孤帆の遠影碧空に尽き

年に3回ほどアジアの国を中心に旅行、それが時間の流れに刻む印となっています。そんな私の思うこといろいろ。

インドネシア・バリ島 露天風呂温泉案内 定番と穴場

2018-11-09 23:28:37 | 東南アジア
現在、インドネシア・バリ島を旅行中です。
島の中心部に位置する「芸術・工芸の街」ウブドに宿泊しながら、郊外の田園風景の中のトレッキング(散策 ジャランジャラン)を中心に、島のあちこちを観光しています。

今年も噴火して話題になったアグン山、巨大カルデラを形成するバトゥール山など、他のインドネシアの島々同様に火山の多いバリ島ですから、地質的には温泉も豊富なはずです。

ただ、インドネシアの人々は日本人ほどお風呂好きではないのか(熱帯ですから水浴び・沐浴は好きです)、温泉はそんなには多くありません。

それでも、火山の島ですから、ところどころに温泉もあることはあります。

【定番バトゥール湖畔温泉】

二日目の世界遺産キンタマーニ観光の際に訪れたバトゥール山のカルデラ湖の湖畔にある温泉は、バリ島では代表的な温泉リゾートです。(画像下部の水面がプール、並んだデッキチェアを挟んで、中央部の水面はバトゥール湖)

地方政府の運営する温泉施設と、民間のものが並んでいますが、私が利用したのは前者。
客はほとんどが外国人観光客で、そんなに多くありません。(最初のうちは、私以外には2、3人のみ)

もうひとつの民間の方は現地の客で賑わっているようです。価格は民間の方が倍ぐらい高いとのことですが、いろいろ楽しめる設備が充実していて人気があるとか。

湖畔に面した大きなプールは、ほぼ水です。多少は温泉を使って温水プールにしているのかもしれませんが、ガイド氏の説明でも「水です」ということで、実際に足を少しつけても“水”でした。

たださえ高度があって涼しいエリアですから、そんな“水”に用はありません。(ヨーロピアンのなかにはワシワシ泳いでいる人もいましたが)

いわゆる温泉は奥の小さな二つ。右はかなりぬるくて、日本人的にはバツです。
左も日本基準ではかなりぬるめではありますが、右よりはましでしょう。

硫黄の臭いなどはまったくないしない泉質のようです。

ただ、ぬるいので、お湯からでると寒く、やはり日本人的には「・・・・」といった感じ。

2007年にスマトラのシバヤッ山から下山して入浴した温泉も非常にぬるく、強烈な硫黄の臭いもあって、ホテルに戻る頃には体調が悪くなりました。(「スマトラ・・・火山に登り、温泉も ブラスタギ」

タオルは貸してもらえ、ドリンクが1杯無料でついて、日本円で千円を超えるような料金だったと思います。

【穴場のローカル温泉】
上記はバリの温泉としては代表的な定番温泉ですが、ローカルな温泉もあるようです。

今日、世界遺産ジャデルウィのライステラス散策のあとで訪れた「アイル・パナス・ブルラン」も、そんなローカル温泉のひとつです。

【地球の歩き方】では、バトゥカル寺院から車で15分ほどとありますが、道が悪く(現在、整備中)、もっとかかったようにも。

ローカルな温泉ですが、小川沿い(この小川があまりきれいではないのが難点)にあって、ライステラスを眺める露天風呂です。

広い方の浴槽よりは、脇にある小さな浴槽の方が温度が高く、こちらなら日本のぬるめの温泉と同程度でしょうか。

泉質は、鉄分を含んだような色合いで、(飲んではいませんが)打たせ湯をかぶった際の感じでは、強い味・刺激があるようにも。

なお、広い方の浴槽は底が階段状になっており、濁った泉質で底が見えないため、私は足を滑らせ頭からお湯に突っ込んでしまうという醜態も。

バトゥールに比べたら遥かに小規模ですが、お湯の温度もそこそこで、なにより客も少なく、のんびりお湯につかれる「穴場スポット」でした。

料金は忘れましたが、かなり安い日本円で200円程度だったようにも思います。
一応、着替え室もあります。

コメント
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