志賀原発の判決の日記のところに、電気猫さんがTBを送ってくださっているように、六ケ所の再処理工場の実質的な操業ともいえる最終的な試運転(アクティブ試験)が、先日ついに始まってしまった。使用済み燃料の切断、溶解作業が始まり、大気中への放射性物質の放出も始まった。
再処理工場は通常の原発約1年分の放射性物質を1日で放出するという。そして、毎年長崎型原爆1000発分のプルトニウムが取り出されるという。今でも、すでに日本にはフランスから戻ってきたプルトニウムが40万トンもあって、高速増殖炉「もんじゅ」が止まっている状況下で、プルサーマル以外使い道がない。
しかし、プルサーマルは通常の原子炉でプルトニウムを燃やすので、もちろん危険性が高まるため、これまで地元の反対で計画が延び延びになってきた。最近受け入れがニュースになってはいるけど、まだ計画段階だから、ますますプルトニウムがたまることになる。
高速増殖炉は先進国のほとんどが撤退しているはず。再処理工場だって、動いているのはフランスだけじゃないかと思う(核兵器のためのプルトニウム製造工場は核保有国には当然存在するだろうけど)。世界の趨勢は核燃料サイクルからは撤退しているのに、何で日本はこんな危険なエネルギー開発に固執するのか。
電気猫さんは青森県産品の不買運動を提唱しておられるが、実は私はずっと以前から、三陸のおいしい海産物を近所の友人たちと一緒に共同購入している。海が汚染されれば、生体濃縮もあるし、三陸の海産物が安心して食べられなくなってしまう。でも、彼の地で一生懸命反対運動をされてきた農民や漁民の方のことを思うと、農水産物の不買運動にはためらいの念が強い。大体隣の岩手県は県を挙げて反対していたはずなのに。
どんな立場で考えても、今、再処理工場を動かす意味はない。
再処理工場は通常の原発約1年分の放射性物質を1日で放出するという。そして、毎年長崎型原爆1000発分のプルトニウムが取り出されるという。今でも、すでに日本にはフランスから戻ってきたプルトニウムが40万トンもあって、高速増殖炉「もんじゅ」が止まっている状況下で、プルサーマル以外使い道がない。
しかし、プルサーマルは通常の原子炉でプルトニウムを燃やすので、もちろん危険性が高まるため、これまで地元の反対で計画が延び延びになってきた。最近受け入れがニュースになってはいるけど、まだ計画段階だから、ますますプルトニウムがたまることになる。
高速増殖炉は先進国のほとんどが撤退しているはず。再処理工場だって、動いているのはフランスだけじゃないかと思う(核兵器のためのプルトニウム製造工場は核保有国には当然存在するだろうけど)。世界の趨勢は核燃料サイクルからは撤退しているのに、何で日本はこんな危険なエネルギー開発に固執するのか。
電気猫さんは青森県産品の不買運動を提唱しておられるが、実は私はずっと以前から、三陸のおいしい海産物を近所の友人たちと一緒に共同購入している。海が汚染されれば、生体濃縮もあるし、三陸の海産物が安心して食べられなくなってしまう。でも、彼の地で一生懸命反対運動をされてきた農民や漁民の方のことを思うと、農水産物の不買運動にはためらいの念が強い。大体隣の岩手県は県を挙げて反対していたはずなのに。
どんな立場で考えても、今、再処理工場を動かす意味はない。
書いたのですが意外に反響が大きく、自分でも少々驚いています。
当然不買で即なにかが変わるとも思えないし、地元の方を苦しめるだけかもしれませんが、
なんらかの意思表示(それも一定の圧力を伴った)がないと、全てがなし崩しにされてしまうように思います。
だれもが傷つかない実効性のある反対方法があればいいのですが、私の頭ではこの程度です。
でも、Web上で誰かが投げ掛けた波紋に別の波が交わり、新たな波を起しそれがやがて大きなウネリになったらすごい力になるかもしれません。
まだまだ希望は捨てずに持ち続けたいです。
農水産物対象の不買運動は、結局のところ、一番一生懸命反対運動をされている方々を苦しめることになるような気がするのです。どちらにしても、事故等が起これば風評被害で大きな打撃を受けてしまう人たちです。
電気料金の不払いをしても、結局電気を止められて困るだけですし。
本当に実効性のある反対方法があればいいのですが、今ここでできることとしては、とにかく話題にすることしか思いつきませんが、ブログのトレンドランキングに載るぐらい話題になれば、少しは違うかもしれません。
およびウェブサイトのネットワークに参加しませんか?
●STOP!再処理ネットワーキング http://blog.livedoor.jp/stop_saishori/
再処理を止めさせるには、再処理工場の実状をいかに早く多くの人に伝えられるかどうかが
勝負の分かれ目だと思っています。だからこういうリンクセンターがあれば、ブログの垣根を越えて
効率的に多くの人に情報を伝えられます。興味があれば是非覗いてみてください。
トラバさせてもらいました。
青森県、六ケ所村が「原子力燃料サイクル施設の立地への強力に関する基本協定」を結んだのは1985年です。
例えば91年には「青森国際ウランフォーラム」が開かれて、それこそホピ族の今は亡きトーマス・バニヤッカさんもいらして、メッセージを寄せています。
もともとこうした問題に関心を寄せて反対してきた者どうしでリンクしあっても、やや空しい気持ちもあります。
今までエネルギー政策に何の疑問も持たなかった人たちに、どうしたら届くのかと思います。まして再処理工場は、原発推進派の中にも疑問を持つ人は多々いると思うのですが。
不買というより、リンク先の美浜の会のところにあるように、「青森産や岩手産の食品の安全を守ってほしい」という切なる消費者の声を、生協やスーパーなどを通じて、たくさん寄せるということでしょうか。