バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

そっち?!

2015年02月25日 | Weblog
伯父が電話をくれる。こちらの様子伺いと自分の近況など細々と。自らペースメーカーを入れている身でありながら、妻と姉の二人の介護をしている。老々介護も極まれりといった状況なのだが、ボクのことを気にかけてくれる。
話の最初は運転免許の更新のことだった。御歳83になる伯父に「そろそろ免許を返納して頂きましたら…」という打診があったという。まあ常識的な打診ではあるけれど、妻の通院、買い物などのことがあるので返してしまうと即座に生活に支障をきたすということを懇懇と説明をし、やっと更新をしたという。その話のそばから「もうあかんで、2階には上がらんことにした。危ないからな」ともいう。ふむ83歳の運動能力と反射能力はボクには少々理解しがたい。
で、なんといっても話のメインは、初孫の女の子のことだった。
「この前な○○ちゃんが、おじいちゃんに会ってもらい人がおるねん言うから、軽い気持ちで連れてきたらええと言うたんや。そしたらすぐに彼氏を連れて遊びに来たわ」と言うので「わーっ!!もうそんなお年頃に」と返事すると「それがな実際二人でやってきたらな、おじちゃんものすごいショックを受けてしもたんや」と言うではないか。「うれしい、おめでたいことやのに」というと「あかん!なんやものすごう寂しくなってしもた。歳とったなぁー思ってなぁー」と情けない声を出すのだ。えーーっ、そっち?!うれしいんじゃなく、寂しい…。「考えてみ、おじちゃんもう83やで、自分が83。初孫の結婚って…」と消え入りそうな声。
さらに聞くと、それからすぐにその女孫の弟が泊まりに来て自分と二人で晩酌をしてご飯を食べたという。これまた晩酌する孫に自分の年齢を顧みて、帰っていったあとに凹んだらしい。
歳を重ねるということは、自分がその歳にならなければわからないことだらけだとしみじみ思った。今の歳のバースくんにすれば、女の子の孫の結婚、男の子の孫と晩酌、こんなめでたい話はないのだけれど鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取