バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

それは多分清潔なんだ

2015年02月16日 | Weblog
昨日テレビのチャンネルをザッピングしていたら、午前中は「クレイマークレイマー」午後には「ミセス・ダウト」をなんとなく見ることとなってしまった。どちらも古い映画で、以前に見ていたはずだったが、ほとんど忘れていて新鮮に観ることができた。どちらも家族・親子・夫婦がテーマの映画で、気持ちが穏やかになるものだった。
「クレイマークレイマー」は、父親がフレンチトーストを作るところがとてもボクの中では印象的で、そこ?!と突っ込まれそうだがそこしか覚えていなかったと言ってもいい。36年も前の映画だけれど何一つ古びたものはなく、タイトルどおりの不毛な裁判には映画だとわかっていても気をもんだ。そして時代は変わっても人の気持ちにはまったく変わりがないもんだなぁーとぼんやり思った。
そして何よりも思ったことは、生活をするということ、日々を丁寧に重ねることの大切さみたいなものが胸に迫ってしかたなかった。最初真っ黒けになったフレンチトーストは、映画のラスト父と子で手際よく作られる。そういうことなんだな。裁判で不毛なことをしつつも、生活では小さな石を一つずつ積み上げていったのだ。
「ミセス・ダウト」では、家政婦に化けたパパがこれまた懸命に生活を築き上げていく。どちらの映画もいいなぁーと思ったのは、その積み重ねる生活だった。観終わったあとに残ったものは、うーんそれなりにちゃんと生活しようみたいなこと。
どちらの映画も、その流れている空気感がとても良かった。人として正しいこと、間違っていることの区別がとてもしっくりきたのだ。この頃実にいろんな場面で「バースくんが間違っていますか?」ということに出くわすことが多くて、本当に凹んでしまうのだけれど、この映画たちにはその違和感が何一つなかった。それは古い映画だったから?いやいやそれは違うだろう。
それは多分「清潔」だったということ。登場人物が人間として素直で清潔だったのだ。丁寧に素直に懸命にやっていくという清潔さがよかっんだ。さあ月曜日、今日も元気に出発進行!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取