バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

本質を問われる

2011年03月30日 | Weblog
昨日の天野祐吉さんのコラムに「CMは生活や商品についてのニュースなんだ」「少しくらい不便になっても、生活の<質>を大切にするような世の中になるための気分を、空気をつくり出していくのが、これからのCMの仕事だろう」とあった。更に今のままでは「CMはもう金もうけしか考えない連中のタワゴトとして、世の中からソッポを向かれていくに違いない」とも。
おっしゃるとおり!!まだまだACが数多く流れているのは、様子見をしているスポンサーが多いからだ。様子見ならまだいいけれど、このままとりあえずCMを打ち切るスポンサーも続出だ。CMの本質を忘れたスポンサーさんが多いのが現実。
まあ我が社長のように「損得より先に善意」「お客様に有利な商売」を掲げていると、なかなか大変なのもこれまた現実ではあるけれど…
「そもそもの広告の本質を過たず、面白くて楽しいものを!!これはなかなかに難題だけれど、これをやっぱり大きく掲げてやっていくのが、今ボクのなすべきことだろう」と大上段に構えています。スポンサーの皆様も、今一度コマーシャルメッセージは、商品のニュースであるという本質を思い出していただきたいと思いますバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族である」と確信しています鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム 

本番

2011年03月30日 | Weblog
オーケストラの指揮者は、実に個性豊かだ。同じ曲なのにタクトを振るその人の楽譜の解釈で、楽曲の顔は見事に変わる。数少ないボク自身の経験から言っても、何もかも信頼して付いていけるマエストロ、前にいくと緊張させられてしまうマエストロ、??ばかりが頭の中を占領してしまうマエストロ、様々なタイプがおられた。
テレビで若き女性指揮者、三ツ橋敬子さんのドキュメントを見た。リハーサル風景をカメラが追いかける。普通ここで指揮者は自分の楽曲の解釈を、説明なり指示出しをして曲を仕上げていく。高飛車になる人、ソフトな口調で語りかける人、いろいろなタイプの指揮者がいるが、彼女は腰の低い、メンバーの意見を聞く人だった。「おーい、大丈夫か?」とさえ思える謙虚さは、オケのメンバーを引っ張っていくだけの技量があるのか、大変失礼ながら疑わしかった。
ところがだ。本番がスタートすると、小柄な彼女は大変身をするのだ。オケの音を集約し操り、彼女色の楽曲に見事に導いていく。渾身のタクトは泣き、笑い、勇気を出して大団円を迎える。素晴らしい指揮であることが、短い映像でも十分に伝わってきた。本番のダイナミックさは、結局リハーサルの謙虚さと日々の研鑽の上にあるものだった。
本番に出来る人といえば、昨夜のサッカーのカズもそうだった。ドラマチックなまでの彼のゴールの裏にも、気の遠くなるような日々の精進があるのだろう。
本番に強い人は、日々の暮らしを懸命に生きる人だと再認識した。そしてまた、日々の生活はすべて本番以外のなにものでもないということもバースくんは「日本人はかしこくて辛抱強い民族である」と確信しています鳥取のイベント情報サイト ジャングルズーム