践講座 落葉果樹 有機栽培はどこまで
可能か は弘前市で開催されます。園地の見学がないのが残念です。




 
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太陽光発電所完成

2016-02-02 | 農業周辺情報
11月の中頃に草刈から開始された太陽光発電所が完成していました。
ちょうどブドウ棚と同じ位の面積に太陽光発電用パネルが設置され
ています。太陽光パネルを設置する場合は2通りあるようです。低い
パネルのみを設置する方式と背の高いパネルの下に農作物を栽培
する方式です(ソーラーシェアリング、アグリソーラー)。Yさんの
畑の隣に完成したのはパネルのみの利用となっています。聞くところ
によると雨除けブドウ棚の2倍以上の建設費用がかかるようです。


草刈開始時


砂利が敷かれました

草刈後の地面の上に黒いシートを敷いてその上に砂利を入れました。
これで草はもうしげることはありません。


電柱が立つ

最終段階で電柱が立って、送電が可能になりました。茨城県の
太陽光発電所は多くなっています(発電量全国4位、発電能力2位)が、
今話題になっているのは筑波山の山腹のメガソーラーの建設が許可
されるかについてです。



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有機農業実践講座 落葉果樹 2016年 で学ぶ その1

2016-01-16 | 農業周辺情報
1月15-16日山形県の天童で開催されました有機農業実践講座 落葉果樹
有機栽培はどこまで可能か(NPO法人有機農業参入促進協議会 主催)の
勉強会に参加してきました。果樹の有機農業実践講座も7回目、落葉果樹
を対象としては3回目の講座になるそうです。研修生時代はいろいろな
研究会を紹介していただけたので情報が入ってきましたが、独立して単独
になると果樹を栽培している人の話が聞きたくなります。写真トップは事例
発表者のパネルディスカッションの様子です。司会は柑橘を栽培している
鶴田志郎 副代表理事。パネリスト右から3番目の遠藤五一さんは「山形県
高畠町における減農薬ブドウ栽培」の事例を報告されましたが、鉄腕ダッシュ
では男米の品質向上の助言者としてテレビに出演していました。


基調講演の開始スライド

植物共生科学の視点から有用微生物の機能を自然からの恩恵として最大限
に活用し、減農薬や減化学肥料を合理的に可能にするための技術開発や
病害防除などのプロジェクトの携わっている農研機構・北海道農業研究
センターの池田成志氏の基調講演がありました。


有用微生物を活用した持続的農業技術の開発

作物と微生物の関係に影響を与える環境要因として光に注目している
のは新しい視点でした。

モモ、リンゴ、カキ、ブドウ、サクランボ等についての事例紹介が6名
からありました。その後パネルディスカッションでは、フロアからの
質問に答えると同時にパネリストからフロアの人にも質問が出たり話し合う
ことが好きな参加者達でした。



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近所の耕作放棄地は太陽光発電所へ

2015-12-03 | 農業周辺情報
お隣のYさんの畑の道路を挟んだ隣の草地は、わたくしが葡萄園を
始めたころより耕作されたことはなくキジの領分となっていました。
2週間くらい前から草刈が開始されました。草丈は大人の身長より
高く、手強い感じでしたが強力な草刈機が持ち込まれていました。


強力草刈機

草地と林の間の篠竹もバリバリと刈り取って行きます。1日で平坦な
地面になっていました。耕作放棄地を畑に戻すのは簡単なようですが
畑に戻しても維持していけないのが問題です。ここは畑にはもどり
ません。ローラーがかけられました。この土地は太陽光パネルが設置
されるそうです。太陽光発電の拡大にブレーキがかかっているらしい
のですが、この付近ではまだまだ増えているような感じがします。

11月27日に農林水産省が農林業センサス(概数値)を発表しました。
今年2月に実施された結果です。農業にたずさわる人は209万人、平均
年齢は66.3歳、65歳以上が64%を占めています。ちょうどわたくしの
位置です。農業は従事者の平均年齢が最も高い職業になっているのでは
ないでしょうか。農業従事者の高齢化に伴って耕作放棄地も増えて
います。全国では42万ヘクタールで富山県の面積と同じ広さに、茨城県は
2万3816ヘクタール に、霞ヶ浦の湖面積とおなじくらい?

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2015年農林業センサス 農林業経営体調査

2015-02-02 | 農業周辺情報
農林業センサスとはわが国農林業の生産構造や就業構造などの実態を
明らかにすることを目的に、5年に一度実施している農林業に関する
最も基本的な統計調査です。2月1日現在を調査するものでわが家にも
調査員の方が見えました。家族経営の場合は家族構成を記入します。
労働力、生産、販売などを記入します。果樹類では温州みかん、その他
かんきつ、りんご、ぶどう、日本なし、西洋なし、もも、おうとう、びわ、
かき、くり、うめ、すもも、キウイフルーツ、パイナップル、その他の果樹、
の項目がありました。


調査員さんのブルーベリー畑

ブドウ畑と住居がはなれていますので、住居周辺の農家の方とは交流が
なく調査員さんとは初対面でした。調査員さんは近くの立派なハウスの
持ち主で花を栽培している方でした。近所にブルーベリーを千本くらい
植えているという話を聞いて、早速見学してきました。手が回らない
ので人を頼んで3/5くらいは収穫するが、残りは鳥が食べるということ
でした。花や実のある時にも行ってみます。
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果樹研究所が「研究成果普及サポーター制度」を開設

2014-10-17 | 農業周辺情報
1902年(明治32年)からの歴史を持つ農研機構果樹研究所では、わが国の
果樹農業の振興に向けて、カンキツ、リンゴ、ブドウなど主要な果樹を対象に
品種改良、栽培・流通技術、病害虫防除等に関する幅広い試験研究を進め、
リンゴの「ふじ」、ナシの「幸水」、ブドウの「シャインマスカット」など多くの
研究成果をあげてきています。

果樹研究所では2014年10月から全国の生産者、生産者団体等の方々に
果樹研究所が開発した新品種・新技術に関する情報をインターネットを
通じて迅速に届ける「研究成果普及サポーター制度」を開設しました。

サポーターに登録すると
果樹研究所が
・育成した新品種に関する情報およびその品種登録出願等に関する情報
・開発した新技術に関する情報
・主催する研究成果の普及に係わる行事の案内
・研究成果の普及に関わる情報
を電子メールにより提供されます。

サポーターに登録するには
農研機構果樹研究所の公式ホームページのトップページにある「研究成果
普及サポーター制度」をクリックして、氏名、住所、電話番号、メールアドレスを
入力します。

登録は無料、年会費もありません。
果樹生産者でなくとも、果樹研究所の研究成果に関心がある方や研究成果の
利活用を考えている方であれば、だれでも登録できます。


みのり多かった安芸津でのブドウ研修
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