豊田の生活アメニティ

都市デザイン、街歩き・旅行、くらし

改善するバセコ地区2

2013-03-18 | traveling, town walking

 <にんにくの皮を剥く女性、1日で100P程>
 フィリッピンには車から降りて歩けないスラムがまだあります。多くの政府、NGO、団体、住民組織が住宅とその環境の改善に取り組んでいます。ここで何ができるか、何が求められているか、早く判断して何かしたいと思います。この地区では地元住民が貯蓄、トイレ設置、排水溝整備、バックの製造、野菜の栽培など少しずつ取組、成果と希望が見えつつあります。

<家庭雑排水が垂れ流し>

<排水管の工事中>
政府の取組とバランガイの活動も、今度は見たいと思いました。東北とフィリッピンは毎年行こうと考えています。
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改善するバセコ地区

2013-03-18 | traveling, town walking

 フィリッピン、特にメトロマニラでは土地、住宅を所有せず、戦争の爪痕、政治の貧困、災害などを背景に、都市住民がスラムを形成している所が多くあります。バセコ地区もその一つで、土地所有は港湾局にあります。場所はイントラスムスという16世紀にスペインによって造られた、古い歴史地区に隣接しています。住民の不法居住(squatter)で形成されたスラムに、外部から様々なNGOや政府組織が関わり、居住の改善がされ、時には停滞、挫折しています。

 この地区では大火災もあったり、追い出しがあったりしましたが、大統領布告により居住が認められ、いくつかの事業が取り組まれている成功例ともいえます。主な住民支援組織にGK(Gawad Kalingaタガログ語で手助けする意味)とUPAがあります。経過と相互の関連性については、木場紗綾(2010)「スラムの住民運動と外部者」論文で詳細に書かれています。写真1は整備が遅れている地区です。写真2は改善が進む地区です。最後の写真は海岸近くのごみ捨て場からビニールなど拾う人々です。

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