豊田の生活アメニティ

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官製ワーキングプア

2010-02-08 | 市民生活・企業都市
 NHKで報道してからワーキングプアが大きな問題となりました。ワーキングプアとは概ね、フルタイムで働いても生活保護者の受給額より賃金が安い人を指します。「いざなぎ超え」と言われていた時代にも企業の利益は増えても、賃金、可処分所得は減っていました。特に、労働者派遣法の改悪が99年に行われ、さらに04年から製造業にも適用されました。そして、08年の世界経済危機で派遣切りが行われ、年越し派遣村も開かれました。ワーキングプアは民間労働者だけでなく、公務員の職場にも表れてきました。派遣切りでハローワークへ行ったら、相談者に応じた職員も非正規の人が多くいるわけです。自治体でも定数削減や民営化で、任期付公務員、偽装請負、指定管理者、再任用、臨時職員など様々な人が働いています。最賃制、同一労働同一賃金の原則はもちろん、労働基本権や公務と市民サービスのありかたなど検討する必要があります。(写真は岡崎の子ども美術館内)
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