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建築学会東海支部研究会

2008-02-17 | 都市計画・まちづくり
大同工業大学で研究発表会があり、17日の都市計画部門を聞きに行きました。以下、関心のあるテーマの感想を述べます。
 景観と安全性の景観形成地区の課題(豊橋技科大、谷口ほか)
郡上八幡、伊賀市、犬山市、古川町を事例に、カラー舗装や、道路拡幅、電線地中化、看板など整備の現状を調査している。事例の違いや整備の課題と計画策定との関係を今後明確にされると良い。
 景観法に基づく景観計画(名工大、小田ほか)
 景観計画法が施行し、先行して50市が計画をまとめた。その制限内容を全て調査し、一覧にしている。しかし、結果のみの一覧であり、都市の特性との関係、計画プロセスへの住民参加などの分析がなく、具体的な都市の個別評価も今後必要である。
 歴史的市街地における路地空間を保全するローカルルール(三重大、丸登ほか)
 路地は2.7m以下としているが、建築基準法では新築・増築では、中心から2m後退せざるをえない。これを回避しなければ路地は担保されないがどうするのか、この点に触れて欲しい。町並み環境整備事業とは何か、制度事態に問題があると思われる。
 新しい住宅地の町並み景観のデザインに関する研究(中部大、久野)
 瀬戸市の新しい団地を事例として、南入りと、北入りの住宅地の違いがわかった。この団地は1宅地が250㎡と大きいので、一般性が無い。佐藤圭二さんの「囲みの理論」展開から、平面、立面、天空の囲み3要素であるが、敷地規模を考慮にすべきである。イギリスの開発行為におけるデザインコードは日本にも適用できる。
コメント
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