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「公共性を問う」宮入興一

2024-01-07 | 都市計画・まちづくり

宮入興一氏の思いで

2023年末に宮入興一氏が亡くなられた。最初に氏を知ったのは、随分昔で市役所の職員資料室で、題名は忘れたが何とかのまちづくりで、短い文章であったが感銘しコピーした。その後、氏が長崎大学を定年で愛知大学に見えた。東海自治体問題研究所の役員をしていた頃、多忙な方であったが時々ご一緒した。平成の大合併の時、岐阜の町村の調査に一泊で同行させてもらった。メモを見ずにするどい質問をされていたのが、印象に残る。数年前に豊橋駅で、ひかりを待っている時に偶然お会いした。ジパングをよく使う、と言ってみえた。2022年の愛知県議補選では、奥さんの了解で氏の家の駐車場を借りた思い出がある。

 氏は財政や公共政策、災害論が専門である。「東三河くらしと自治研究所」の代表を務めていた。19年にはユニチカへの売却の住民訴訟で原告団長を務め、名古屋高裁で市長に20億円の支払いを命じる画期的な逆転判決を受けた。早速氏に祝福と感謝のメールを送った。最近は豊橋の新アリーナ建設の問題点に取り組まれていた。昨年には生涯の研究テーマである「諫早湾干拓事業の公共性を問う」ブックレットを出された。大学院時代の先生のFBで訃報を突然知った。諫早湾のブックレットと新アリーナ建設への意見書を早く読み終え、公共性について感想を書こうと思う。

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